
*この考察は、2022年4月時点の情報を元にネタバレや個人の見解を含んでいます。今後の実装次第で公式と大きく異なる考察となる可能性がありますのでご了承ください。
どうも、篝火文書店のはるとです。
今月はVer2.6で追加された層岩巨淵の内容を少しずつまとめていきたいと思っています。
まず最初に解説するのは、カーンルイアの騎士たちが守っていた、謎の「不思議な手紙」に関するお話です。
「不思議な手紙」とは?
層岩巨淵の地下には、元カーンルイアの騎士である9人の黒蛇騎士が徘徊していますが、彼らはそれぞれ固有の名とともに「青淵宝珠」というアイテムを持っています。


そして、この9つの宝珠を集め、層岩巨淵の遺跡の扉を解放すると、その向こうでプレイヤーは、ほとんどの行が消された「不思議な手紙」を読むことができます。

この手紙は12行で構成されていますが、各プレイヤーにより読める行が異なります(法則性は不明)。
つまり、最低でも12人のプレイヤーの協力が必要なわけですね。
Twitterで募集したところ、無事全12種類の内容が判明しました。ご協力ありがとうございます。

さて、この手紙の文字は古代テイワット語(正式名称不明)で書かれており、ドラゴンスパインのシャール・フィンドニールや鶴観島の地下遺跡などの壁画などでも使用されています。
これはアルファベットをベースとした古代ラテン語であることが有志の解読により判明しており、変換方法も分かっています。

この法則に従い、この12行の文字をアルファベットに変換すると
NON CUSTOS SI FINGAR ILLE CAENRIUM
NON FULMINEUS EGO LYRAE BARBATOS
NON SI PEGASEO FERAR VOLATU
NON MORPHES NIVEAE CITAEQUE BIGAE
ADDE HUC PLUMIPEDAS VOLATILESQUE
VENTORUMQUE SIMUL REQUIRE CURSUM
QUOS IUNCTOS AMICA MEA MIHI DICARES
DEFESSUS TAMEN OMNIBUS MEDULLIS
ET MULTIS LANGUORIBUS PERESUS
ESSEM TE MIHI AMICA QUAERITANDO
CAELUM DILABITUR
FALSITAS COLLABITUR
となります。
これだけでは日本人には意味がさっぱりなので、ここから解読していくことになります。
ただし、ラテン語は欧州の多言語の波に揉まれ、複雑な歴史があるため、特に日本語に翻訳することは困難です。
英語ベースのRedditでも、この手紙の翻訳が試みられていますが、やはり意見が分かれています。
私が次に行う翻訳もかなり曖昧なものだということに留意してください。
NON CUSTOS SI FINGAR ILLE CAENRIUM
私はカーンルイアの守護者ではなくNON FULMINEUS EGO LYRAE BARBATOS
私は稲妻でもバルバトスのライアーでもなくNON SI PEGASEO FERAR VOLATU
ペガサスのように舞い上がることもできないNON MORPHES NIVEAE CITAEQUE BIGAE
雪に隠された夢の神の戦車でもないADDE HUC PLUMIPEDAS VOLATILESQUE
これらに羽と翼あるものを加えるのだVENTORUMQUE SIMUL REQUIRE CURSUM
そして風の速さを呼びよせよQUOS IUNCTOS AMICA MEA MIHI DICARES
あなたなら私にそれを与えることができるDEFESSUS TAMEN OMNIBUS MEDULLIS
私は骨の髄まで疲れ果ててET MULTIS LANGUORIBUS PERESUS
「摩耗」してしまったが、ESSEM TE MIHI AMICA QUAERITANDO
それでも友よ、私はあなたを探し続ける。CAELUM DILABITUR
天空は消え去りFALSITAS COLLABITUR
偽りは崩壊する。
ちなみに小ネタとなりますが、この12行の手紙はローマの詩人カトゥルスによって書かれた「58B」という詩を引用してます。
ただし、最後の2行に関しては元に存在せず、原神で追加されたものです。
結局これってどういう歌なのか?
この詩の内容は恐らく、生き残ったカーンルイアの民が天理に対抗することを誓う(あるいは対抗する手段を記した)ものではないかと思っています。
まず、これを守っているのはカーンルイアの親衛騎士たちなので、カーンルイアに関わる詩であるのは間違いないでしょう。
カーンルイアは天空の神々によって滅ぼされましたが、残党が一部生き残っており、アビス教団もその一つです
9人の黒蛇騎士たちのセリフからも、カーンルイアが天空(天理)によって一方的に断罪され、処罰を受けたということが示唆されています。
またその中に不正——すなわち虚偽による濡れ衣もあったようです。


気になるのが「FULMINEUS(稲妻)」と「LYRAE BARBATOS(バルバトスのライアー)」という言葉が2行目にあるところですね。
この稲妻を雷神と読むか、単に雷の素早さを指しているのかは人によって意見が分かれる感じです(下の句では「速度」が重要であるかのように書かれているので)
個人的には雷と時間には密接な関係があるので、これは時の神と風の神の関係を指しているように思います。

また、風神のライアーと風についての言及が多いことから、カーンルイアの目的を果たすには風の力が必要であるかのように読めます。
そして風の都モンドには天空の島への門があります。

雪(NIVEAE)という言葉も、モンド地方のドラゴンスパインを連想させるので、あの雪山の下には天理に対抗するための夢の神の兵器が眠っていたりしませんかね・・・。
ちなみに、「MORPHES(夢の神)」は母親に「夜の神」がおり、これは書籍「白の姫と六人の小人」に登場する「夜母」ではないかなと思っていたりします。

この「白の姫と六人の小人」はおとぎ話の本に過ぎないにもかかわらず、アビス教団が重要視している本です。

この書籍は、内容からして天理の秘密とカーンルイアの関係を示唆しているのではないかと言われているものです。
今のところ眠りの神に相当する魔神は登場していませんが、今後登場する可能性は高いのではないかなと思っています。
まとめ
・「不思議な手紙」はプレイヤーによって読める行が異なり、全体で12行存在している
・元ネタはローマの詩人カトルゥスによる「58B」の詩。
・内容はテイワット古代語で書かれており、これは実世界では古代ラテン語に変換できる。
・古代ラテン語に翻訳は非常に困難なので、解読者によって意見が異なる(のでこの記事も参考程度で)
・個人的には、これはカーンルイアが天理に対抗する手段をまとめたものではないかと思っている。
















