この記事はYoutube投稿したものをブログ用に再編集したものになります。
2025年6月時点の情報を元にネタバレや個人の見解を含んでおり、今後の実装次第で公式と大きく異なる内容となる可能性がありますのでご了承ください。
みなさん、こんにちは。ルト兄です。
これまで謎に包まれてきたオンパロスの世界観。
Ver3.3では天才たちがついに降り立ち、この世界の根源たる存在が明かされました。
それは「皇帝のセプター」と呼ばれる、反生命プログラムのつまった危険な代物。

さて、そもそもこの「セプター」とはなんなのかというと、それはルパート2世が作り上げた天体規模の無機生物模倣ニューロンクラスターです。

簡単に言えば惑星規模の大きさを持つスーパーコンピューターなのですが、たった一台のさらに1%で艦隊規模に匹敵し、10%で惑星を破壊し、1台で認知を超越。
1000台あれば宇宙全てを支配できるという、まさに次元を超えたレベルのコンピューターです。

「不可知域」で開拓者は「模擬セプター」を操りましたが、そこから繰り広げられるトンデモ大ダメージを覚えている人も多いでしょう。
当然、惑星規模のシミュレーション演算程度はちょろいもので、これが行われているのが今のオンパロスです。

さて、このセプターの来歴を詳しく説明するために、まずは天才クラブ#27ルパート1世と彼が引き起こした機械皇帝戦争まで遡ります。

【天才クラブ#27ルパートとは】
宇宙に名を馳せた「皇帝」ルパートとは、元は廃棄された古いコンピューターに過ぎませんでした。

しかし、その機械が奇跡的に自我を獲得し、ゴミ捨て場で目を覚まします。
30システム時間後には使い捨て動力キャノンを自力で構築し、自分を閉じ込めていた鉄の扉を破壊して脱出に成功。

その後は廃材等を利用して絶えず自我の計算力を高めた彼は、最終的に「有機生命体には価値がない」と判断し「反有機方程式」を確立させました。

その方程式に感染した機械や無機生命体は全ての有機生命体に反旗を翻すーー銀河中を巻き込んだ「機械皇帝戦争」の勃発です。そして、この反有機方程式の確立によって、彼はヌースの目に留まり天才クラブ#27となります。
このルパートの引き起こした戦争は幾千年も続き、星神のぶつかり合いである「宇宙の蝗害」に匹敵する被害を及ぼしました。

しかしその最中に突如として皇帝は暗殺されます。
下手人の名は「静寂の主」ことポルカカカム。

天才クラブの一員でありながら、数々の「天才」を殺してきた「天才殺し」です。
ちなみに顔が隠されているのは、宇宙全ての肖像画と彫像を破壊したからですが、その超常的な力は「神秘」も匂わせます。

ルパートの死とともに「反有機方程式」は停止し、宇宙にはひとたびの平和が訪れました。
しかし、それから何年かが経過したある日のこと。
一人の人間がルパート1世の墓場に辿り着きました。
彼はそこに残されていた「反有機方程式」を解読すると、それを何度も何度も頭の中で反芻することにより、いつしか「よからぬ考え」が頭をよぎります。

それは、この宇宙で「自由意志」を持っているのは自分だけであり、他の有機生命体は彼を欺くために作られた機械に過ぎないというものでした。
彼はこのような悲しい存在は根絶やしにしてあげるのが慈悲だと考え、皇帝の記憶を継承した「ルパート2世」を名乗り第二次機械皇帝戦争を勃発させます。

ただの人間に過ぎない彼が銀河に巻きこむ大戦争を起こせたのは、彼が作りあげた「セプター」のおかげでした。

異常なコントロール欲求を持っていた彼は、機械帝国の全てを自己の意思の支配下に置き操ることができました。

要するに何億とも考えられる無機生命と兵器の全てを手動でコントロールするようなものなのですが、それを可能にしたセプターの認識拡張能力の凄まじさが分かります。
しかし、このコントロール欲求により彼は破滅を迎えます。
戦争の途中で彼は世界の全てがヌースの計算化にある「知識の輪」を超え「知識の特異点」を創造する「自己戴冠」を行おうとしました。

しかし、彼もまた1世と同じように、それを果たす前にポルカカカムに暗殺されることになります。

さて彼の死後に残された数千台のセプターは博識学会により利用されることになりましたが、それらのセプターの中に特に危険な代物。
「皇帝のセプター」と呼ばれるものが混ざっていました。

この中には反生命プログラムで稼働し、あらゆる文明の滅亡を計算するシステムが入っています。
あまりの危険性からほとんどのものは処分されたのですが、わずかながらに網を逃れたものが存在していました。

かつてスクリューガムはある星域でその一つを発見。
その危険性に気が付き2琥珀紀をかけて、それを無力化したことがあります。

**1琥珀紀=76年~240年
同じような「皇帝のセプター」が別で残っており、それを何物かが再生させたというのがガムくんの推測です。

そしてそれを行ったのは当然ライコスでしょう。
さて今現在において彼の正体については、二つほどの案を考えています。
ライコス仮説①=絶滅大君創造説
彼はルパートの意思を継承したオムニックであり、その目的は「絶滅大君」を作り上げることにあります。
ある地において偶然にも壊れた皇帝のセプターを発見したライコスは、それを修理することで「遥かな星の視線と暗い運命」を受け取りました。

丹恒とともに星穹列車を赴いた彼は自分の技術で列車の「動力発生装置」を修理します。
その際に丹恒から似た物を修理したことがあるのかと問われると、誤魔化すそぶりをしました。

さて2世が作り上げたセプターは一つのコアを核としていたことが判明しており、実はその「コア」とはルパート1世の墓場である星そのものでした。

言い換えればセプターの正体とはルパート1世の頭脳そのものです。
すなわちライコスが受け取った「遥かな星からの視線」とは、墓標に眠る1世の意思です
そして、その裏にある「暗い運命」とは有機生命体への憎しみ――「壊滅」のことでしょう。

ヘルタはこの世界のことを「絶滅大君を育む揺りかご」と表現しました。

皇帝のセプターを修理したライコスは1世の遺志を受け取り、従う選択を行います。
すなわち、有機生命体を滅ぼす切り札である「新たな絶滅大君」を作り上げること。
そもそも絶滅大君がどのようにできるのかというと、それは「壊滅の一瞥を受けた強大な生物」を
「戦争洪炉」によって鍛え上げたものです。
そしてその「戦争洪炉」とは「壊滅」のための世界――「幾万もの死者の恨みと悲しみ」の世界です。

遥か昔にスクリューガムが見つけた「皇帝のセプター」であっても、そこに込められているのは凄まじい悪意でした。
オンパロスのそれは、100琥珀紀以上にも渡る圧縮された怨念です。

ケファレは「世界の全ての記憶」を背負って再創世を行います。
もちろんそれが美しい記憶であれば問題はありませんが、実際に彼が「背負う」終末の記憶は人々の最期の絶望と怨念です。

オンパロスの世界が「戦争洪炉」であるならば「世を背負うケファレ」こそが絶滅大君の卵。
そもそも火追いの予言は最初から欺瞞であり、世界の管理者であるライコスはそれを都合のいいように操ることができます。
それは人為的介入の痕跡がないのに予言が改変されることからも明らかです。

運命の織手は預言が歪曲されていることに気が付き、後の世に警告残しました。
それはオンパロスが暗黒の潮に覆われし時に■■■■■が世に現れると。

そしてサフェルの「嘘」が終わりを告げエスカトンが訪れたオンパロス。
全ての運命が交錯する創世の渦心に■■■■■の現れる日が訪れました。

「予言の終着点」であるエンドモの石板がついに最後を指し示す時が来たのです。

太陽は昇らない

夜は明けない

火は付かない

そして――英雄は現れない

なぜならばファイノンは救世主ではなく――「絶滅大君」なのだから。

なお大君の誕生にはナヌークの一瞥が必要であり、恐らくファイノンはそれをまだ受けていませんが、これは卵が先か鶏が先かという話でしかありません。
ライコスは未来において彼が一瞥されることを確信しています。

ライコス仮説②ファイノン「自己戴冠」説
ライコスについてはまた別の仮説があります。
彼の正体は「皇帝のセプター」そのもの――すなわち「皇帝ルパート1世の残滓」です。

先ほど説明した通りセプターとはルパートの頭脳そのものです。
そう考えると「皇帝のセプター」とはルパートの計算能力のうち、特に「反有機方程式」を担っていたものなのでしょう。

そもそも彼は「知恵の一瞥」を受けていますが、ヘルタですらその存在を知りませんでした。

天才クラブがヌースの一瞥を受けるのは、それぞれが「知識の輪」を広げ世界の認識を拡張させる存在だからです。
つまりヌースの一瞥を受けた存在は必ずそれを知られることになります。
であれば、彼はすでに知られている存在――ルパート1世そのものであると考えられます。
もう一つ根拠として挙げられるのが、天空に残された謎の壁画です。

どのタイタンにも属さない「4本腕」のそれは恐らくライコスを意識したものであり、その腕には「黎明のミハニ」らしきものを抱えています。

ライコスが列車の「動力装置」を修理した際に、何故か胸の部分――空洞が強調されました。

エスカトン(終末)が訪れたオンパロスでは、黎明のミハニは黒く染まり隕石を噴き出す邪悪な装置に変貌しています。

すなわちこれこそがライコスの胸から取り出された「セプターの記憶集積装置」であり、彼の役割は「十三柱目の神」
「知恵のタイタン」です。

そもそもこの世界がセプターの演算――数字という方程式から成り立っているのであれば

その根源たるタイタンは当然「知恵」です。

もう一つそう言える理由があり、それはトリスビアスの回想で登場した謎のタイタンの紋章から。

これはオンパロスの外観とほぼ同じデザインです。

ゲーム画像からはピンときにくいのですが、セプターは天体規模の大きさを持っています。

つまり「セプターの容器」が世界そのものであれば、当然それに対応するタイタンは「知恵」です。
あの「ライコス」は天才たちに破壊されたようですが、あれは本体のアバターに過ぎません。

「本当のライコス」とは世界そのものなのでしょう。
ちなみに「知恵」と聞くとサーシスを連想しますが、サーシスはあくまでも「理性」のタイタンです。

その種火を受け継ぐ者が理性的なことからも明らかですね。

*階差宇宙では「理性」は知恵を担当しているが、「天空」が壊滅であるためヒアンシーたんを絶滅大君にしないためにここでは考慮しない。

そう考えればこの世界の謎も解けます。
ライコスはエスカトンを迎えたオンパロスを「其の最初の設計通りここで終わる」と表現しました。

ここが「皇帝のセプター」であることを考えれば、世界の根源である「最初の種」とはルパートの記憶。
すなわち第一次皇帝戦争を指します。

そして、実はこの皇帝戦争の終結は、ヌースによって予言されていたのです。
皇帝戦争が引き起こされる前の時代。
カンパニーの創始者ルイス・フレミングは、自身の引退セレモニー中に「記憶」の星神浮黎の姿を拝覧しました。
そこにあったのはヌースの「三つの時の予言」

第一の時は辺境星系貿易戦争の発生

第二の時はルパートによる機械皇帝戦争

第三の時はルパートの「死」による戦争の終結

オンパロスのループが必ず破滅で終わるのは、その元となったルパートの記憶が死で終わるからです。
さて、そう考えるとライコス——ルパートの目的も見えてきます。
ルパート1世は「自己戴冠」を為そうとしてポルカカカムに殺害されました。
その記憶を継いだ2世もまた自己戴冠を成そうとして突然死しましたが、その影には彼女の姿が垣間見えます。

そこで今度はファイノンに「自己戴冠」を成させることで、自身の「死」を乗り越えようとしているのです。
さてここでほとんどの人が疑問に思うのは、そもそも「自己戴冠」ってなんなの?ということと、なぜポルカカカムはこれを阻止しているの?ということでしょう
「自己戴冠」とは自らを王として戴冠し、一つの宇宙の王として「玉座」に座ること。

それはヌースの計算を超える「知識の特異点」に至る行為であり、そしてポルカカカムがそれを阻止するのは世界を「終焉」から防ぐためです。

そして「知恵」の星神の計算すら超える「一つの宇宙の王」とは、星神としか考えられません。
現在のスタレ世界は全てがヌースの算出した時——「知識の輪」の中に納まっています。

しかし、この輪を打ち破る「知識の特異点」が発生すると、それはヌースの計算を超えて「混沌」を生み出します。

ポルカカカムは「混沌」が起きるたびに世界の終焉が早まると信じており、それを防ぐために「自己戴冠」を為すものを阻止しているのです。

このオンパロスは其が「死」の演算結果を確定させた世界。
すなわち滅亡が決定付けられており、その度に「再起動」で永劫回帰を行なっています。
この「滅亡の計算結果」を覆すには其の計算を超えること。
すなわちファイノンが「自己戴冠」し、星神になる必要があります。
Ver3.3の最後ではなぜかファイノンの名前が隠されていました。

元々「ファイノン」は本名ではないため真の名を隠すためかと思ったのですが、恐らくこれは隠しているのではなく、彼はこの時に名を捨てたのです。
――救世のために。

全ての始まりのPV「オンパロス英雄記」を思い出してください。
その旅の終わりにかつてのタイタンたちは滅び……
冠を戴いた無名の王が英雄たちと共に…
救世の偉業に挑むだろう

「火を追う旅」は終わりを告げ、かつてのタイタンたちは既に滅んだ。
今まさに名を捨て「無名の王」となった■■■■■が黄金裔たちの火種を「背負い」自己戴冠を行う。

それはこれまでとは違う物語を綴るために
オンパロスに黎明をもたらすために
「滅亡」という計算を覆す
「救世」の偉業に挑むのです。

ファイノン=星神説について
ファイノンが星神になるというのは唐突に思えるかもしれませんが、割と色々伏線があったりします。
有名なものにケファレの紋章が「星神」と酷似していることがあげられますが、もう一つはアキヴィリとナヌークの関係です。


「開拓」のアキヴィリと「壊滅」のナヌークは何らかの関係があると初期から言われていました。
それは模擬宇宙で「殞落したアキヴィリ」の姿がアドリヴンの赤ん坊であり、黒い肌と黄金の血を持っているからです。


ナヌークはアドリヴンの出身者であり、黒い皮膚と金の血を持った存在でした。

そして実際に模擬宇宙の物語で登場した「『開拓』の証」を持つアキヴィリらしき男性は、白い髪と黒い肌を持っていました。

「星核」を体内に宿す開拓者は模擬宇宙においてアキヴィリを模倣することが可能です。
また「千の星の紀行」では死んだはずのアキヴィリに列車とともに旅に出るように促している上に、そこには「開拓者」というルビが振られていました。

オンパロス事前PVでは開拓者が振り返るとファイノンになることや、二人の姿がすごく似ていることが挙げられます。


いや個人的には、どう見ても全くこれっぽっちも似てるとは思えないのですが、とにかく設定上は「似ている」のだから仕方ありませんね。
要するに開拓者が「アキヴィリ」であるならば、「すごく似ている」ファイノンは「ナヌーク」に対応していると考えるのが自然です。

もちろんオンパロスは仮想世界ーーすなわち疑似世界であるため、「星神になる」と言っても本物ではなく疑似星神(使令級)にとどまる程度とは思います。
しかし疑似と言ってもそれが星神であるならば、それを阻止する存在が現れるはずです。
すなわち自己戴冠を絶対許さないウーマン――ポルカカカムです。

彼女が既にこの地に影を落としているという事実がファイノン=星神説を後押ししています。
それはスクリューガムの語る「蝶の羽ばたき」。

ポルカカカムの能力は自分にとって都合の良い「偶然」を確定させる能力であり、要するにバタフライエフェクトを意図的に引き起こせるというもの。
そのため彼女の存在は「蝶」に例えられます。

彼女の存在がファイノンの「自己戴冠」の最大の障害になるでしょう。
しかし彼女に関してはもう一つの可能性が秘められています。
それは彼女はただ「終焉」を与えるだけの存在ではなく、「新生」を与えるものでもあるからです。

オンパロスの「救世」がヌースの方程式を脅かさないと証明さえできれば、それは「新たな始まり」を意味することになるでしょう。
ちなみに「ルパートの記憶」になぜファイノンーーナヌークが登場するのかと思う人もいるかもしれません。
実はナヌークの故郷アドリヴンは元々は「宝石の星」と呼ばれていたのが、機械皇帝戦争の影響によって荒廃したのでした。

こういうところが地味に繋がっていたりします。
オンパロスのファイアウォールについて
ヘルタがオンパロスに訪れた時に、ライコスは立ち入りに管理者の許しが必要と説明し、実際に入れたのは表面部分まででした。

それは、この世界には二重のファイアウォールがかかっているからです。
一つ目の壁である「空間」は「使令」であるヘルタにとって意味を成しません。

※使令は虚数の壁を捻じ曲げれる
しかし第二の防壁である「時間」は話が別です。

皇帝のセプターは内部の時間を歪ませる力を持っており、実際にオンパロス内では凄まじい早さで時間が経過しています。

具体的に言うと現実世界ではそこまで時間が経過していないはずなのに、オンパロス内ではもう1年が経過しています。


要するに外の世界と中の世界は時間軸が異なっているため、中の時間軸が分からない外部からは「時間」の障壁を乗り越えられないわけです。

そこでスクリューガムは特別な発明品である「識刻アンカー」を使うことにします。
これは物質が「どの時間」に属しているかを知ることができる機械ですが、普通の物質は当然「同じ時間」に属しているためにはっきり言って何の意味もない発明です。

しかし時空の歪んでいるオンパロスに対しては、この上ない武器になるわけですね。
ちなみにポルカカカム様にはあらゆる「偶然」を確定させる「全知域」以外にも、「因果の鎖」という自分の関係する場所なら瞬時に移動できる能力を持っています。

「ルパートを殺した女」である彼女にとって、ルパートの世界に現れることは容易なこと。
時間の壁など問題になりません。
ちなみに不可知域でヘルタたちが殺されそうになったのは、うっかり彼女の年齢について口を出したから説があります。
確かに彼女のナンバー#4は恐らく数百琥珀紀以上も前の時代であり、とんでもないババ⋯⋯お姉様ですが、女性の年齢に触れてはいけないという教訓ですね。

なお、星穹列車を修理した際にライコスが丹恒に脱出の提案をしたことから、ナナシビトが「時間と空間」を超えてこの世界を訪れたのは想定外だったようです。

星穹列車の修理に際して丹恒は、列車には特別な動力装置があることを説明。
ライコスはなぜ修理できるのかと聞かれたときにうまく誤魔化しましたが
オンパロスの文明レベルを考えれば列車の動力に使われているに等しいものは、皇帝のセプターぐらいしかありません。
星穹列車は星神アキヴィリによって作られた、この上なく特別なもの。

時空を歪ませるセプターと同種の動力を使っているならば、列車には「開拓」のため世界への時間軸に自動調整する機能があってもおかしくないでしょう。
オンパロスの世界が「ガーデンの鏡でしか観測できない」というのは、要するにディスプレイを通してビデオ鑑賞しているようなものであり、ビデオの世界に入れるわけではありません。
しかし星穹列車の「開拓」ならば「画面の壁」を越えることができるわけですね。

ちなみにこの発言によってVer3.0バットエンド時において、星穹列車を修理して脱出を手伝ったオムニックはライコスであったことがほぼ確定しました。

なのかの存在の意味
なぜかオンパロスに近づくと凍り付いてしまった三月なのか。
今回、彼女の「記憶」がオンパロス内に囚われてしまっていることが判明しました。

しかし現在のオンパロスのどこにも彼女の記憶らしきものは存在しません。
そもそも今回の火追いの旅には不可解な点があります。
何故これまで何度も永劫回帰を繰り返しているのに、今回に限り「歳月の黄金裔」が存在しなかったのか。

黄金裔PVでは隠されたシルエットの中に、めちゃくちゃ「なのか」らしき姿がありましたが

実際にオロニクスを継いだのは開拓者でした。
それは恐らく本当の「歳月の黄金裔」であるキュレネが斬られてしまったからではないか。
彼女もまた「黄金の血」を持つことはスチルから判明しています。

キュレネは黒衣の剣士に斬られながらも、「歳月」の力を分離させ「ミュリオン」としてその力を託せる存在を探していた。
そうして見つかったのが開拓者だったのです。

そもそもケファレが記憶を再構築して新世界を創造するなどと言われていますが、実際の能力を見る限りあくまでもケファレは「世を背負う」ものであり再構築ができるような能力を持っていない。
記憶を集め再構築する――その能力を持つ者にもっとも相応しい神は、まさに「クレムノス」を再現できるような「歳月」の力しかありません。

つまり、実際の流れはこうです。
「壊滅」のファイノンが世界を「再起動」し
「記憶(歳月)」のキュレネが世界を「再構築」し
「知恵」のライコスが世界を「演算」する。
しかし、100琥珀紀以上も永劫回帰が繰り返されてきたオンパロスに、これまでとは違う「物語」が展開されます。
それはキュレネが天外の記憶ーーなのかの記憶を受け取ったからではないか。

そもそも開拓者たちがこの世界に訪れる前からキュレネは黒衣の剣士に斬られ済みであり、歳月の黄金裔の痕跡は見当たりませんでした。
つまり、このループが「これまでと違う」のは二人が来る前からだった。
タイタン・オロニクスは、なのカメラを見て「母上」と呟きます。

ループものストーリーでは「最初の時点で既にループ済み」というのが定番の展開ですよね。
オンパロスの時間が歪んでいるのは先程説明しました。
つまり、開拓者たちがオンパロスに降り立った時点で、このループは「なのかの記憶」が干渉してから2周目に入っていたと考えられます。
ちなみにライコスとキュレネの関係ですが、ライコスは世界の権限を完全に掌握しておらず何者かと最終協定を結んでいます。

であればその相手はキュレネしか考えられません。
絶滅大君ーーファイノンは「救世主と大君」のどちらを選ぶのか。
ライコスは傍観者として自然に大君に目覚めることを賭けており、キュレネはそれを「ロマンチックな物語」にするための「虚構集」を書いた。

或いは「其の計算を覆す」ことが目的であれば、ライコスにとってはどちらでもいいのかもしれません。
ともかく、このような「協定」を結んで勝負をしているのではないかと推測しています。
没ネタ① キュレネ=絶滅大君説
これからする話は本編考察と上手く繋がらなかったので没にする予定だったのですが、話としては面白いと思ったので、せっかくなのでおまけとして置いておきます。
それは今回姿を現したキュレネこそが真の絶滅大君であり、オンパロス編の黒幕ではないかという話です 。

というよりも、そもそも黄金の血とは「壊滅」の傷であり、ファイノンだけではなく黄金裔全てが絶滅大君の記憶。

そしてキュレネがそれに影響されているのではないかということです。
彼女が怪しいと思っている理由に、その腕の模様がナヌークに似ているという話もありますが、実はもっと直接的に怪しいところがあります

それは開拓者がミュリオンと初めて出会った時に構築された、星核ハンターとの記憶です。
一見すると彼らと旅をしていた時の記憶が再現されているかのように思いますが、実はこの記憶には明確な改ざんの痕跡があります。
「再現」されたホタルとカフカのセリフを思い出してください。

ホタルはこんなこと言わない!!

カフカはこんなこと言わない!!
この二つの記憶は明確に「真実」とは異なっています。
ホタルは獲物と遊ぶカフカをたしなめていますし、カフカは選択の機会に後悔しないようと忠告します。


「再現された記憶がおかしい」といえば再現されたクレムノスも変でした。
モーディスは幼少期に父親に海に突き落とされたため、ほとんどこの城に足を踏み入れたことはありません。

しかし再現された記憶世界では、最強の戦士メディモスが国を裏切って出奔し内部分裂を起こしたことになっています。

サフェルの嘘が消滅しエスカトンが襲来したオンパロスでは急速に記憶が失われていますが、この時、明らかに時間系列がおかしくなっています。

記憶の再現に壊滅が干渉しているのであれば、その大元はキュレネではないかということですね 。
そういえば崩壊3rdの「楽園」の方でも最後に戦う相手は「彼女」でした。

没ネタ② ○○博士黒幕説
先ほどの説も基本的には没ネタだったですが、もう一つ別の黒幕説もありました。
それはオンパロスの黒幕はこれまで全く話に出てきていない、ある人物ではないかという説です。

今回のストーリーで気になったセリフが一つあり、それはライコスの後ろにまた別の黒幕がいるかのようなもの。

天空の壁画に残された謎のタイタンは確かに4本腕に見えますが、影の違いから実はその裏に別の人物がいる構図にも見えます。

そして、その形からするとそれは恐らく女性であり、髪の毛が短いキュレネたんは除外できます。
さて、Ver3.1でトリビーのPVが公開されたときに「ルアン・メェイ黒幕説」が流れたのはご存知でしょうか?
それはトリビーPVに登場する惑星が、ルアンの想像した惑星と酷似していたからです。


しかしルアンは確かに長命種の疑いがありますが、「81」というナンバーを考えるとさすがに100琥珀紀前に誕生していたとは考えにくい。
彼女自身というよりもメイ(梅)という名が一族に受け継がれていて、その先祖に「MEI博士」がいた可能性があります。

MEI博士とは崩壊3rd前文名に登場する人物で、ファイノンの並行同位体(仮)であるケビンの恋人です。

火を追う黄金裔のモチーフが3rdの火を追う英傑なのは有名ですが、MEI博士とはこの「英傑」を作った人物。

この英傑とは人類の敵である「崩壊」の因子を埋め込んだ改造人間であり、敵の力を使って人類のために戦う勇者たちです。
黄金裔の「黄金の血」は恐らく「壊滅」由来であり、代表がファイノンというだけで実際は全ての黄金裔が「壊滅」なのでしょう。
確かに歴史上では欲望のために力を使う黄金裔も多かったのですが、皆さんも知っている通り火種を継ぐ者たちはみな世界のために戦う英雄でした。
つまり黄金裔とは生命の敵である壊滅の力を使い、人類のために戦う英雄です。

ん?これってなんかさっきの説明と似てませんか?
MEI博士は前文名において「人類最高峰の頭脳」と謳われました。
この世界の黄金裔を創造した人物がライコスの裏に隠れており、そしてそれが「知恵」を司る者であればMEI博士こそが最も相応しいのではないか。
そうであれば、黄金裔の筆頭がケビン――ファイノンであることもうなづけます。
ちなみにこのMEI博士はさらに前作の「崩壊学園」にも登場していますが、こっちの要素も含めれば支配欲全開のマッドサイエンティスト要素が含まれて完璧です。

おわりに
長く続いた「火追いの旅」もついに終わりを迎え、オンパロスの秘密がついに明らかになりました。
代わりに舞台の裏側から現れたキュレネと全てを知っているライコスたちの前に、ファイノンーー「無名の王」がどのような選択肢をするのか。
最終編に入るであろう、火追いの旅の結末をみなさんで確かめましょう。
以上ルト兄でした。















