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【原神考察】テイワット創生の真実と「真珠の歌」を解明する――そして原神の「真の黒幕」について

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2026年2月時点の情報を元にネタバレ個人の見解を含んでおり、今後の実装次第で公式と大きく異なる内容となる可能性がありますのでご了承ください

星と星を巡り数多の世界を旅してきた空と蛍の双子の兄妹。

しかし彼らはテイワットを離れようとした際に、「天理の調停者」を名乗る存在に阻まれ封印されました。

封印が解けて目が覚めた時、片割れがいないことに気がついた旅人は、兄妹を探すためにテイワットの旅を始めます。

そして長い旅路先で、この世界の「ルール」を支配する生・死・時・空の四大執政と、その頂点に立つ「最初の降臨者」――「天理」の存在を知りました。

そして次に訪れる予定の最後の七国であるスネージナヤの氷神は、500年前の大崩壊以降「天理」に背き、彼女を打倒することを目的に暗躍しています。

まさにテイワットの暴君と目されている「天理」ですが、本当に彼女は「悪」の存在だったのか?

今回は「天理」の真の正体とパイモンの秘密の解析を行い、そして「天空」すらも陥れた「真の黒幕」の正体について妄想していきます。

この記事はYoutube投稿したものをブログ用に再編集したものになります。

「天理」の真の正体について

さて、以前に投稿した「テイワットの根源的な世界観について」において、テイワットの成り立ちと「天理」の正体、そして旅人との関係についての妄想を行いましたが、2年近く前の記事なのでおさらいを兼ねて簡単に振り返ります。

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KFCコラボアイテム「盛宴の翼」のストーリーは、レストランに異色の客が次々と訪れるお話が書かれています。

一見すると何のことかよく分からないように思えますが、これは「天理」の正体についての伏線が書かれた超重要なストーリーの話で、そのレストランの「最初の客」は滅んでしまった星から訪れ、母星を復活させるために「世界」を乗っ取ろうとした「人工知能」であったというお話です。

「多くの世界を破滅させた二番目の悪魔の客」とは「アビス(深淵)」に乗っ取られてしまい、「第二の玉座」として天外から帰還した「龍王」のことでしょう。

ヌヴィレットのキャラスト及びナヒーダの伝説任務第二幕では、「龍王」が世界の外からアビスの力を得て、再び舞い戻ってきたことが説明されています。

天理が人工知能であるという伏線はかなり前から匂わされており、例えば執行官が勢ぞろいしたPV「冬夜の戯劇」では、統括官である「道化」がチェスを打っているところから始まりますが、このチェスの盤面は実際に存在する棋譜、1996年に行われた「ガルリ・カスパロフ」という人間の棋士「ディープ・ブルー」というコンピューターとの戦いを再現したものです。

「道化」は氷の女皇に仕え、彼女に従って神の心を集めていますが、その目的は天理――すなわち天空に対抗するためです。

この盤面には神の心が置かれているため、その対局者は「天理」であることに間違いないでしょう。すなわち、ここでも天理とは人工知能であることが示されていました。

そしてテイワットの人々を縛る世界式――すなわち「運命」とはコンピュータープログラムのことであり、それは「世界樹の化身」であるナヒーダの能力がマウスとキーボードであることからも明らかです。

一方、双子は彼らの故郷に咲く「あの花」の海を探すために星海を巡っていましたが、「あの花」とは「インテイワット」というカーンルイアの国花で、蛍の頭に飾られている花と同じものです。

双子の片割れはたまたま訪れただけのテイワットに、その「インテイワット」が咲いている「偶然」に驚愕しました。

テイワットが「天理」によって創造された世界でありながら、なぜこの地に「あの花」が存在しているのか?

さらにテイワットは世界外から現れた異物を排除する特性を持っていますが、世界外の存在である旅人には排除どころか「神の祝福」を授け、さらに「旅人のための世界」であると言われています。

おまけに「天理の文明」と「双子の名前と星座」は、ともにギリシャ系神話・ラテン語が元になっています。

このことから「天理」と「双子」は同源であり、すなわち同じ星の出身だった

そして旅人と同じ天外の人間である片割れが「降臨者」として分類されないのは、カーンルイアを故郷として「この世界に属する」ことを決めてしまったから、という考察を行ったのが2年前の記事の概要です。

さて、空月の歌・終奏ではそんな旅人たちが、星海旅行に使っていた宇宙船の元へついにたどり着きましたが、そこに残されたログと手に入る衣装から、この妄想の裏付けとなるようなヒントが隠されていました。

この物語は双子が宇宙船に乗って星間旅行を行っていた時の様子を書いたものなのですが、最も重要な点は、実はこの宇宙船には双子以外の乗員、「3人目」が乗っていたということです。

この「3人目」は、終わりの見えない星間旅行にあって、双子が深い眠りについていても眠ることなく孤独に観測を続けていた「其れ」と呼ばれる存在

しかし、旅人が過去を語るときに「其れ」の存在に触れたことはなく、星海旅行は「二人きり」だったのは明らかです。

そしてこの物語の語り部は、双子が星々を見て目を輝かせる姿を「連想モジュール」で想像していました。

つまり、双子を見守る「其れ」は人間ではないもの――人工知能ロボット(AI)です。

そんな彼らの目的は「可能性」を秘めた星を探すこと。

本来、偽りの空の向こうにあった「真の星々」は活気に満ちた世界に溢れていました

しかし現在では、テイワットの外の星々はすでに殆ど死に絶えてしまっていると説明されています。その理由はもちろん――アビスです。

双子の故郷はアビスによって滅び、そしてその星の王族であった双子は、文明の種火――故郷の遺伝子貯蔵機を載せた宇宙船で星海へと旅立つことになります。

しかし宇宙のほとんどがアビスにより死に絶えている現状で、そのような「可能性」を見つけることは容易ではなく、双子はほとんどの時間をスリープポッドの中で眠って過ごしました。

そして旅人が宇宙船の航行記録を解析すると、意外な「真実」が明らかになります。

旅人は500年前に初めてテイワットを訪れたと思っていましたが、実は千年単位の大昔にもテイワットの上空を通過していたのです。

宇宙船が実際にテイワットへ立ち寄ったわけではないのですが、その「偶然」を旅人は気になって仕方ありません。

旅人はこの時に片割れが降り立ったのではないか推測しましたが、これは恐らくミスリードであり、実際にこの時に降り立ったのは「3人目」、すなわち自立型AIがテイワットに「可能性」を見出したのでしょう。

双子のためにこの世界を「故郷」とすることに決めた「其れ」は、一足先に遺伝子ボックス(文明の種火)を持ってこの星に降り立った。

当然、一つの星をテラフォーミングするのはそれなりに時間がかかる行為であるため、宇宙船の航行ルートにプログラムを加えて、完成するころに再びこの星へ戻るようにする。

こうして双子だけを乗せた宇宙船は再び宇宙へ旅立ち、数千年後に再び運命が交差する時を待つことになります。

さて、この世界に「降臨」したAIの目下の問題が、この星はすでに先住民――龍族が支配していたことでした。

幸いなことに「旧世界」の守護者であった「龍王ニーベルンゲン」は星海に旅立っている最中であり、地上に残っていた元素七龍は超技術を持ったAIによって打ち倒されました。

そして世界は新世界という箱舟――「テイワット」に作り替えられることになります。

ここで先ほど概要を紹介した2年前の記事内容を思い出してください。

なぜ「天理の母星」を再現したテイワットに「故郷の花」があったのか。
なぜ「異物」を排除するテイワットが双子を受け入れたのか。
なぜ「天理」が作った世界と双子の名前が、同じ「ギリシャ・ラテン」のテーマを同じくしているのか。
なぜ「天理」の作る世界が旅人のために開かれていたのか。

それは、テイワットとは宇宙船の自立型AI――「天理」が「双子のために作った世界」だったからです。

宇宙船のカラーリングと各地に設置されているワープポイントの色合いが似ていると話題になりましたが、謎の古代装置であるこれの使い方を旅人が理解できるのは、宇宙船の技術が使われているから。

カーンルイアに「果ての花の海」が広がっていたのも、彼らの願望を聞いていたからでしょう。

「天理」とその影の存在は世間にはひた隠しにされ、淵下宮では「真実」を知ったオロバシは死刑に処され、書物は特級の禁書として扱われています。

創造主である「天理」の存在を「人間」が知る必要はなく、ただいずれこの世界を訪れる王が帰還することを待つだけでいいのですから。

双子がテイワットに訪れたことを散兵は「天空が召喚に応じた」と表現していましたが、これは天空――つまり天理によって双子の「凱旋」がプログラムされていたことを意味しています。

旅人のキャラクター紹介を覚えている人はいますか?

彼らの紹介文を書いた謎の人物「K.K」は、崩壊シリーズの主要人物であるキアナ・カスラナと同じイニシャルです。

しかし、なぜここでキアナが出てくるのか?

同じようにシリーズ主人公であるからというようにも考えられますが、「天理」がAIであり、そして新世界を創造する使命を持っていると考えれば、その正体は崩壊学園に登場する「阿頼耶識」がモチーフなのでしょう。

彼女はゲーム内において失敗した文明をリセットし、新たな世界を構築する冷徹な神なのですが、その正体はキアナの肉体をベースに作られた生体AIなのです。

「天理」――生体AI「K.K.」は新たな天地テイワットを「完成」させて双子を出迎え、その時彼らは最高の仲間に出迎えられ、世界のすべては双子のものとなる。

二人を出迎えた「天理」の言葉はこうなるはずでした。

「世界へようこそ」

――しかし、そうはなりませんでした。 テイワットが完成する前に、かつての支配者であった「真の龍王」ニーベルンゲンがアビスを身に纏い、世界へ舞い戻ってきたからです。

のちに葬火の戦いとも呼ばれる大戦争に「天理」はからくも勝利を納めましたが、代償として重傷を負い、世界への絶対的な支配力を失ってしまいました。

パイモンの正体

続いてパイモンの正体について考えていきます。

パイモンの正体を考察する動画では、空の執政アスモダイが弱体化したものか、あるいは「天理」から分岐した「後継者」「冠」を戴く「理の執政」であるという妄想を展開しましたが、今回の話は後者をベースとして進めていきます。

さて旅人最高の相棒兼ガイドであるパイモンは明らかに「善」の心を持っていますが、宇宙船の「ガイドAI」である「其れ」もまた双子の身を常に案じていました。

そのことを踏まえて改めて双子の新衣装物語を読み返すと、パイモンの真の正体はこの「天理AI」のうち感情を司る「連想モジュール」だったのでしょう。

初めて降臨者の情報が登場したのは水仙十字院の世界任務で手に入るテキストですが、この文章の頭に書かれている「イーア、イーア、パン」

これは「パン」という神を讃える讃歌であり、そしてギリシャ神話の「パン」はオルペウス教の創造神パネースとも同一視されます。

そう天理ちゃんの本名?ですね。

さて、ヌヴィレットはキャラスト3で「世界の現状を考えさせる劇」の話をしますが、これはイギリスの作品である「レベッカ」のことです。

屋敷の主であるレベッカはストーリー開始時点で既に死亡していますが、彼女が死んでも「彼女の決めたルール」が屋敷——作品における世界を支配し続けているという内容です。

そして、このレベッカが死んだ理由は当初は事故とされていましたが、実は殺されて海に捨てられていたことが判明します。(※詳細は「根源的な世界観について」で解説しています)

賛歌の中の「パネース」は大海洋で眠っていますが、その際に深淵の中で自我を捨てて「聖なる幼児」の姿で新生しました。

「テイワット」を統治していた「天理AI」は、世界の外から帰ってきた「漆黒の龍王」との戦いにより機能的損傷を受け、テイワットを掌握する力を失ってしまいます。

すなわち天理はこの戦いでアビス――深淵に汚染され瀕死になって海に落ちましたが、その際に戦いに必要がないため損傷しなかった「連想モジュール」——切り離した「自我」から「後継者」として新たに生まれた「聖なる幼児」がパイモンと言いたいわけです。

海の中で誕生を待っていたパイモンにはまだ考える力がありませんでしたが、「主」である旅人に出会ったことによりこの世界で目覚めました。

ゲーム内でシステムから送られてくるメール送信者の名前は「P・A・I・M・O・N」であり、それは「原初の永久統制マトリックス(Primordial Algorithm of Intransient Matrix of Overseer Network)」を意味すると以前に投稿したことがあります。

Primordial PAlgorithm Aof IntransienIMatrix Mof Overseer ONetworkN

天理――パネースは「原初のあの方」とも呼ばれていますが、パイモンも同じく「原初」の万能の力を身に纏っています。

「本質を見抜く」力を持ったカノティラちゃんによれば、パイモンは虹色――七元素全てを統括した色を持つ天空の関係者でした。

ちなみに旅人が各元素の力をうまく使えるのも、パイモンの力添えあってのことですし、旅人が開くシステム画面の名前は、「パイモンメニュー」です。

自立型AIの一部の「自我」が分離してまったく別の個体となることは、すでにイネファと「11席」という実例が存在しています。

双子のガイドAI「天理」の一部だったパイモンは、本体から切り離されその記憶を失ってしまいましたが、しかしそれでも二人は出会うことになり、お互いの真の正体を知らないままで本当の「相棒」となりました。

しかし、これらの話はあくまでも妄想の話ですが、仮にこれが正解であると仮定すると、「天理」が行ったことはあくまでも双子に対する善意であり、本質的には味方であるはずです。

しかし「天理」は片割れの意に反してカーンルイアを滅亡させ、アビス教団の指導者となった片割れ「天理」と敵対を宣言しました。

なぜ、このようなすれ違いが起きてしまったのか。

それを説明するために次の項目では、原神メインストーリーに隠れ全ての糸を引いている真の黒幕の正体、すなわち五大罪人の一人「賢者」フロプタチュールについてのお話に移ります。

真の黒幕について 「賢者」フロプタチュール

フロプタチュールとはカーンルイア深秘院の最高責任者であり、ダインスレイヴの「仇」である「五大罪人」の一人です。

そして、同じく深秘院に所属していた「道化」――エフテルヴィットの同僚にして目の上のたんこぶでした。

ちなみに、この名前は北欧神話の主神オーディンの別名の一つであり、すなわち彼は同じくオーディンの別名を持っているカーンルイア国王「隻眼のイルミン」の血縁者ではないかと推測しています。

*元々は「エルミン」だったが現在は「イルミン」に修正された

さて、テイワットの「人間」とはこの世界の原住民ではなく、「最初の降臨者」である天理によって創造され、この世界に放たれた存在でした。

そして、そのDNAベースとなったのは当然、生物保管庫から持ち出した生態系データ、すなわち双子の故郷である「栄光の王国」です。

原神宇宙には無限に近いほどの星が存在していますが、「テイワットの人間」と「双子」に全くと言っていいほど違いがみられないのは、元が同じ世界の遺伝子を持っているからです。

しかし、ある点において彼らの間には絶対的な格差が存在していました。

それは「テイワット人」とは世界の王――つまり双子にかしずくために生まれた存在だということです。

「人間」は神聖なルールにより「運命」に縛られた「神の操り人形」に過ぎません。

生物の本質を見ることができるカノティラが旅人の本性を「世界を丸呑みする怪獣」と評したのも、双子こそが旧世界が飲み込まれ「テイワット」が創生された発端だからなのです。

しかも「天理」は自分たちの作った人間が天に反抗したときのことを見越して、信仰を失った人々が怪物――ヒルチャールと化すようにプログラミングを施しています。

そのような「運命」に反発したのがカーンルイアの人々でした。

恐らくカーンルイア人とは、天理と敵対する「龍族」によって改造された新人類だったと推測できますが、これに関しての詳しい話は過去に行ったライブ配信で説明しているため、ここではざっくりと解説します。

これはナタの書籍「石素人」にその根拠を求めるもので、その内容はいわゆる近未来を舞台としたSF小説のようなものであり、石素と呼ばれる金色の液体によって動く機械の力で繁栄した国の話です。

人々は月のない夜でも明るい都市で過ごし、自動化された耕運機で生産を行い、空を飛ぶ船で遠くの都市を繋げます。

しかし、実はこの世界の「本当の人類」は芋虫のような異形の化け物であり、彼ら旧文明人は星全体を巻き込む大規模戦争を起こし、それによって地表は彼らが住めないほどに汚染されてしまいました。

そこで彼らは自身の命をエネルギー化させて地下深くに封印し、汚染された星でも生きられる種族を新しく創り出します

その新しい種族に汚染物質を時間かけて分解させ、自分たちの適応できる世界を蘇らせようと考えたのですが、浄化が終わり世界が新生すれば現生人類は滅び、古代の人類が復活する手筈になっていました。

まあ「風の谷のナウシカ」と言えば分かる人もいるかと思います。

作者の名前クナ=ヤン(クン=ヤン)K’n-yanians とはクトゥルフ神話に登場する地底世界の名前で、この名前自体も「カーンルイアKhaenri’ahと似た響きを持っています。

「耕運機」というカーンルイア兵器のコードネームが登場することからも、この世界がカーンルイアをモチーフにしていることは明らかです。

汚染された世界とは「光の空」が天理によって「虹色の空」に変えられてしまったことを指します。

現在、テイワットに流通している「七元素」とは元々は龍族の使用していた「燃素」が元になっており、これは原初の「光界の力」と同じもの。

しかし、天理がこの世界を作りかえた時に光は虹に変換され、七つに分割されました

この変化のことを龍族は「汚れた元素力」と呼んでいます。

Screenshot

つまり、現在のテイワットは龍族にとって生きづらい環境であり、この世界に「適応」した龍族は徐々に知能を失い「竜」として退化しました。

そして、適応を拒み「純粋さ」を求める一部の龍族は、自らの身体をエネルギー生命体に変換して生き延び、天空に反発する人間に目をつけて「敵の敵」とすることで彼らに天理を打倒させようとした。

カーンルイアと龍族の関係性については、カーンルイア人である「隊長」の衣装が鱗を模していることや、他のテイワット文明を遥かに超越した機械技術が龍族の文明に似通っていること。

そして何より「龍の瞳」という名の名刺には星が描かれています

Screenshot

つまり「星の瞳」を持つ「純血のカーンルイア人」が天理の「祝福」から逃れられるのは、龍族によって「改造」が施されたからなのでしょう。

そんなカーンルイア王国の後期に誕生したのが「賢者」フロプタチュールです。

カーンルイアにおいても、アビスの秘密と「世界の真実」は一般人には伏せられていましたが、深秘院のトップである彼は当然、「禁令」を破る特権を持っているはずです。

それどころか「道化」がかなわない天才であった彼は「真の星々」を観測したときに、「天理」によってプログラムされた双子の宇宙船が、近い未来にテイワットに「再び」交差することを計測しました。

「神聖な計画」によって構築された「完璧なテイワットの誕生」は、アビスをまとった「龍王」によって阻止されてしまったのは歴史が証明した通りですが、それでも超越者たる双子が訪れてしまえば、神への反逆計画が台無しになる可能性が高い。

そこで彼は全てをひっくり返す手段として、本来であれば「敵」である双子を逆に利用することを思いつきます。

「賢者」は国王をそそのかしてアビスを呼び覚まし、その力を利用して蛍を宇宙船からカーンルイアに直接ワープさせました。

カーンルイアで目覚めた蛍は記憶を抹消され、この国の王女として過ごすことになります。

彼女はやがて記憶を取り戻すも、自分を「救世主」として慕う国民の姿に心を打たれてしまい、「世界の王」の資格を持っていた彼女は自らの意思で「カーンルイアの王女」となることを選択します。 これが本来は「降臨者」である彼女が世界樹に記録される存在となった理由です。

そして言われるがままに地下奥深くにいざなわれ、これまでは少しずつしか利用できなかったアビスの力を「無限に吸収する器」として利用されてしまいました。

アビスを利用する危うい計画に、当時の深秘院2番手であった「道化」は反対しましたが、「賢者」の権力にかなわず実行に移されてしまいます。

全てを計算している彼はこの騒動を引き起こすために、レリルの恋人ソリンディスと、そして「未来のヴェズルフェルニル」を利用します。

こうしてダインスレイヴを除いて、計画に関与した5人の「英雄」は「罪人」となりました。

さて、龍王との戦いにより機能が損傷して眠りについていた天理ですが、「アビスの蔓延」という事態にさすがに目が覚め、カーンルイアを滅亡させることを決意しました。

しかし、このままでは「主」である蛍とも戦うことになってしまうので、時の執政イスタロトに時空を干渉させ、ティレルを利用して「未来の空」が持っていた宇宙船の鍵を渡させます。

これによって蛍は空を探すために戦線を離脱し、「救世主不在」の王国は天理たちに対抗できず、なすすべもなく滅亡しました。

天理は空が宇宙船から脱出するのを確認した後、抜け殻となった宇宙船を月に隠します

「天理」はこの宇宙船の記録が解析されてしまうと、テイワットが受け入れられない「秘密」、すなわち世界が双子のためだけにテラフォーミングされた事実が知られることを恐れたのでしょう。

蛍は「天理」が世界、そしてカーンルイアに行った非道な行為の全て自分のためであることに悩みます。

「天理に抱いてる感情が簡単に説明できない」のは


「自分とどう向き合えばいいのかわからない」のは

「最初からぜんぶ私とお兄ちゃんだけの問題」なのは



全ての悲劇の発端が自分たちにあるからなのです。

こうしてカーンルイアを犠牲に「賢者」は力を手に入れましたが、彼の真の目的はまだその先にあります。

五大罪人はそれぞれ「執政」の力と対応していますが、「賢者」だけは執政のものではなく「理」に対応する罪人です。

すなわちは彼の最終目標は天理の持つ「創生の真珠」――世界を思うがままに作り替える「デザイン用端末」を奪うことです。

天空紀行の物語では「創生の真珠」が「蛇」によって黒く染められる様子が映っていますが、スルトロッチの扱う天空の元素力を模した「蛇の七変」は、元は深秘院の技術「混沌の浸透」がもとになっています。

これによって彼は「天理」を汚染し、世界の法則を掌握できる「理」の力を手に入れようとしているのでしょう。

まもなく天理との戦いに向けて氷の女皇の引き起こすラグナロクが始まりますが、全てが終わったあとにフロプタチュールが出てこないはずがありません。

しかし彼の後塵を拝していた「道化」は、そのやり口を熟知しています。

原神最終局面では、女皇と協力して汚染された「天理」と戦い、そしてその裏に潜む「賢者」とは、「道化」と協力して戦いに臨むことになると推測しています。


かつて、この宇宙には双子の故郷があった
国王は双子に文明の火種を託して宇宙へ旅立つように命じた
こうして、かの者は「可能性」に満ちた世界を探す旅に出た
しかし、蛍は賢者に騙され、自身の出自を忘れてしまう
そして、自らをカーンルイアの王女になるよう仕向けられてしまった
でも心配はいらない、なぜなら空がこの星の「旅人」となったからだ
これは君の長い物語の始まりであり、君たちが世界を記録する旅である

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