次回の原神はついについに、新エリア「稲妻」が解放されると噂されており、しかも7月9日に生放送がバナーが千手百目神像らしきものであると言われて盛り上がっていますね。

さて、稲妻のキャラと言えば現在ではモブの竺子さんとプレイアブルキャラの万葉が実装されていますが、もう一人稲妻に関わるキャラクターがいます。
それがファトゥス第六位のスカラマシュ(散兵)です。

このスカラマシュはVer1.1で開催された期間限定イベント「帰らぬ熄星」でしか登場していないので、知らない方もいるかもしれません。
彼はスネージナヤ所属のファトゥスですが、その出身は稲妻であると考えられています。
稲妻関連のストーリーに大きく関わってきそうなので、その前に彼について考察しようという趣旨です。
スカラマシュとは?
スカラマシュの所属はスネージナヤですが、最初に旅人にあった時はその正体を隠し、自らのことを稲妻から来た浮浪人と名乗ります。

その服装からも稲妻の人間である雰囲気を醸し出しており、この時は何事もなく立ち去っていきます。
しかし、イベントを進め人気のない場所で会うと、彼は旅人たちを始末しようと恐るべき殺気を放ちます。

結局、この時彼と戦うことはないのですがその冷酷さから部下に恐れられていることと、何かの「研究」をしていることが明かされるぐらいでほとんどその正体が明かされることがありませんでした。

実際のVer1.1の流れとスカラマシュに関してはこちらにまとめています。

恐らくですが、今後もイベントが復刻される見込みはないので事前に予習しておいてください。
スカラマシュの正体
さて、このように彼自身の登場シーンは非常に少ないのですが、現在分かっている限られた情報から考察に移ります。
彼はどう見ても未成年にしか見えないあどけない姿をしています。
しかし、彼はどう見ても年長にしか見えないタルタリヤより年齢が上です。

彼は最も若いファトゥスでありながら、最も危険なファトゥスの一人でもある。
———タリタリヤ:キャラクター詳細
また次に姿が明らかになると思われる稲妻の雷電将軍はそのシルエットと名前から恐らく崩壊3rdの「雷電芽衣」であると予想されています。

右:雷電芽衣
この雷電芽衣とスカラマシュはともに稲妻関係者であると同時に髪色が同じで雰囲気が近いように思えます。
更に崩壊3rdはキャラクター毎に衣装が複数用意されていますが、雷電芽衣の衣装のうちの一つ「断罪影舞」はスカラマシュの衣装に寄せてきているように思えます。

ちなみに、断罪影舞の雷電芽衣は目に朱を引いているのですが、スカラマシュもまたアップにすると目に朱を引いていることが分かります。

これらのことから、スカラマシュは雷電将軍の血縁者(兄か弟)なのではないでしょうか。
さて、原神の雷電将軍の話に戻ります。
七神で最も若いと言われている草神が500歳であるため、雷電将軍は当然それ以上の年齢です。
明言はされていませんが、その本質は鍾離と同じく魔神でしょう。
(長命種としてエルフの存在があるがその可能性はさすがに低いと思われる)
つまり、そのスカラマシュが雷電将軍の血縁であれば、やはり彼もまた魔神です。
スカラマシュが魔神である可能性
さて、このように彼が魔神であるならば、現在のところ謎とされ物議を醸しているスカマラシュの設定について色々と説明がつくのです。
ただ単に「血縁だから魔神だ」というだけでない理由について根拠を述べていきます。
・スカラマシュの年齢
前述したとおり、ファトゥス最年少はタリタリヤであるため、スカラマシュはそれより年長です。
ウェンティやモラクスの見た目が実年齢に縛られないように、彼が魔神であれば見た目で年齢を図ることはできません。(スカラマシュはエルフ耳ではない)
・スカラマシュの神の目
テイワット大陸では、一部の例外を除き神の目なしで元素を操ることができず、また神の目を持つ者・持たない者でその実力は断絶されています。
よってファトゥスの一人である当然スカラマシュは神の目持ちであるはずです。
しかし現状スカラマシュは神の目を持っていません。
さて、一部の例外を除き元素を操ることができないと言いましたが、その例外としてスライムなどの元素生物がいる他、今のところ理由は解明されていませんが旅人やアビス教団やヒルチャールもまた神の目なしで元素を操れます。

それ以外にもう一種類だけ神の目なしで元素を操れる存在がいます。
そう、魔神ですね。
スカラマシュが魔神であるならば、神の目を持っていなくても全く不思議ではありません。
ちなみにウェンティや鍾離の持っている神の目はただの宝石(ダミー)です。
・スカラマシュの秘められた力
イベント「帰らぬ熄星」で旅人たちは「触れると眠り続けてしまう隕石」の調査を行っており、この隕石に触れたものは自らの力で目覚めることができません。
しかし、スカラマシュはこの隕石に触れて眠りについたにも関わらず自力で目覚めています。



このことから、彼が人間以上の秘められた力を持つことが示唆されています。
・聖遺物「超越の盃」の物語
Ver1.5で追加された聖遺物「超越の盃」で語られる物語では、ファデュイたちに「人を超越した存在」が仲間に加わったことが解説されています。
誕生の時すでに至高の美を有していた「彼」は、長い「時間」と空っぽの「意志」を持つ運命にあった。
神が創造した超越者であるにもかかわらず、役立たずとして捨てられた。
未知なるエラーで「休眠」から目覚め、天地と凡人の世界を渡り歩いた。
愚者が彼を見つけるまで、彼は数え切れないほどの年月の漂流から、こんな経験を会得した。
僕はすべての人間を越える「人間」、神でさえも僕の運命に干渉できない。
人も神も運命も僕を裁く権利はない。
どのように残りの寿命を過ごすかは、僕の自由だ。
仮面を被る彼らと一緒に行動するのは面白そうだ、その仲間になってもいいだろう。
———聖遺物「超越の盃」
神が創造した超越者は愚者に見つけられたとありますが、ファデュイは「愚人衆」という漢字が当てられています。
また、ファデュイはみな仮面をつけており、更にこの盃に刻まれたマークは「女皇」のマークで、これはファデュイのドロップアイテムにも同様のものが刻まれています。

執行官のシンボルマーク
一番上のマークが「仮面」
また十字のようなマークは「女皇」

女皇のシンボルマークが刻まれている
もちろん、この「人を超越した存在」がスカマラシュとは限りませんが、少なくとも一人が存在していることは確定しています。
一つ気になるのが、ファデュイたちはほぼ顔全面に仮面をしており、現在登場している執行官である、「淑女」「公子」「博士」(漫画版に登場)は顔の一部に仮面を付けているのですが、唯一全くつけていない例外がスカラマシュです。
他の者と違い、超越者であるスカラマシュは本当の意味で女帝に忠誠を誓っていない(そしてそれが許される)立ち位置なのではないかなと。
スカラマシュの真の名
ここからは、かなり妄想度が上がります。
タルタルヤの本名がアヤックスであるようにファトゥスたちの名前は、「仮面」を使った即興演劇(コンメディア・デッラルテ)の役名から付けられています。
あの頃の彼はタルタリヤでも、ファデュイの「公子」でもなく、父親の憧れの冒険英雄物語から名付けられたアヤックスという名前だった。
——タルタリヤ:キャラスト3
タルタリア:公証人の老人
シニョーラ:淑女または既婚女性
スカラマシュ:空いばりする臆病者
よってスカマラシュもまた本名ではないでしょう。
では彼の本名はなんなのでしょうか。
雷電将軍の真の名は雷神バアルであることが鍾離先生から教えてもらえます。

バアルとはソロモン72柱に登場する魔神の一人ですが、バアルと密接不可分とされる魔神にアスタロトがいます。
このことを捉えて、この二柱はファンタジー系創作では血縁関係とするものが多く存在します。
よってスカラマシュの真の名はアスタロトと予想しますが、どうでしょうか?
稲妻の実装されると、恐らくスカラマシュも登場すると思われます。
本当に楽しみで仕方がない店長の考察でした。
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Ver2.1でスカラマシュの正体について回答が出ましたね。
予想:魔神
↓
正解:魔神の複製品
予想:雷電将軍の血縁者
↓
正解:雷電将軍の兄(のようなもの)
予想:真の名はアスタロト
↓
正解:国崩(未確定)
でした。
詳細については上記記事を参照してください。