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【崩スタ考察】スターレイル史上、最も「邪悪」な男――その名は「オスワルド・シュナイダー」

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*この記事は、2024年6月時点の情報を元にネタバレ個人の見解を含んでいます。今後の実装次第で公式と大きく異なる可能性がありますのでご了承ください。

*この記事は6月11日にYoutubeへ投稿した解説動画のブログ記事版です。

こんにちは、ルト兄です。
みなさんは、スターレイルVer2.2のストーリーを全て終わらせたでしょうか?

最新バージョンではついに壮大なピノコニーのストーリーが終了しましたが、その最後には既に新たな物語への伏線が貼られています。

「カンパニーの復讐者」を自称するブートヒルが名前を出す、このオスワルド・シュナイダーとは一体何者なのか?

オスワルドとは一見聞きなれない名前のように思えますが、実はVer1.4のフューチャーズ・マーケットでアベンチュリンに言及されている他、ゲーム内のアーカイブや書籍には幾度となく登場している人物です。

そして、その内容を深堀りすると現在分かっている内容だけでも今後のストーリーに大きく関わってくることが確実な激ヤバ人物であることが分かりました。

この記事では、オスワルドがどのような人物であるかという解説と、なぜブートヒルがオスワルドを探しているのか?ということを説明する動画になります。

オスワルド・シュナイダーとは?

オスワルドとはスターピースカンパニーに所属する人物で、外見は不明。
元ナナシビトの男性ということしか分かっていません。

カンパニーには、その巨大な企業を維持発展するため「七つの部門」に分かれており、オスワルドはそのうち「市場開拓部」の責任者(主任)です。

アーカイブに残された彼のセリフからは人身掌握に長けた人物であることが伺えますが、別の人物には「カメレオン」だと評されていることから、相手にする人物に合わせて巧みに人格を形成することができる、捉えどころのない男だと推測されます。

七大部門のうちの一つの責任者というだけあり、数字で表される地位ランクはP47と非常に高く、これはカンパニーの中でも大幹部と呼べるクラスです。

P47とは存護の「使令」であるダイヤモンドと同列であり、トパーズがP44(元45)で、アベンチュリンがP45ですから相当の上位であることが分かります。

しかも彼はカンパニーの中でも若い人物。
それにも関わらず大幹部になれたのは、その「卓越した手腕」により、カンパニーが数年琥珀紀に渡って解決できなかった3つの大問題をわずか2年で解決したからであり、その中にはアベンチュリンの故郷である「ツガンニヤの開拓」も含まれています。

このオスワルドの伝説は、野心に燃えるカンパニー社員からは憧れとともに語られていますが、しかしその快進撃の裏にはとてつもない「邪悪」が潜んでいました。

市場開拓部について

「市場開拓部」とは、その名の通り銀河を駆け巡りカンパニーという「市場」を開拓し信用ポイント商圏に内に加入させる部門です。

「開拓」といえば、我らがナナシビトを連想しますが、オスワルドも元ナナシビトであるため、その影響はあるかもしれません。

しかし、彼の「開拓」は多くの面で「負の側面」を担っています。

仙舟ではカンパニーを「盟友」と定め協力関係を結んでいますが、一方的に信頼しているわけではなく各部門ごとに詳細な調査を行っています。

その一つが「仙舟に対する危険性」で、ほとんどの部門は「潜在的な危険性は低いか中程度」と判断されています。

その中で唯一の例外として「危険度:高」と判定されているのが「市場開拓部」です。

市場開拓部は別名「信仰熱狂部」と呼ばれており、その責任者オスワルドも「存護の狂信者」と呼ばれるやばい肩書を持っています。

彼らはクリフォトを「もっとも進歩的な星神である」と評しているため、その威光を広めるためであれば、どのような手段を取ってもいいと考えている節があります。

例えば、「分裂金貨」の逸話では、カンパニーの信用ポイントに加入することを拒んだ星の金融システムを根幹から破壊しています。

前述の功績である「ツガンニヤの開拓」では、存護の意思を受け入れないと判断した先住民族が絶滅する「カティカ-エヴィキン絶滅事件」を引き起こし、アベンチュリンという復讐者を生み出しました。

この「カティカ-エヴィキン絶滅事件」とアベンチュリンの関係は別記事で解説しているのでそちらを参照してください。

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もう一つオスワルドの功績に挙げられるのが、ブートヒルの故郷である自然に恵まれた星「アルガン・アパシェ」の開拓です。

カウボーイであるブートヒルはこの星の出身で、彼は捨て子でしたが義理高い養親に拾われ、彼らの言葉で「装填された銃」を意味する美しい響きの名前で呼ばれ育ちました。

それから自身が成長して大人になったある日、捨てられた子供を見つけた彼はかつて自分がそうしてもらったように、連れて帰って育てることを決意しました。

やがて、この地に貴重な天然資源が眠っていることを知ったカンパニーが天から降臨し、その意に反する先住民たちと「紛争」が起きた時、彼は当然のように故郷を守るために戦います。

しかし、自分たちが持っていない高度な武器を持つカンパニーの兵士の前に、原始的な武器しか持たないカウボーイたちは一人、また一人とこの世を去って行く運命でした。

そこで彼は、この戦いの命令を下す元凶を見つけ出して紛争を止めるためにカンパニーに忍び込んだのですが、そこで「ある男」が「文明を理解しない愚かな原住民」に対して皆殺しの命令を出したことを偶然にも聞いてしまいました。

慌てた彼は町に戻りますが、時はすでに遅く、空から降りそそぐ放火により「アルガン・アパシェ」は地獄絵図と化していました。

自分を育ててくれた養親、ともに育った兄弟姉妹、そしてようやく一人で歩けるようになり、一生懸命にギターを弾けるようになった「あの子」——全てが黒こげの大地に埋もれ、何一つ見つけることができなかったのです。

日本語版では翻訳漏れしていますが、原語を確認すると「あの子」がであり、小さなギターはブートヒルの手作りであることが分かります。

しかし、カンパニー側は歴史的大虐殺について「アルガン・アパシェは原因不明の大災害に襲われた」とうそぶき真実を隠蔽したのです。

こうして全てを失った彼は復讐のために肉体を捨ててサイボーグとなり、「あの美しい響きの名前を呼んでくれる人はもうどこにもいないから」と名前すら捨て「ブートヒル」となりました。

しかし、どれだけカンパニーの施設を襲っても「アルガン・アパシェ」の記録は消されており、仇の居場所すら掴めません。

そこで彼は宇宙の「記憶」を司る派閥「ガーデン・オブ・リコレクション」に押し入り、そこに残された記憶から犯人の名前を見つけました。

——「オスワルド・シュナイダー」の名を。

彼の現在の居場所を知る人間が一切存在しないのは、自分の背後を狙う人間があまりにも多すぎることを知っているからなのでしょう。

今後の展開について

オスワルドの詳細な経歴は不明ですが、元ナナシビトであることだけ分かっています。

気になるのは星穹列車の乗歴についてですが、現在のメンバーからオスワルドへの言及もありませんし、ブートヒルがピノコニーへ入るために星穹列車に協力を求めたことから、乗車経歴がある可能性は低そうです。

さて、これまで「開拓」の意思は「善の組織」としての側面が強調されてきましたが、オスワルドという「悪のナナシビト(元)」が現れたことから、これからは「開拓」という意志の覚悟に焦点があてられる気がします。

市場「開拓」部がそうであるように、新たな世界の「開拓」とは「連係」という正だけではなく「侵略」という負の側面も現れて当然だからです。

ちなみにピノコニーにはコリンという元ナナシビトがいますが、彼女が旅をやめたのは同じナナシビトの仲間が知的生命体を「バイソンに似ているから」という理由だけでためらいなく殺害して食したことにショックを受けたからでした。


このようにナナシビト=善という方程式は必ずしも成立しないことが分かります。

Ver2.2の最後では、復讐対象であるオスワルドの居場所を知るためブートヒルがアベンチュリンの部屋を襲撃しました。

アベンチュリンの故郷がオスワルドに「開拓」されたことを考えれば、とてつもなく用心深いオスワルドがアベンチュリンに居場所を知られているはずがないでしょう。
逆に、お互いの故郷を「開拓」された者同士として、何らかの協力関係を結ぶことも十分考えられるのではないかなと思っています。

オスワルド率いる「市場開拓部」とアベンチュリンの所属する「戦略投資部」は過去にいざこざがあったライバル関係にあるので、大規模の組織戦が始まりそうで個人的にワクワクしています。

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