どうも、篝火文書店の店長のはるとです。
Ver2.5後半で待望の「雷電将軍」と「珊瑚宮心海」のキャラガチャがついに復刻されました。
このうち、特に雷電将軍は「非常に強力だ」という意見と「そこまでではない微妙な性能」と評価が二分しましたが、実際に運用が広まると、非常に強力なキャラだということが判明し、螺旋での採用率もトップランクです。
さて、せっかく雷電将軍が復刻されたので、今更ですが雷電将軍編成のうち元も有名な「雷電ナショナルパーティー」について解説します。
雷電ナショナルパーティーとは?
元祖ナショナルパーティーとは、元は「重雲・香菱・行秋・ベネット」の☆4のみで組まれた「(ある程度ゲームを続けている人であれば)誰でも組める国民的=ナショナル」パーティーという意味でした。(その更に元となるチームもあるのですが、本筋に関係がないため端折ります)。
これは元々元素反応のシナジーを重視した優等生のようなチームだったのですが、重雲の代わりに雷電将軍を編成することで、全体の攻撃力が非常に高まるということが判明し、瞬く間に「雷電将軍・香菱・行秋・ベネット」という組み合わせが「雷電ナショナルパーティー(Raiden National Team)」として広まります。
ちなみに、たまにこのチームのことを「雷電国際パ」と呼んでいる人がいますが、これは、雷電ナショナルのナショナルを「国際的」と勘違いした人が広めてしまったという説が有力です。
しかし、そもそもとNationalは「国内」を指す単語であり、「国際的」というときはInternationalと書くので明らかな間違いです。
同時期に「タリタリヤ・万葉・ベネット・香菱」のチームが「国際タルタル」と呼ばれていたため、こちらと混同されてしまったとも言われています。
雷電ナショナルパーティーの特徴
雷電ナショナルパが強力で画期的なのは、4人全員が他3キャラ全てとシナジーがある上に、元素爆発が強力でかつ、更にその強力な元素爆発を連鎖的に繋げていくことができるというところにあります。
その汎用性の高さと強力さから、螺旋編成では常に採用率が上位です。
編成コストが安い
現在上位ランクにされるPTには「モルガナ」「神羅天征」などがありますが、基本的にどれも☆5を複数人必要とします。
その中で雷電パは☆5が雷電将軍のみ(無凸で十分)であり、武器も配布武器や鍛造武器で間に合うため非常に安くつきます。
DPS(時間火力)が非常に高い
原神には様々な火力編成がありますが、雷電パはそれらの中でも上位であり、無~微課金の場合トップにさえ位置します。
安定度が高く・弱点が少ない
ベネットの超回復・行秋のダメージ軽減+中断耐性の効果により火力の強力な敵にも対抗でき、また属性も「炎水雷」の3属性にばらけているため、かなり広い範囲の敵を受けられます。
雷電ナショナルパーティーの弱点
ほとんどのダメージを元素爆発に依存しているため、エネルギーチャージの要である「雷電将軍が無想状態で敵を殴り、補充する」ことに失敗すると火力が激減します。
具体的には「ワープする敵と相対して発動時に見失ってしまったとき」や「最初の一太刀で倒し切ってしまい殴り続けられなかったとき」などがあります。
特に最近の敵は特殊な挙動をするタイプが増えているため注意が必要です。
雷電パの場合、理想通りに回った場合、行秋の元素チャージは過剰気味になるため、祭礼の剣よりも攻撃力の高い武器をおすすめされていることもありますが、必ずしも理想通りに回るとは限らないことを考えると、個人的には祭礼の剣がやはり最適だと思います。
各キャラクターの特徴とシナジーについて
雷電将軍の特徴
・チーム全体に元素エネルギー(以下「E」)を供給し、更にチームの元素爆発ダメージを強化する。
全員が強力な元素爆発を持っているので非常に有効。
・自身の元素爆発の威力がチームの発動した元素爆発に応じて強化される。この強化は「必要Eが多いほどアップする」という特徴があり、行秋・香菱の「元素爆発に必要Eが多い」という欠点が、転じてメリットになる。
行秋の特徴
・水剣の効果により、ダメージ軽減・中断耐性をチームに与え、戦闘の安定性を高める。
・豊富な水付与により、元素反応を頻繁に起こせる。
・水剣自体の総ダメージも高い。
・行秋の水剣は雷電将軍の無想状態でも発動するため、その間の火力が非常に高まる。
・必要Eが多い元素爆発は雷電将軍の元素爆発の威力を高める。
香菱の特徴
・強力な元素爆発を持つ代わりにエネルギーに難があるが、その欠点を雷電将軍のE補充能力で補う
・ベネットと炎共鳴を起こし、全体の攻撃力を高める
・香菱の元素爆発は発動時に参照ステータスが固定されるため、ベネットバフと相性が良い。
・感電中の敵には蒸発と過負荷が同時発生する。
・必要Eが多い元素爆発は雷電将軍の元素爆発の威力を高める
ベネットの特徴
・高い回復力によりチーム全体の生存力を高める
・チーム全体の傾向として「元素バフ」は高めだが「攻撃力」が低めになってしまう所を、彼のバフで低い攻撃力を補助できるため、計算式で有利。
・雷電のE補充でもなお不安が残る香菱の元素エネルギーをスキルで粒子補助できる
聖遺物について
雷電パは元素爆発が全てと言っても過言ではないチームなので、元素チャージ効率は非常に重要です。
幸いにも「絶縁4セット」効果により、元素チャージを高めると、同時に元素ダメージバフも得られるため、非常に嚙み合っています。
実戦でどれだけチャージが必要かは割と敵の編成にも左右されるので、不安な人はチャージを多めに盛っても問題ないかと思います。
実戦での理想的な動き
このチームの動きは色々と人によって異なりますが、私の場合は最終的に次のような動きが理想であるという結論になりました。
雷電将軍の元素スキルから始動し、本格的な動きは行秋の元素爆発から入ります。
その後、ベネット→香菱と繋げ、再び行秋に戻して元素スキルを発動して雷電将軍に繋げる流れです。
この動きだと高倍率の行秋の元素スキルにベネットバフを乗せられることと、香菱へ渡せるエネルギーを増やすことができます。
よく見るパターンだと、最初にベネットの元素爆発を発動する傾向にありますが、このパターンは高確率で雷電将軍の無想中にベネットバフの時間が切れます。
逆に行秋の元素爆発は効果時間が長いため、先に発動しても雷電将軍の無想終了まで持ちます。(ベネット12秒、行秋15秒(2凸で18秒))
また、キャラ交代ごとに通常攻撃を1つ噛ますことで水剣を発生させ、総ダメージを更に伸ばせます。
これにはもう一つ意義があり、ベネットバフはキャラ交代直後コンマ秒レベルですが、バフ効果を得られない時間帯があります。
そのため、交代して最速でスキルを出すとその一撃にバフ効果が乗りませんが、通常攻撃を挟めば、この問題を解決できます。
⑦⑧の動きについて
行秋は基本的に祭礼の剣が前提ですが、スキル再発動は確率なので、必ずしも2発撃てるとは限りません。(或いは祭礼の剣を採用しない場合)
この場合、次の問題点が出てきます。
・香菱の元素エネルギーが回復しない可能性が高まる
・1巡した場合、わずかにスキルリキャストが足りない。
行秋の元素爆発のリキャストは20秒ですが、1巡にかかる時間は概ね18秒前後です(もちろん敵の動きで変動しますが)。
この二つの問題を解決するために、「ベネット元素スキル→香菱で粒子を受け取る」という流れを入れています。
祭礼の剣の再発動ができた場合は、この動きは(基本的に)不要です。
その後は、再び②の行秋元素爆発からループを再始動させます。
その他の編成
雷電パはどれも人気キャラで固められており、特に行秋は他にも相性がいいキャラが多数います(綾華・胡桃など)。
螺旋2PTの場合、他編成に回したくなるため行秋の抜きの代替案がいくつかあります。
特にフィッシュルやスクロースは、☆4で入手しやすいためおすすめです(フィッシュルピックアップ復活おめでとう)
雷電ナショナルは既に有名になっていますが、復刻の機会なのでせっかくなので書いてみました。
ではでは~