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【スターレイル考察】「飲月の乱」の真実について。刃の「愛する者」とは誰なのか?

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Ver1.3直前に今更な話ではありますが、仙舟・羅浮に大乱を起こし、刃・丹恒・景元・鏡流を巻き込んだ「飲月の乱」には本当に何が起こったのか?

飲月と刃の真の目的とは何かということについて考察します。

以前に私は「飲月の乱は丹恒が仲間を蘇らそうとしたことから起きた」と書き、その相手は刃ではないか?という考察をしましたが、そのことについてVer1.2で追加された情報を元に改めて書き直した記事になります。

なお、この記事は中国コミュニティに投稿された理論と英語コミュニティに投稿された理論及びβ版限定の情報を元にしています。

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さて、「飲月の乱」についてはこれまで何度か言及してきましたが、この事件における私の最終的な結論は次のようになります。

飲月の乱とは、飲月と応星(刃)がかつての仲間であった狐人の女性である白珠を生き返らせるために、龍と建木の力を暴走させた事件であるということです。

そして、この暴走の結末は羅浮の持明族に多大なる被害を与えましたが、たった一つの奇跡を未来に残しました。

それが白露の存在です。

白露は雲上の五騎士「白珠」の転生体であり、かつて刃が愛した女性です。

雲上の五騎士とは?

雲上の五騎士とは、仙舟の歴史に残る伝説で、共に戦うために諸仙舟雲騎軍から集った五人の英雄であり、景元・鏡流・丹楓(丹恒)・刃・そして狐族の少女である白珠のことです。

そして、遺物物語の中で刃が独白した愛する者を化け物にしたというのも、この白珠のことでしょう。

なぜ一介の狐人の女性が持明族の龍尊になるのか

かつて龍尊であった丹楓と刃は親友であり仲間でした。
そしてそれ以外の五騎士たちも互いに支え合う大事な盟友でありともに仙舟を守っていました。

しかし、その五騎士も運命も長くは続きません、

五騎士の1人である狐人が寿命により病に侵されてしまったのです。

彼女を愛していた応星のために、丹楓は応星を鱗淵境に招き、建木の研究を許可します。

ここからの間に二人でどのようなやり取りが起きたのかは定かではありませんが、最終的な結論は概ねはっきりしています。

それは、白珠に対して龍の力と豊穣の建木の力の両方を注ぎ込んだということです。

飲月の乱が起きた時、鱗淵境は突如として忌み者が大量に発生しています。

また、飲月の乱が終えてから鱗淵境は定期的に将軍と十王司が巡回に来ることになりました。

理由は建木の封印を確認するためです。

建木の視察に来た景元と十王司(恐らく雪衣)は龍の長老に「先代の龍尊と同じ過ちを繰り返してはならない」と警告しています。

このことから飲月の過ちの一つには建木の封印を解いたことがあるのが分かります。

狐族の女性が持明族の龍尊になるのは突飛に思えるかもしれませんが、元々龍祖の力は生き物の形を自在に変化させる能力を持っています。

また、仙舟の長命種の研究をしていた博識学会の学者は自身に持明族の胚細胞を注入し、それにより若返り続けて最終的には幼児(卵?)になったことが示唆されています。

このことを考えると持明族の力の真価は他種族を強制的に「転生」させることができることになります。

とはいえ、少年の手記にあるように今の龍尊には単独でそこまでの力はありませんから、他から力を補う必要があります。

恐らく飲月は今の持明族では足りない「転生」の力を建木で補って実行したが制御しきれず失敗してしまったのでしょう。

暴走した白珠は、厄龍と化し更に豊穣の忌み者を大量に生み出して鱗淵境に地獄絵図を巻き起こしました。

そして、その彼女を止めるために介錯したのが鏡流です。

後に不死と化した刃を何度も何度も執拗に痛めつけたのは、恐らくこのことに対する憎しみがあるからでしょう・・・。

白露=白珠説を追求する

さて、仮にこれが正しいとして、なぜその転生先が白露なのか?

まず、丹恒と丹楓のように、龍尊の持明族は転生の際に名の一部を継承する傾向にあります。

流雲無痕の過客の中に、彼はかつて友人に玉壺を送ろうとしたが渡せなかったと書かれています。

ベータ版スターレイルでは遺物は原神と同じく5セット存在していました。
それが4セットとなった都合で削除することとなった遺物に、刃が友人に手渡したかった瓢箪が存在していました。

この相手は、書かれている内容から考えて白珠に間違いありません

瓢箪は白露のメイン道具です。

また、鱗淵境では過去の残影と会話することができます。

この中の会話の一つに、鏡流らしき女性が執拗に龍尊に会いたいと要求するものがあります。

この時の龍尊に対して鏡流は「あの娘」と言っています。
つまり、この鏡流が会いたがっている龍尊とは白露のことです。

しかも、何かをしたいというわけではなくただ単に今どうしているかを知りたいというだけで禁足地に乗り込んでいます。

更にもう1人白露のことを気にかけている人物がおり、これが五騎士の1人である景元です。

景元は具合が悪いわけでもないのに足繁く、白露の元に「診察」に行っています。
その際には手土産と外に自由に出られない白露のために外のお話付きです。

白露はこのことを、ゆっくりした時間が欲しいのだろうと推測していますが、実際はかつて自由に旅することを愛した仲間のためにやっているものと思われます。

何故なら、彼は白露のことを「現世では清穆(幸福)でいて欲しい」と願っています。
彼は明らかに白露の前世のことを知っていますね。

さらにメインストーリーで景元はかつて丹楓に身に起きた処遇について不思議なこと言います。
持明族の長老は丹楓に脱鱗の刑をに処す決定を十王司と天舶司に納得させたと言っていることです。

元々十王司は刑罰と魔陰の身に関わる職務であるため、彼らに説明するのは分かりますが、天舶司は仙舟内の飛行や星槎に関連する部署です。
なぜこの件に関係があるのか?

それは白露の前世ーーすなわち白珠が天舶司の者だったからでしょう。


さて、飲月君は封じられ新しい龍尊として白露が封じられましたが、そもそもこの白露の姿は異例中の異例です。

各世代の龍尊はその力を強く受け継ぐため、どの世代も酷似した姿になるのです。

実際、鱗淵境に建てられた飲月君の彫像は丹楓のものではないのですが、どう見ても同一人物にしか見えません

それに対して白露は全く似てはおらず、完全に別物です。

白露は前世の夢を見ないために長老部に心配されており、これは丹恒に龍の力が残っているためと推測しましたが、そもそも白露が丹楓の系譜を継ぐ者ではないからと考える方が妥当かもしれません。

なぜなら、同行任務を終えて星穹列車に乗った白露は夢を見ているからです。
そして、これは長老たちが期待するような不老不死に関わる夢ではなく「あちこちを旅する夢」です。

龍尊は夢を通して、前世の自分を見るという特性があります。
ということは、この旅をする夢は白露の前世です。

また星穹列車に乗ると夢を見るというのもなかなか意味深で、白珠はかつてナナシビトであった時代もあったからです。

結論

なぜ、鏡流が禁忌を犯しても白露をただ一目見たがったのか。
なぜ、景元が白露をやたらと気にかけるのか。
なぜ、過去の姿を受け継ぐはずの龍尊と白露の外見が全く異なるのか。
なぜ、丹恒と丹楓のように、白露と白珠は名を共通するのか。
なぜ、白露が過去の龍尊の夢を見れないのか
なぜ、星穹列車に触れた白露が「あちこちを旅する夢」を見たのか
なぜ、飲月の処遇に天舶司が関わるのか

このように白露は白珠に飲月の龍の力が注ぎ込まれた転生体であると考えれば色々なことが繋がります。

きっかけは、約700年前に狐族の少女が寿命を迎えたことでした。
そのことを受け入れられなかったのが刃と飲月です。
2人は彼女を復活させるために周囲の反対を押し切って龍の力と活性化させた建木の力を注ぎ込みます。

しかし、この試みは失敗しました。
狐族の少女は豊穣の力と龍祖の力が制御できず、化け物ーー厄龍ーーと化します。

更に周囲にいたものまでもが建木から「豊穣」の影響を受け化け物になる大惨事を引き起こしました。

そして、その厄龍を殺したのが鏡流でした。

飲月は捕えられ、刃はこの時死亡して打ち捨てられます。

しかし、龍の儀式に立ち会った刃にも豊穣の力が注ぎ込まれ、彼は短命種でありながら魔陰の身に堕ちて復活します。

復活した彼を鏡流が見つけ、彼女はこの結末を生み出した刃を何度も何度も残酷にトドメを刺し続けました。

さて、こうして厄龍は討伐され丹楓は捕えられます。
長老たちは龍尊の力を失うことを恐れ、丹楓に半脱鱗の術を掛けて、力を封印したまま丹恒に転生させます。

この時、誰もが予想しないことが起きました。

厄龍であったはずの白珠が転生し、更に龍尊の力を得ていたのです。

彼女に注がれたのは豊穣の力だけではなく不朽の龍の力も受け継いでおり、不朽の龍は暴走する豊穣の力を抑える能力があります。

一度は暴走し鏡流に倒されますが、時間の経過により龍の力が豊穣に打ち勝ち目覚めた。
それが今の白露です。

しかし、白露は一部しか龍尊の力を受け継いでいなかったため、長老たちは丹恒を引き取り力の完全なる継承を目論みましたが、景元により追放という名の自由を与えられ、その目的を果たし切れませんでした。

鏡流や景元が白露に対して強く気にかけているのは、彼女が白珠の転生体だからです。

もちろん、彼女はもはや白珠とは別人ですが、そうと割り切ることはできないのが景元自身が語ったことでした。

またカフカの同行任務では最後に彼が会いに行った「たくさん世話になった人」は白珠(白露)であるように思います。
彼女が暗示で消した名前の中に白珠と白露の名前はありません。

しかし、もはや白露は白珠ではありません。

白露を見たとき、刃は一体どうなるのかが気になります・・・。

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