今回の話は「何故かわからんけど、こうなってる的な話」なのでオチはない
考察の種として読んで欲しい
ダークソウル3の輪の都は二つあり、一つは最初に攻略することになるソウル錬成された輪の都と、もう一つは崩壊している現実の輪の都である。
さて、このソウル錬成版輪の都は宮崎氏のインタビューにより遠未来であることが語られている。
当然、錬成版を抜けた先に到達できる現実の輪の都も遠未来であると思い込んでいたのだが、どうもそうではなく、ここは吹き溜まりの時代よりもずっと過去で本編に近い時間軸であるようだ。
吹き溜まりの時間軸では既にロスリック城は崩壊しており、プレイヤーはその中を進んでいく。
そこを抜けた先にある錬成版輪の都は既に火が陰りきっており、差異が失われ名前を失った闇霊が侵入する。
この二つに関しては、インタビュー通り遠未来であるのだろう。
しかし、フィリアノールの寝所を抜けて現実の輪の都に到達する先では、何故かロスリック城は完全な形を保っているのである。
つまり第一前提としてこの時代は吹き溜まりの過去となる。
さて、この崩壊したロスリック城に目を奪われがちであるが、この少し離れた隣にも建造物がある。
実は、この見慣れない建造物はオープニングにも登場している。
しかし、このオープニングにおいてはこの建造物は形をそのまま保っているにも関わらず、ロスリックは崩壊している。
つまり、現実の輪の都はオープニングよりも更に過去である。
さて、この時間軸を考えるにもう少しヒントが欲しいので、今度は火継ぎの祭祀場に着目する。
火継ぎの祭祀場は恐らく、外界から切り離された異空間になっていると思われる。
シナリオを進めて太陽にダークリングが現れても、祭祀場の空に変化はなく、本来ならばロスリック城の向こうに見えるはずの不死街も祭祀場のエリアからは見ることができない。
無縁墓地と祭祀場の特異性から考えても、この場所は異空間となっている可能性は高い。
我々が利用している祭祀場は火継ぎの継続のために作られた特別な力場なのである。
実際、祭祀場の住民はみな一様に「呪いのために囚われて」いる。
さて、火継ぎの祭祀場には塔に繋がるところに特徴的な橋がある。
この橋の周囲はオープニングの時点で崩壊しているし、目立つはずの高くそびえ立つ塔はOPにも現実の輪の都にも見当たらないので、現実の祭祀場もまたゲーム開始時点では既に崩壊していると思われる。
ここで話を謎の建造物に戻す。
この謎の建造物は遠方であるため詳細を捉えにくいが、最初の火の炉であると思われる。
それもダークソウル1の時代に準拠する方である。
こうして並べてみると、中央の建物に向かって火で溶けたと思われる柱が伸びているという類似性があるのが分かってもらえるだろうか。
また世界がほとんど崩壊していても形を保っているという特異性からもそう予想される。
しかし、最終ステージに移行する時点においてはこの最初の火の炉さえも崩壊し、世界の始まりであった大樹を残すのみとなっている。
以上のことから「ロスリックの崩壊の様子から推測すると」時間軸はこのようになっていると思われる。
しかし、ストーリーの流れとして、別に崩壊する輪の都も未来においてもいいはずなのだが、何故このような時間軸になっているかは謎である。
このことに関するいい結論が思いつかなかったので、この記事に関してはあくまでも考察の「種」として他の識者に期待するものとして一旦筆を置く。
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