お代はラヴでけっこう

【崩スタ考察】「ピノコニー」ループ理論を解釈する

  • URLをコピーしました!

この記事は、ピノコニーのメインストーリーで開拓者たちは夢の世界をループしているのではないかという理論について検討する記事になります。

この記事は、2024年2月時点の情報を元にネタバレ個人の見解を含んでいます。今後の実装次第で公式と大きく異なる記事となる可能性がありますのでご了承ください。

「ピノコニー」ループ理論とは?

これは、開拓者はピノコニーの冒険をすでに何度も繰り返しており、現在もループの真っ只中にあるという理論です。

原神プレイヤーであれば「スメールの夢」で既に体感しているのでなんとなく理解できると思います(あれは厳密にループではないのですが)

開拓者がピノコニーに跳躍する際、光が列車を包み込もうとしますが、突然跳躍の光が巻き戻って、夢境に入り込みます。

夢境のロビーにはプレイアブルキャラの憶質が残されていますが、ホテルにまだチェックインしていないはずのアベンチュリンがいるため、これが未来の時間軸なのは確定です。

また、この案内の途中に開拓者は黄泉に言われるまま先に進み、夢の中特有の重力変化を体感しますが、この時黄泉はこれを当然のように受け入れています。

しかし、これより先のストーリーで実際に開拓者と黄泉とブラックスワンの3人で夢境内を捜索した時、黄泉は重力変化を初めて体験したかのように驚いています。

そして夢の最後で開拓者は黄泉に斬られて目覚めますが、この時何故か涙が溢れ出てしまいます。

後々の開拓任務内で起きる悲劇のことを考えると、開拓者自身が覚えていないだけで、これまでに何度も任務に失敗しているのではないかと思います。

また、ストーリー中でみんなの不安を最大に煽った黄泉の「赤文字」会話ですが、この彼女のほとんどは「複数パターンからランダムで決定する」という法則により展開しています。

あわせて読みたい
【崩スタ考察】黄泉の「赤文字」の法則を解説する 今回は、黄泉のセリフがところどころ「赤文字」になる件に関する記事です。 これに関しては、様々な噂や考察が飛び交っていますが、実はもう赤文字の法則性は既に解明さ...

例えば、開拓者とブラックスワンが夢境を探索中に黄泉と出会ったと、彼女はなぜここにいるのかという説明を3パターンからランダムで回答します。

しかし、嘘を見抜けるメモキーパーであるブラックスワンは黄泉がどの回答をしても嘘だと判断しません。

これは、ピノコニー編は最低でも3回はループしており、それぞれ全て黄泉が本当に体験したことだからでしょう。

またピノコニーPV「WHITE NIGHT」では螺旋の無限階段を走り続ける開拓者のような印象的なシーンが採用されています。

私が個人的ループ説で一番あり得るなと思ったのは、こちらのピノコニー特設ページではページをスクロールしてくと最後にテレビが砂嵐を起こし、そして光と共にページの最初に戻ってループするという演出があることです。

「ループ」の力はどこからきているのか?

さて、ではループが実際に起こっていると仮定して、この原因はどこから来ているのか?

まず一番最初に考えられそうなのが黄泉の力です。

ループの根拠として挙げている最初のケースが黄泉との出会いです。

また、初めて出会ったとき黄泉は、開拓者と普通に会話をしているにも関わらず、何故か「無数の似て非なるあなた」という表現を持ち出してきています。

この時、黄泉は開拓者に対して「昔の友人に似ている」と言いますが、この後に続く言葉が開拓者の性別によって「親しい間柄だった/対立していた」に変化します。

「親しい間柄の女性」がキアナであれば、「対立していた男性」はその対になるケビンのことを指しているのではないかと言われています。
(崩壊学園ではキアナとケビンは「平行世界における同一人物」という設定だった)

実際、「キアナを性転換したケビン」は穹と激似です。

これらのことから、黄泉は「平行世界を可視化する能力」を持っており、赤文字はその能力の現れではないでしょうか。

しかも、黄泉はアベンチュリン曰く死と終焉をもたらす星神の使令ですが、どの星神なのか確定はしていません。

彼は「巡狩」「壊滅」「終焉」を例に挙げていますが、このうち「終焉」の星神時間を遡る力を持っていると噂されています。

プレイアブルキャラの中で赤文字会話をするのは黄泉だけなので、理論としては極めて分かりやすいですね。

ですが、私は後述する黄泉の正体を考えると、ループを生み出しているのは黄泉ではなく「時計屋」であると思います。

ループ=時計屋能力説

ストーリー中に開拓者は、クロックボーイから人間の感情を操作する「クロックトリック」の力を受け取ります。

ゲーム中では、一部の人間の感情を操作するにとどまる能力ですが、書籍「ちびっ子ハヌの大作戦」には、このクロックトリックは時間も巻き戻せると書かれています。

ところどころ怪しい伏線が見え隠れするアニメ:クロックボーイでは、彼が時を巻き戻し時間を停止するシーンがばっちり出てきます。

クロックボーイの姿を見ることができる上に、「時計屋」の意匠を身に着けているミーシャは、時計を投げつけて時間を停止させることが可能であり、その時相手は「夢の牢屋」状態になります。

ループを繰り返している現状は、そこから抜けられないまさしく「牢屋」状態だと言えます。

クロックトリックは、夢の中にいる人間の感情を操作できるというかなりヤバイ能力ですが、これは主人公自身も夢境の中で受けるシーンがあります。

「ホテル・レバリー-夢境」内において不気味な時計を修理すると、わけもわからず怒りの感情が湧き出してしまい、さらにこの時のセリフが赤文字に変化しています。
その直前の開拓者は画面が揺れ出し、明らかに何かの影響を受けています。

ちなみに説明文の赤文字には楽器のリズムが奏でられていますが、「怒りのクロックトリック」使用時は楽器のリズムが聞こえてきます。

この事から考えると、ループ(赤文字)の能力の根源は時計屋の力であり、即ちクロックトリックである可能性が高そうです。

ファミリー側はピノコニーの歴史を隠蔽しており、創作物にも目を光らせています。

この、クロックボーイの仲間であるブラザーハヌの小説も当局の監視リスト入りであることから、時計屋陣営は、本文内に斜体で文章をいれることで暗号のようにしています。

開拓者やそのほかの来訪者をピノコニーに招き入れたのは時計屋陣営の可能性が高いため、ファミリーがピノコニーで隠している秘密を暴くために何度もループを繰り返しているのではないかと思います。

また、先日公開されたクロックボーイの新作アニメでは、なぜか登場人物に星穹列車のメンバーが含まれています。

時計屋の能力が「ループ」であるのならば、このクロックボーイは過去のループをアニメ化しているのかもしれません。

黄泉の能力について

さて、赤文字は時計屋の力と書きましたが、そうすると夢境で開拓者が同行を拒否した際、彼女が何らかの能力を使って「赤文字」で開拓者に行動を強制してくるのはどういうことなのか?

同行を拒否しても強制的に承諾させられる

遺物-死水に潜る先駆者は、黄泉と思わしき「長い刀を身に着けた女性」がフリバスというナナシビトと共に「虚無」の深部に関わるストーリーです。

そして、この「死水の花」が黄泉のキャラカード内に描かれているため、彼女が「虚無」の星神「XI」に関わったことは間違いないでしょう。

PV「White Night」では涙を流す黄泉の背後にブラックホールらしき光が映っていますが、ブラックホールは「虚無」の象徴です。

また、彼女はよく記憶が曖昧になると言っていますが、これは「虚無」の力による副作用です。

宇宙の蝗害では「自分を見失ってしまい、記憶が3日しか持たない人物」という黄泉に似た境遇の人物が登場しますが、この話にも「虚無の影」が関わっています。

このことから、彼女は深淵(虚無)を見てしまい、深淵(虚無)に見つめられて強制的に虚無の使令にさせられた存在である可能性が高そうです。

スターレイル世界はいくつもの平行世界(多元宇宙)が同時に存在するスペースファンタジーですが、「虚無」の星神はこの平行世界を存在を否定する星神です。

平行世界を否定するという「虚無」の本質を考えると、彼女がループ(平行世界)を生み出しているとは考えにくく、むしろ彼女だけは使令として平行世界を可視化(赤文字)でき、そしてこの時はその力で「他の平行性の『可能性』を断ち切った」結果が現れたのではないかなと考えています。

本ブログは酒カスが与太話を繰り広げるブログです
主な更新情報はTwitterで行っておりますのでよければそちらのフォローもお願いします。

  • URLをコピーしました!