ファトゥス執行官第三位「少女」ことコロンビーナ。
Ver3.0スメール実装直前において、唐突に公式から公開されたファトゥスのPV「冬夜の戯劇」において初登場し、その可愛さから全世界のロリコンプレイヤーに大人気となりました。
さて、そんな彼女ですがそのロリコンホイホイ可憐な見た目に反して、「実力順」とされている執行官の中でも「3位」という上位ランクに位置しています。
好戦的なタルタリヤが「理由は分からないがあまり戦う気が起きない」というあたり、何か精神に作用する特殊な力を持っているのではないか?とも噂されています。
今回は、そんな「少女」の正体に関する予想のお話です。
蒼白の少女
結論から先に書くと、「少女」の正体は、モンドの書籍「酔っ払いの逸話」に登場する唄を歌う少女ではないかという話です。
この書籍に登場する少女は「神の存在しない地」で「仙霊しかいない宮殿」に住んでおり、更に「目を伏せいで」歌っていました。
執行官PVでの「少女」は「淑女」の棺に縋り、唄を歌っていますが、どのシーンでも目を閉じたままでかつ、目に何らかの封印が為されているかのような紋様があることから「盲目なのでは?」とも言われています。
また、書籍で「仙霊の歌」を歌うこの娘は「蒼白の少女」と呼ばれています。
執行官の経歴が語られた聖遺物シリーズは「蒼白」の名を冠しています。
さて、この「蒼白の少女」が具体的には誰なのかというと、仙霊であり、更にかつてドラゴンスパインの民を導いた使者ではないか。
ドラゴンスパインはかつてシャール・フィンドニールという国が勃興しており、この国には羽の生えた天使によって導かれていたことが、残された壁画から示されています。
この国は、『彼ら』により繁栄を築きましたが、いつしか神の恩寵を失ってしまい、天空から寒天の釘が落下して極寒の国になってしまいます。
こうして神の恩寵を失ってしまった緑豊かな都シャール・フィンドは滅び、後の世に邪龍ドゥリンが堕ちた土地ドラゴンスパインの名で今は呼ばれるようになりました。
つまり、ここはもはや神は去り人も滅びて誰もいない地になっているわけですね。
そして「人間のために歌っていたが今は自分のために歌っている」という言葉から、この蒼白の少女は人間ではない(彼女は「仙霊しかいない地」にいるのだから仙霊である)。
これはローディングTipsの「はるか昔、彼らは人類を導く偉大な種族であった。」とも合致します。
先ほど見せたようにドラゴンスパインの壁画には、羽のある使者の絵が残されていますが、「少女」もまた羽のデザインを身に着けています。
そしてまた仙霊の台座にも羽の模様が刻まれており、『彼ら』がかつては羽のある種族であったことを匂わせています。
またタルタリヤが「最も若いファトゥス」であることから、彼女は(恐らく想像よりずっと)年配ですが、二千歳以上の魈が「少年仙人」なので、この世界の少年少女の基準は見た目で決まります。
更にタルタリヤによると「実力順で決まる」という執行官の順位で彼女は「第三位」という上位ランクに位置しており、これは仙霊が偉大な種族であったというアランナラのセリフとも一致します。
また、最初にも述べましたが彼女は戦闘狂であるタルタリヤに「戦う気が何故か起きない」と言われています。
つまり単に見た目が幼いから――ではなく、彼自身にも説明できない何らかの作用が働いているということです。
それは恐らく「魅了」の力です。
仙霊の遺民「花神」の能力
さて、仙霊は元々偉大な種族でありましたが現在のクリオネのような姿になってしまったのは「呪い」によるものだということです。
しかし、この呪いも完全ではないようで一部の仙霊は純水精霊となり、また一部の仙霊はその美貌を保ったまま遺民としてスメールに残りました。
そう、現在で「花神」の名で呼ばれる花の王女こそが、その仙霊の生き残りです。
花神について詳細な説明は現在はありませんが、一つだけ分かっていることがあります。
それは、彼女はその美貌を持って魔神すら思考力を奪い魅了する力があったということです。
執行官は実力順とありますが、実力にも様々な形があり「魅了」という力は時として最強ランクに位置づけられることが多いものです。
「少女」が仙霊であり、魅了の力を持っていれば「第三位」というのも個人的に納得がいくものだと考えています。
というわけで、「少女」の正体は「酔っ払いの逸話」に書かれた仙霊ではないかという推測でした。
今回は特に妄想力高めということでご了承ください。