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【原神考察】ファトゥス第八位「シニョーラ(淑女)」の正体と考察について

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↑↑「淑女」関係の物語はこちらにまとめました。
以下はVer2.1公開前の記事にまります。

今回の記事には稲妻編の多大なネタバレが含まれています。
また一個人の考察であり、憶測も多分に含まれていることをご了承ください。

どうも、篝火文書店店長のはるとです。

8月20日に新しくVer2.1での情報が公開され、雷電将軍や珊瑚宮心海の実装が決定されて盛り上がっていますね。

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さて、稲妻編の開始時に一つの考察記事を書き、その時に稲妻編の裏で糸を引いているのはファデュイであり、その中心人物がシニョーラ(淑女)ではないかという記事を書きました。

そして、今回公開されたVer2.1PVで稲妻の陰謀を裏側で糸を引いていたのは淑女であることが語られました。

淑女「全く次から次へと…」
パイモン「稲妻の背後で起きた全ての元凶は淑女だったのか」
   ———Ver2.1PVより

このことから、勘定奉行の柊慎介と密会し旅人を足止めしようとした「身分の高そうな女性(中国の原文では「傲慢な女性」)」は淑女で確定ですね。

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この誤訳に関しては、前述の記事の方で詳しく解説しています。

さて、淑女がストーリーで初登場したのは魔神任務モンド編での、ウェンティ腹パン事件です。

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色々な意味で衝撃的な一手

彼女は、このとき氷の力を操りウェンティを拘束したことから、彼女の神の目は「氷」であると皆が思っていました。

しかし同時に彼女は「燃え盛る炎の魔女」の聖遺物で語られた「炎の魔女」その人ではないかとも言われていました。

かつて世の魔物を全て燃やそうと夢見た炎の魔女が使用していた時計、中に流れているのは魔女が炎に捧げた歳月である。
熱い溶液が流れる小さな器。
伝説によると、溶液の正体は融解した邪霊である。
燃える魔女がまだ少女で、災いがまだ起こっていなかった頃、彼女が遠足へ出かける前に、もらった特製の水時計。時計が一周回る時間は、彼女が教令院で勉強する時間と同じである。
時計が一周回って、彼女が故郷に戻った時、時計をくれた人はすでに災いの糧となっていた。
少女の時間はこの瞬間に静止した、そして炎の魔女の破滅の時が始まった。
世の全ての魔物と、魔物による苦痛を焼き尽くすまで。
   ———聖遺物物語「魔女の破滅の時」

この聖遺物の物語によると、「炎の魔女」の正体は愛する人を魔物に殺されたことによりこの世全ての魔物を滅ぼろうとした一人の少女であったとされています。

当初は氷と炎という相反する属性から淑女であるとは誰も思っていなかったのですが、後ほど実装された聖遺物物語「無垢の花」で燃え盛る炎を持つ少女がファデュイにスカウトされ氷の力を手にしたことが語られました。

「貴様は実に不思議な存在だ。人間の体で、それほどまでの力を背負うとは。」
「涙と血はもう流し尽くしたと言っていたが、炎で体を満たしただけであろう・・・」
「満身創痍になろうと、傷口と両目から流れるのは灼熱の炎のみ。」
「話が逸れたな。私が狼煙をたよりにここへ来たのは、貴様と交渉するためだ・・・」
「我らが『陛下』 の恩恵で貴様の炎を飲み込もう。どうだ?」
一人目の愚者は命の炎が尽き果てようとする少女に「力」を授けた、
少女は「妄念」を通して穢れた過去と無垢な未来の境界を見た・・・
消え去った私の過去を堅氷で満たし、燃え続ける炎を消そう。
漆黒の闇、世界の痛み、人と獣の罪、それらすべてを沈黙の氷で浄化しよう。
それでも、蒼白で無垢なる炎は彼女の心の中で燃え続けていた・・・
「私とあんた、それにあんたの女皇とは、目的が一致している。」
「愚かな神々、漆黒のアビス―それら世界の歪みを生み出す根源を浄化する。」
「いいでしょう。その目的を実現するためなら、何をしてもかまわないわ。」

「だって私、白衣を着ていても、もうとっくに洗い落とせないほど死骸の油と灰に染まっているもの。」
   ———聖遺物物語「無垢の花」

この二つの物語の合致率が非常に高かったことから、「炎の魔女=淑女説」が台頭したわけですね。

そもそも、魔神任務内でウェンティを氷で拘束する際、それが「主人から借りた力」であると言われていました。

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また、彼女は恋人を死に至らしめた魔物を憎んでいましたが、その憎悪の対象は魔物をのさばらせる不完全な神にも及んでいます。

☆5武器の「終焉を嘆く詩」には、留学中の女性が騎士の恋人を失う情景を語っています。

猛毒の龍が氷結の山に落ち、紺碧の龍が尖塔の古城で眠りについた時、
騎士は谷戸で命を落とした。最期の瞬間、少女の姿が脳裏に浮かんだ。
遠方に留学した彼女は無事だろうか。もっと彼女の歌を聞きたかった」
「まだエレンドリンとローランドが生きている。彼女が戻ってくる時、この災害は収まっているはずだ――」

神を称賛し、2体の龍の戦いを描写した詩はたくさんあったが、やがて失われていった。
少女が歌っていた大好きな歌も、彼女が帰郷してから歌詞が変わった。
「蒲公英は朝の風と旅に出る」
「秋の風は収穫をもたらす」
「しかしどんな風も」
「あなたの眼差しをもたらしてはくれない」

涙も歌声も枯れた時、少女は命を燃やし、世界を浄化しようと決めた
   ———武器「終焉を嘆く詩」

この「遠方に留学した彼女」というのがシニョーラで、騎士が恋人になりますね。

シニョーラからすれば、恋人を守れなかったモンドの神——ウェンティが賞賛されることなど許せず憎悪の対象になっているのでしょう。

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実際ウェンティと対峙した際は、ただ単に神の心を奪う対象以上の感情がこもっているように思えます。

さて、今回のVer2.1PVでは次の追加週ボスとして「淑女」が実装決定しましたが、その際に彼女の真の姿は炎の化身であることが判明しており、淑女=炎の魔女説が確定したと言えるでしょう。

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タルタリヤの場合は、本来の水属性に「雷の邪眼」を上乗せしていましたが、淑女の場合は自分の意思でも止めることのできない炎を「氷の邪眼」で抑え込んでいたという逆の構図になっていることが分かります。

「邪眼」とは、魔神の力を解析し誰にでも元素を扱えるようにした「疑似神の目」のこと。
しかし、神の目を持たない者が扱えば、生命力を放出して死に至り、神の目を持つ者であっても大きな反動を受けてしまう。

淑女はストーリー上では不敵なキャラとして確立されていますが、背景ストーリーでは悲しみと憎悪により炎の力を使い続けたためか実は死に体の一歩手前で、『陛下』の力で生き永らえていることが分かっています。

その状態で旅人と戦うために真の力を開放してしまうということは・・・。

もしかしたら原神ストーリーでの初の死人になってしまうかもしれません・・・ドキドキ・・・

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Ver2.1で淑女の正体について回答が出ましたね。

淑女は、予想通り氷の邪眼の力で炎を押しとどめていた「魔女」で、最終的に死亡してしまいました。

詳細については上記記事を参照してください。

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