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【原神】大体わかる新エリア「沈玉の谷」の情報

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Ver4.4生放送で実装が確定した、璃月地方の新エリア「沈玉の谷」に関する情報を整理した記事になります。

この名前が初めて登場したのはVer2.6に実装された聖遺物「来歆の余響」が初出で、それから約2年の歳月を経て、ようやく実装されることになりました。

Ver4.4で追加される閑雲(留雲借風真君)嘉明に関係するほか、長らく不明だった白朮の相棒「長生」の出身地でもあり、また推測ですが魔神オロバシが治めていた可能性のある地でもあり、プレイアブルキャラの「行秋」の使う古華派の発祥地でもあるなど、重要な地方です。

沈玉の谷について

沈玉の谷は豊かな山水に恵まれた桃源郷としてのイメージにより制作されたエリアです。

鍾離の誕生日メールによると、そびえたつ山々と澄み切った水とで散策に適した地だということです。

*ちなみに鍾離の「親族」という文面が一部で物議を醸したが、これは誤訳である。

「沈玉の谷」という名は、「ここに沈む玉あり」という意味から由来し、とある仙人が人々を洪水から救うため、1対の玉の輪を水に投げたと言われています。

璃月港の人々は、璃月は岩王帝君が切り開いたと考えていますが、沈玉の谷の住民は、帝君以外にも先祖を守った魔神や仙人がいたと信じています。

聖遺物「来歆の余響」のストーリーで、「山の王」「薬君」「留雲借風真君」「削月築陽真君」らが登場し、武器ストーリーでは、この地はかつて「とある忘れられた魔神」が支配していたことが分かっています。

この魔神に関する考察は最後の項目で検討します。

また、山奥のいずこかには新規ボス「山隠れの猊獣」が眠っており、元々はこの地の主でした。


現在は山奥に隠遁して、人間と関わりなく静かに暮らしていますが、テリトリーに足を踏み入れるものがいれば容赦なく排除しようとします

噂ではある仙人の眷属であり、吉兆を示す瑞獣(めでたい動物)とも言われています。
そんな霊獣を素材のために、侵入する旅人・・・。

さて、老人たちの語り継ぐ物語では、沈玉の谷の先人たちは元々は南にある「天杭」のある地に住んでいたが、誰にも解読できない古の廃墟を残して北へ移住してきたそうです。

「天杭」とは神があけた巨大な穴のことで、要するにこれは層岩巨淵のことを指しているのでしょう。

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つまり、沈玉の谷の先人は、この地に残された逆さの古代都市の住民だったと考えられます。

天から墜ちた寒天の釘の影響により、先人たちは移住を余儀なくされましたが、仙霊の使者を祀る祭りは未だに残されているのもその証拠です。

なお、沈玉の谷は未実装エリアですが、「翹英荘は璃月の北西にある」「遺瓏埠を西に向かうとルミドゥスハーバーに着く」というテキストの言及により大体の位置は推測されています。

各エリアについて

遺瓏埠(いろうふ)

「埠(ふ)」とは埠頭のことで、要するに小さな港のようなもの。
フォンテーヌと海路で繋がっているため、両国の貿易の要になっています。

万葉の誕生日メールによれば、遺瓏埠から西へ海を超えるとルミドゥスハーバーに到着するとのことで、ルミドゥスハーバーの掲示板にも遺瓏埠に対する言及があるため、この二つの港が貿易拠点として接しているのは間違いなさそうです。

また、この地には壮大な滝があるため、一部では滝ウォッチングとしての需要があるようです。

とはいえ、隣にあるフォンテーヌの壮大な滝にはさすがに叶わないため、掲示板ではフォンテーヌ人を誘っててバカにされていましたが・・・。

観覧はともかく、標高差のある遺瓏埠は日々の生活には移動に不便であるため、人々は水力昇降機を作成して日常のより住みやすくするなどの工夫を行っています。

新規プレイアブルキャラの嘉明(がみん)は遺瓏埠と璃月港までを繋ぐ鏢師(荷物の運搬を行う用心棒)です。

彼が所属している剣鞘鏢局も遺瓏埠にあるため、ここに行けば彼の話が聞けそうですね。

また、遺瓏埠では「浮錦」という名の鯉の仙人の伝説が知られており、「金色の鯉」は幸運をもたらすと言われ、鯉の形をした灯を村中で見ることができます。

翹英荘(ぎょうえいそう)

翹英荘の初出はVer2.5イベント「酌み交す酔夢」で、鍾離から璃月の北西にあり、茶業で有名だという話が聞けます。

先ほど紹介した遺瓏埠に住む嘉明は、元々は翹英荘の出身者ですが、家族と折り合いが悪く出奔してしまぃした。

翹英荘は芳醇な茶葉と清らかな泉があり、その水と土は仙人の加護があると言われており、元々茶葉の栽培に適していました。

その茶葉は璃月港や各国に輸出されています。

更に仙人が「仕掛け」を施した秘宝の茶釜で煎れたお茶の香りと味は特別なものになりますが、それを使わずとも高品質であることに変わりはありません。

それほどのものならば特別な人間しか飲めないかというと、そうでもなく翹英荘の人々は客人がくれば上質なお茶でもてなしてくれるそうです。

一口に茶と言っても種類は様々で、今のところ「花乳」「美露」「松蘿仙芽しょうらせんが」「游韻単叢ゆういんたんそうなどが知られています。

また、毎年魂香の花が咲く時期になれば、花茶を備える「奉茶儀式」というお祭りが開催されています。

なお、もう記憶から薄れている人も多そうですが・・・層岩巨淵の一連の世界任務に関わってくる志璇は、この翹英荘を第二の故郷と思っており、親しい老人もいたそうですが、製図の依頼で揉めてしまい、層岩巨淵に来ることになったそうです。

もしかしたら、この「おじいちゃん」から志璇の話が聞けるかもしれません。

しかし、フォンテーヌのルミドゥースハーバーの掲示板によると、ここ最近、遺瓏埠で売買されている茶葉の値段が高騰しており、船の数も激減しているようです。

何者かが故意に値上げをしているのではないかと噂されていましたが、Ver4.4生放送では、沈玉の谷の水と土に異変が起き、お茶の味が落ちてしまったことが説明されました。

よって、値段が高騰したのは、高品質のお茶が生産できなくなってしまったからでしょう。
旅人は仙人とともに、この問題の解決に乗り込みます。

ちなみにお茶だけではなく、ごま油や茶油なども生産しており、料理人にとっても垂涎の的です。

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薬君山

薬君山は、その名の通り「薬君」という百病を治せる仙人が住んでいる山です。

ある時、とある医者がその噂を信じて山に向かうと息も絶え絶えの状態だった白蛇——長生と出会いました。

長生とその医者は「他者の病を癒す力」を得る契約を結び、それにより数多の人々を救いましたが、力の代償として医者自身の生命を奪ってしまいました。

それでもなお、その医者の一門は人々のために代々契約を続け、現在の「長生の継承者」が白朮です。

白朮は師匠から長生を受け継ぐとき、「難問」を与えられています。

それは「病のために死ぬ患者の命」と「その患者の治す医者の命」はどちらも尊いものであり、どちらも救われるべきだったではないかということ。

そして、白朮が選んだ道は、契約者である自身が「不死の薬」を作り出し不死者となって、どの命も救うという選択でした。

「真の不死」は魔神でさえ叶えられない願いだと長生は呆れますが、白朮は欲こそ人の道だと気にしません。

しかし、一応別作品ではありますが、世界観を共通している崩壊スターレイルでは「真の不死」は呪いに等しいということが一つのテーマになっており、その呪いの名前は長生の病魔陰の身と名付けられています。

実際のところ関係があるかは不明ですが、この二つの設定がほぼ同時期に実装されたことはやはり関係の匂わせがあるのかどうか気にかかりますね・・・。

霊濛山

古華派発祥の地です。

古華派とは剣術の一門で、元々は「古華」という名の任客の使っていた剣術です。

山賊から人々を守り、仙人であるという噂も流れていましたが、「最後は星になった」とあるため命ノ星座(神の目)を持つ人間だったのが真実でしょう。

彼の死後、その功績に感謝した人々が「古華派」一門を形成し、最盛期は槍と剣法で璃月で名を轟かせる武侠の名門でした。

しかし古華派は歴史と共に衰退し、現在の使い手はほとんどいません。
その数少ない継承者の一人が行秋です。

行秋の父は、あくまでも趣味や娯楽の一環として習わせたつもりだったのですが、行秋本人が古華派に傾倒し、数百年に一人の逸材として名を馳せています。

懸練山

伝説の「鯉の仙人」が住むという土地です。
この「鯉の仙人」は聖遺物「来歆の余響」内で語られた、「湯飲み」に住む「魚」のことでしょう。

薬蝶の谷

伝説の「白蛇」が住むという土地です。
恐らく長生のことだと思いますが、後世では薬君山に住んでいるため、移住したのか別の白蛇が存在しているのかは不明です。

宝玦の口

地元民のランドマークになっている巨大な玉玦がある地です。

伝説によると、洪水から人間を守るために仙人が投げたと伝えられています。

赤璋の石垣

かつて戦が発生したと伝えられている場所です。

恐らく魔神戦争での主戦場だったのではないでしょうか?

とある「忘れられた魔神」について

最後は、かつて「この地を支配していた魔神」についてのお話をしたいと思います。

生放送でもあったように、沈玉の谷は元々は岩王帝君(モラクス)ではない、「とある魔神」の居住地でした。

この「とある魔神」は異郷で命を落としています。

つまり、現在知られている、璃月で没した「帰終」「ヘウリア」「オセル」「マルコシアス(正確には違うが)」ではありえません。

現在の情報内では、稲妻で雷電将軍と戦い死亡した「魔神オロバシ」である可能性が最も高いと思われます。

なぜ、ここで稲妻のオロバシが出てくるのかというと、オロバシは稲妻で鳴神——雷電将軍と戦う前に「貴金の神」とも戦って敗北しているからです。

この「貴金の神」とはモラクスの異名の一つです。

つまり、オロバシは元々は璃月出身の魔神だったのでしょう。

ちなみに、先ほど説明した「薬君山」は長生が住んでいました。

長生は白蛇ですが、魔神オロバシもまた「純白の巨蛇」と書かれており、 実際ストーリームービーでも真っ白の蛇です。

直接的な証拠はありませんが・・・同じ沈玉の谷で、同じ白蛇と考えると、長生は元々は魔神オロバシの眷属だったのかもしれません。

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