今回は金リンゴ群島をより楽しむための考察的な話になります。
この群島にはメインストーリーに語られる以外にも様々な謎が残されており、今後のストーリーにも絡むと予想される内容もたくさん含まれています。
一まとめで読めるように、以前にも書いた内容で重複しているものもあるのをご了承ください。
メインストーリー関連の考察はこちら↑
金リンゴ群島は「どこ」から来たのか
金リンゴ群島はアルベドのセリフからモンド山頂の一部が移動したと説明されるが、よく文章を読むと彼が言及しているのはハラハラ島のみである。
それでは、他の島はどうなのだろうか?
元々あったものなのか、それとも他の島もモンドからなのだろうか。
そのような観点でよく島を観察すると、少なくとも「璃月」からも土地が運ばれているようである。
またその海域は「稲妻」となっている。
・ハラハラ島=モンド
ハラハラ島にはモンドの特産品である蒲公英が群生している他、世界任務でモンドの仙霊が封印されていたことから、この土地が元モンドであったことはほぼ間違いないだろう
・プリン島、フタフタ島=璃月
ほとんどの金リンゴ群島の木からは木材が取れないのだが、この二つの島にあるごく一部の樹木からは却砂材が取れる。
これは、現状公開されている範疇では璃月のみで入手できる木材になる。
もちろん、他の地域で取れる可能性はあるのだが、プリン島からは同時に「璃月の特産品」と明記されている星螺が手に入ることから、ここが璃月であることはほぼ間違いないと思われる。
・南西の名も無き島=カーンルイア
この島では天体観測をしていた研究員の石碑が残されている
島の内部には各地の秘境(カーンルイアの遺跡)に酷似した紋様が残されていることから、ここは元々カーンルイアだったのかもしれない。
・???=稲妻
群島全体に稲妻の特産品(と思われる)ウミレイシが群生している。
これはどの島でも見られるため、必ずしも稲妻の土地が移動したとは言い切れなくはある(稲妻の海賊船から移動した可能性もあるため)。
ウミレイシの元ネタは名前から恐らくレイシガイと思われるが、レイシガイは日本に沿って分布しているため、稲妻の特産品となるのは間違いないだろう。
ジンの水着ペンダント
ジンの水着衣装のペンダントは亀の形をしているが、これはかつてジンが亀を飼っていたことからきているのだろう。
余談だがディルックも亀を飼っていた過去があるため、ジンディル派が狂喜乱舞したとかなんとか。
モンドと稲妻の難破船(島の歴史)
各地にある壁画には島の歴史が描かれている。
まず、モンド人を乗せた船がハラハラ島に漂流した。
このハラハラ島に残された船はもはや原形はとどめていないが、ホラガイの会話から最低でも100年以上過去の話であるので、むしろ原形があるほうが驚きかもしれない。
ハラハラ島で見つかる唯一の「船の形をした物」
ホラガイの会話より。「璃月」という名前すら知らない老人がいる
さて、モンド人の船が難破してから、今度は稲妻の海賊船が難破した。
この海賊たちの船は、二つに分かれており片方がフワフワ島の西にある小島の山頂に残されている。
もう片方はフタフタ島の南東にある小島に漂着している。
この船が稲妻の難破船であることは船に残されたノートに記載されている。
前述の通り、この稲妻の船はモンド人が漂流してから最低でも100年以上は経過していることが分かっている。
この後、この群島の住民の一人が「特定の時間帯だけ霧が晴れる」ことに気が付き、北から脱出を試みたため現在は無人島になっているのである。
さて、この群島の存在がモンドの誰にも知られていないことから、彼らのほとんどは脱出できなかったと思われる。
しかし、ごく一部が璃月に脱出できている可能性があった。
この件に関しては後述する。
稲妻とカーンルイア
メインストーリーでは一切触れられていないが、稲妻は古代科学文明を研究していると思われる。
先の稲妻の難破船に残された積み荷にはドラゴンスパイン地方でしか確認できない保護装置が積み込まれていた。
保護装置の由来ははっきりと明らかになっていないが、その容貌と機能から高い科学力に裏打ちされている。
また、島の中央に鎮座している魔偶剣鬼はこの船に積まれていたものであるが、「芯」となるパーツはカーンルイアの遺物である遺跡守衛のパーツと酷似している。
しかし魔偶剣鬼はその説明文からすると真の材料は人間なのではないだろうか・・・。
稲妻が鎖国した理由は明らかになっていないが、その理由は「天理」にあることが予想される。
もしかするとアビス教団と協力関係にある可能性もないではないか。
赤穂海賊団
「二つに折れた難破船」に乗っていた海賊たちは赤穂百目鬼親分の海賊団である。
この赤穂百目鬼という海賊団に関しては現状一切情報がないが、稲妻が解放された際に明らかになると思われる。
余談だが、兵庫県の赤穂海浜公園には「二つに折れた難破船」のアトラクションが存在している。
miHoYoは日本びいきを公言しているが、稲妻の設定を作る際にここまで調べたのだろうか・・・。
偶然の可能性もあるが、ピタリとはまっているので狙っている可能性は高い。
金リンゴ群島の名前の由来
これはアーサー王伝説に登場するアヴァロンだと思われる。
アヴァロンは人々の夢が詰まった美しいリンゴで名高い楽園で、このリンゴはただのリンゴではなく傷を癒し不死を与える黄金のリンゴであると言われている。
このような「楽園の島」という概念はギリシャ神話のヘスペリデスやアイルランド神話のティル・ナ・ノグにも同様のものがあり別名とはそちらを指すのだろう。
余談だが「原神」は「崩壊3rd」と平行世界の関係にあるとインタビューで語られている。
そして、崩壊3rdの舞台は地球である。
よって、アリスが異世界(平行世界)の情報にアクセスできる手段を持っているならば、地球に関する情報を得ることも十分可能なのでアヴァロンのことを知っていてもおかしくはない。
金リンゴ群島=秘境説
金リンゴ群島は「特定の条件を満たさないと出入りができない場所」であり、「秘境のようなもの」とアルベドが教えてくれる。
その言葉通り、プリン島の西部では秘境でしか見られないはずの蘇生の門が鎮座している。
通常のエリアでは未開放部分に突入すると、パイモンの決め台詞「また後で来よう!今は他を探索しよう!」と出て強制的にUターンさせられるが金リンゴ群島においてはこのセリフと同時に、なんとこの蘇生の門へとワープさせられる。
また空を見上げても「天空の島」が見えないので、霧の力によって外界から隔絶されているのだろう。
瑶光の浜のほら貝船(ホラガイハウス)
瑶光の浜には巨大なほら貝船がある。
このほら貝船には「ホラガイを耳に当てると海に消えた人間の声が聞こえる」という伝承を信じる「楚ばあや」と、その伝承を広めている(と思われる)占い師のウラがいる。
この伝承は、現に金リンゴ群島各地に残された余韻のホラガイそのものであろう。
さて、この巨大なほら貝船を家として住んでいる楚ばあやは、かつてこのほら貝船に乗って何処かから漂着した者たちの子孫であるという。
碧水川と海を繋ぐ河口の側には、大きな法螺貝が佇んでいる。中には親切なお婆さんが住んでいた。彼女曰く、彼女の家族は昔、この法螺貝に乗ってここまで流れ着いたらしい。彼女は現在、岸部まで漂流した遭難者を助ける活動をしている。もし法螺貝を操縦可能な船に改造すれば、もっと多くの遭難者を救えるだろう。
だが、三艘目の法螺貝船がコントロールを失い爆発した後、海中から私を掬い上げたお婆さんは、その考えを断念した。
―――テイワット観光ガイドより
現在、このようなホラ貝があるのは金リンゴ群島のみである。
もちろん他の地域にホラ貝がありそれが流れ着いたという可能性もあるが、余韻のホラガイの伝承を楚ばあやが両親から受け継いでいたと考えれば可能性はそれなりにある。
しかし、この説では金リンゴ群島の住民はモンド人と稲妻人しかおらず、故郷に帰らなかった理由について説明できないという点はやや苦しい。
なお、ウラはホラガイの声は死者の声であるというような含みを持たせてくるが、ホラガイにはアルベドやレザーなどの声も残されているので嘘である。
アリスの爆弾の威力
イベント全てを終えるとイベント専用アイテム「バドルドー爆弾」を合成できるようになる。
そのイラストから、アリス謹製であろう。
この爆弾は威力が尋常ではなく、ユラユラ爆弾は範囲の敵に数万ダメージ、バンバン爆弾は通常で単体30万オーバー、溶解で60万オーバーのダメージを与えられるとんでもない超威力を持っている。
たぶんこのヒルチャールは骨すら炭化している
それもそのはず、アリスは風龍廃墟を爆弾でボロボロにしたという前科がある。
遺跡を破壊できるほどのダメージがあるのだから、これだけの威力があっても当然だ。
もしプレイアブルキャラクターになったのなら、とんでもない人権アタッカーになるのは間違いない。