お代はラヴでけっこう

【ダークソウル】フリーデの真の正体「エルフリーデ」について

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この記事にはダークソウルに関する重大なネタバレが存在します

 さて、前回の記事ではヴィルヘルム君が真の騎士であったという話をさせてもらったわけなんやけど、今回はその続きとしてヴィル君の主であるフリーデはんの話に移らさせてもらうで~~。

 ちなみに、こっからはだいぶ妄想力高めにして考察していくでwwww

「亡者の王」とは何なのか

 さて、ここからはフリーデはんについての掘り下げを深めていくコーナーなんやけど、その前にまずは亡者の王についての話からしていくで。

 亡者の王となる条件は二つある。
まず「火のない灰」であることと、そして「火のない灰でありながら亡者であること」を選んだものだけが亡者の王になれるんや。

 プレイヤーが亡者の王に選ばれた経緯についてみんな疑問に思うことって「え、ちょっと適当すぎへん?」ってのがあると思う。

 プレイヤーがたまたまヨエルに出会ってその口車に乗り、身体に暗い穴を穿たれることで亡者の王の道を歩んでいくわけや。
暗い穴が5つになれば亡者の王となり、アンリとのイベントをこなせば「火の簒奪者」足り得る資格を得るわけやけど、このイベントは時限式でストーリー進めすぎるとなくなっちゃうし、別にこれロンドールの総意で選ばれたんやなくて、ヨエルが「この人なんかちょろくて良さげでヤンス」ってユリアに報告したから「ほな、この人にしてみよか」ってなったわけなんや。

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 プレイヤーはあくまでヨエルが見込んだだけ

 なんつーかほんまに適当すぎへんか。ヨエルもロンドールの中で大した地位があるように全然思われへんやん。

 なんかよーわからんうちに死んどるし、その他大勢の巡礼者と同じ格好やしな。
ちなみにプレイヤーに無視されたヨエルはんはそのまま不死街で野垂れ死にすることになるんで、残念ながら彼が生き残るルートはないんや。

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ヨエルに話さないままストーリーを進めるとその場で死亡してしまう

 そんな下っ端感溢れるヨエルが見初めたからって、いきなり亡者の王?って感じやあらへんか。

 これは多分ロンドールからしたら焦る事情があったからこうなったんや。要はほんまは亡者の王になるのはフリーデはんの予定やったんや。

ロンドールが「亡者の王」を求めた理由

 ロンドール黒教会の創始者にして三姉妹の長女であり卓越した剣技を持った火のない灰……。これこそ、まさに亡者の王にぴったりはんやないかい。
よもやよもや、まさか鐘の音に誘われて絵画世界に赴いたフリーデはんが何をとち狂ったんか「亡者の王やめる!ここを故郷にする!」なんて言い出すとか想像せーへんかったやろ。そりゃユリア達からしたら、たまったもんやあらへんやんけ。

 ロンドールには焦る理由があった。
間も無く火が陰り、火のない灰が薪の王が討伐しようとワララワとよみがえっとる。
 誰かが先に火を継いでもうたらロンドールの計画はおじゃんや。
そのせいでプレイヤーに限らず色んな人に声かけまくってたってのがほんまなんやろね。
亡者の王となるには火のない灰の必要があるから、他のロンドール勢には資格がなかったんや。

 よくプレイヤーからは1と2のイメージから、火がついている状態を「生者」、火がない状態を「亡者」って呼ぶ人が多いけど、3においては実は全く違う設定なんや。
正確には火で燻っているときは生者やなくて「薪の王」状態って言うんや。
つまり「火を宿すことで薪の王と同等の力を得られるのが火のない灰の特性」なんやね。

 火のある状態、つまり過去作でいう「生者」のときが「薪の王」で、火のない状態、つまり過去作でいう「亡者」のときが「生者」って呼ばれていてるんやけど、そこで暗い穴をあけることで、そこから更に「亡者」という特性を追加できるんや。
だから、暗い穴を穿たれているときに火を宿すと「薪の王」であり「亡者」であるんやで。………ついてきてるか?

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「生者」と「亡者」の定義は過去作と全く異なっている

 火のない灰であり、薪の王としての力を得ており、その上で亡者を選ぶからこそ、火を簒奪して王になれる資格を得られるんや。だから、ただの亡者であるユリアたちではフリーデの代わりにはなれんかったんや。

 火のない灰がこれまでの亡者とは違うっていうことは、ダークソウル3の発売前インタビューで宮崎氏の口から語られたことでもあるんや

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 だからユリアはプレイヤーが「亡者の王」でないときはフリーデはんを「その女」呼ばわりしてるんや。口癖ぶりからめちゃくちゃ怒ってるわけやなさそうやけど、まだ王も見つけられてない中で余裕もなかったんやろな。

fvasfcasのコピー

 ところが、プレイヤーが「亡者の王」のときは「私の姉」「我が姉」呼び方が変化するんや。
フリーデはんの代わりがようやく見つかって安堵して余裕が出来たんやろ、よかったね。

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真の亡者の王「エルフリーデ」

 もう一つフリーデが亡者の王だったのではないかということに、名前のことがあるんや。

 元々フリーデはんはエルフリーデと呼ばれていたんや。
やけど、絵画世界ではただのフリーデとしか名乗らんのや。

 これなんでかなと思ってたんやけど、「エル(el)」っていうのはセム語系において「神」を意味するんや。

 エール・エルヨーンとかエルヒムとかキリスト教の唯一神であるヤハウェの別名やし、ミカエルとかガブリエルとか、みんながよく知る天使はエルがついてるやろ。
これはここから来てるんや。

 エルフリーデは神のフリーデ。すなわち亡者の王となって神を簒奪する。ひいては神として成り代わることを象徴する名前やったんや。

 だけどフリーデは絵画世界に来たことでこれを諦めてもうた。神ではないフリーデ……。ただのフリーデになったんや。

 そう考えたら普段は「フリーデ様」と呼んでいたヴィル君が今際の際に「エルフリーデ様」と呟いて死んでいくのも趣深いものがあるやんけ。
死ぬ間際に強く神々しかったエルフリーデの勇姿を思い浮かべて死んでいったんやろ……。

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 ちなみに、ヴィルヘルムが使っているオーニクスブレードは元々はフリーデの得物やったんや。

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 これよく形を見てみたら、火継ぎの大剣に似てると思わへん?

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 そう、この2つ武器は刀身が螺旋になっとるんや。

 3では最初に螺旋剣が手に入るから分かりやすいんやけど、実は1作目の時点で既に篝火の剣は螺旋剣なんやで。

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 篝火は不死がその身を休めて火を継ぐ使命を果たすものであり、そして実際に火を継いだ過去の王の象徴も螺旋剣なんや。
螺旋剣は火継ぎの象徴なわけやな。

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 そして火継ぎの大剣が炎を燻ぶらせているように、オーニクスブレードも炎を宿すことが出来るんや。
もちろん、l火を継ぎ、そして簒奪する者の炎やから、それは亡者の王に相応しい黒炎やけどな。

 もしエルフリーデが亡者の王として火を簒奪していたら、篝火の螺旋剣はこの武器になってかもしれへんね。

 どや。エルフリーデが亡者の王ってのもなんとなく与太話だけじゃないように思わへんか??

黒い炎のフリーデ=エルフリーデ

 ちなみにエルフリーデの名前は戦技でも出てくるんや。

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 この戦技で出すことができる「黒炎」「戦技エルフリーデの構えで出す技」フリーデ戦3戦目の「黒い炎のフリーデ」だけで見れるんやで。

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 つまりこの三戦目こそが、かつて「エルフリーデ」と名乗っていた時の真の姿やっちゅうことが分かるようになってるんや。
黒炎はまだしも構え技なんか誰がこんなん気がつくねん!っていうな。
めちゃくちゃ細かい演出なんやで。ほんまダクソはすごいゲームやわ。

 結局、フリーデはんは火のない灰に敗れ、予言を覆すことができず絵画世界は火に包まれてもうた。

 フリーデはんは最後に何を思ったか言葉に残さんかったから何もわからへん。

 ただ世界は燃えても記憶だけは残るんや。わいらにできるのはそれだけなんやで・・・。

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