お代はラヴでけっこう

【原神考察】いまさらVer1.1イベント「帰らぬ熄星」を振り返る

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今回は、Ver2.1開始前にVer1.1で行われた初の大型イベント「帰らぬ熄星」を振り返りたいと思います。

なんで今更、Ver1.1のイベントの話になるのかというと、次回更新のVer2.1ではファデュイ執行官8位のスカラマシュ(散兵)が登場することが予告され、Twitterのトレンドに乗るなど界隈を賑わせましたが、同時に多くのプレイヤーがこう思ったはずです。

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・・・・こいつ誰???????

そう、スカラマシュは現在受けることができる任務の中では影も形も出てこないやつなんです。

唯一モンド城にいるファデュイの下っ端から「散兵様は怖い」という話が聞けるだけです。

おまけに「帰らぬ熄星」はスカラマシュ以外にも世界観の根幹にかかわる超絶重要な伏線が張り巡らされているにも関わらず、イベント読み返しが不可能で、おまけにmiHoYoゲーはほとんど過去イベントの復刻をしない運営会社(ないわけではないが)であるため、Ver1.2以降に始めた方は相当数存在すると思われますが、この方たちはこのイベントの内容を知ることは絶望的だからです。

どのようにフラグ管理をするかは不明ですが、シレッと「僕たちもう顔見知りですが?」みたいなノリで出てくる可能性もあるため、今のうちに解説をしておくことにしました。

「帰らぬ熄星」は、「白亜と黒龍」「海灯祭」「風花祭」「金リンゴ群島」のように各バージョンアップごとに開催される大型イベントの一つになります。

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当初、スカラマシュは「謎の少年」とされ敵か味方かどうかも伏せられていました。

第一章「未知なる星」

モンドに訪れた旅人は、冒険者協会のキャサリンから緊急任務を依頼されます。

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それによると昨夜流星群がモンドと璃月に降り注いだのですが、その時落下した隕石には触れたものを昏睡状態にしてしまう危険な力があるということでした。

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事態を重く見た冒険者協会は旅人の実力を見込んで依頼したのです。

さて、旅人が快諾すると、鴉を連れた金髪の少女が現れます。

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彼女の名前は断罪の皇女・フィッシュル。傍らに控えるのはその眷属のオズです。
旅人の協力者としてキャサリンが手配した冒険者の一人で、ストーリー上ではここが旅人との初対面になります。

そしてもちろん、最初からあのノリは全快です。

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フィッシュル語にタジタジのパイモンですが、オズが翻訳してくれるのでなんとか意思疎通ができています。

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とりあえず4人(?)1組で、状況を把握するべく患者を介抱している清泉町にある介護所に向かいます。

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隕石に触れた人たちは1日経過しても目覚める様子がなく、起こしてもすぐにまた眠ってしまいます。
「山の上にいて寒い」「もう歩けない」などと寝言を呟きますが、意味がわからず困惑する旅人たち。

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そんな中ドゥラフが旅人たちに助けを求めてきます。エレンが隕石を見に行くといい裏山に向かったのです。

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旅人たちが急いで駆けつけると、エレンが凶暴化したスライムに襲われていました。

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フィッシュルの力でスライムを撃退すると彼女の神の目が何かに反応して光っているのをパイモンが気が付きます。

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フィッシュル(語を翻訳したオズ)によると、神の目が影響されるのは元素力だけということで隕石には元素力が含まれているなら神の目で探せないかという話になります。

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旅人たちは神の目の反応に従い隕石を探します。

ゲーム的には、隕石に近づくとキャラクターの所持する神の目が光るのでこれを手かがりとして探すことができます。
ちなみにウェンティの神の目は偽物なので反応しません。細かいところまでちゃんと作ってますね。

見つけた隕石を片付けて介護所に戻ると、眠っていた患者が目覚めたことを教えてもらえます。

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目覚めた患者に夢のことを聞くと、雪山を凍えながら歩いていたと語りますが、なぜ歩いていたのかまでは分からないとのこと。

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とりあえず目覚めさせる方法が分かったので、旅人たちは隕石を除去し続け、眠った人々を目覚めさせる作戦に移ります。

第二章「蔓延する危機」

隕石を除去し続けていると、ドゥラフからアカツキワイナリーのメイド長アデリンが旅人たちを招待していると教えてもらえます。

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ワイナリーに到着すると、アドリンから従業員のハルトマンを助けてもらったお礼とともに、璃月に仕入れに行った従業員のベンとフリッツが帰ってこないことから、様子を見に来て欲しいと依頼されます。

旅人たちは璃月の石門に向かうと、住民からモンドの馬車がモンド方面に向かったことを教えてもらえます。
その先で魔物に襲われているベンを見つけるのでこれを助けます。

ベンによるとフリッツの馬車に隕石が命中して動けなくなったので彼だけがモンドに帰っている途中に魔物に襲われてしまったとのことでした。

フリッツの馬車の場所を教えてもらった旅人たちは急いで確認しにいくと、眠っているフリッツとその様子を見ている謎の少年に出会います。

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少年も旅人たちと同じく隕石の調査をしているようで、眠っている姿に興味を寄せています。

また、馬車にあった隕石は、彼ので処分したと言うことですが、原神世界において「術」とはどういう概念なのでしょうか・・・。この辺りは結局謎のままでした。

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さて、少年は自分を稲妻からの浮浪人だと自己紹介し、フリッツを助けようとしたら旅人たちが現れたのだと説明します。

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少年は冷静沈着な様子ですが、フィッシュルの前にはタジタジです。
執行官をひるませるフィッシュル恐るべし・・・。

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そうこうするうちに千岩軍が通りがかったので、状況を説明してフリッツを預かってもらうことになります。兵士によると、望舒旅館に臨時収容所を作りそこで眠った人々を預かっているとのこと。
少年は千岩軍を見て立ち去っていきました。

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千岩軍にフリッツを任せたものの、やはり様子が気になる旅人たちは望舒旅館に向かいます。
そこではたくさんの人々が隕石の影響で昏睡状態になっていました。

支配人に話をして、モンドでは隕石を破壊すると眠って人が目覚めると伝えると正式に隕石の破壊を依頼されます。

旅人たちが旅館周辺の隕石を探したところ、モンドよりずっと大きい隕石が落ちており、しかもその周りにはファデュイが何かを調べています。

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ファデュイたちを撃退すると彼らは、執行官が近くに来ているんだと捨て台詞を吐いて逃げていきます。

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隕石を壊しても壊してもキリがないことに気がつき、どうしようかと思案すると、フィッシュルがこれは隕石の呪いだと言い、呪いの専門家を探すように言ってきます。

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とりあえずキャサリンに相談すると、呪術の専門家はいないが、占星術士のモナがモンドにいるので彼女に話を通してくれます。

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(伝説任務などで顔見知りになっているかで会話が変わる)

モナに隕石のことを説明し、夢に囚われた人を助けたいと言うと、占いをするためには地脈の流れが単純な場所がいいと言われ場所を移動します。

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開けた場所に移動すると、モナはおもむろに占いを始めます。
そして、占いの結果分かったことはこの隕石はただの石ではなく誰かの命ノ星座ということでした。実は命ノ星座とは概念ではなく、実際に空に浮かんでいる星屑のことだったのです。

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なぜ隕石になったのかはまだ分からないとのことですが、モナの占いで隕石の墜落地点が割り出せたので、その地点で調査をすることになります。

ちなみに、モナと合流してからもフィッシュルの独特な言語が炸裂して、そのたびにモナが混乱するのですが、見かねた旅人がモナに目配せして説明するのでした。

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割と選択肢がひどい

第三章「天の謎、水の解き」

ある程度調査を勧めてモナに話しかけると、この隕石(命ノ星座)の主の情報を集めて欲しいと依頼されます。

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夢を見た人々は見たこともない雪山と言っており、既知の雪山ー例えばドラゴンスパインなどではないということです。
他に行っていないところで人が多いところといえば軽策荘はどうでしょうというオズの提案により、旅人たちはそこに向かうことになりました。

軽策荘にも隕石が墜落しており、隕石を破壊して人々の話を聞くと、みな一様に高い雪山の山頂に登らされる夢を見たということでした。それも見たことのないような雪山です。

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そのことをモナに伝えると、モナは再び占いを始めます。
すると「レーナルト」という名前が浮かび上がりました。

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誰も知らない名前ですが、とりあえず他の人に聞いて調べてみようと話になった旅人のもとに石門近くで出会った少年がにこやかに話しかけてきました。

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その瞬間、何かを感じ取ったモナが天賦「虚実流動」を使い全速力でその場から逃げ出します。

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旅人たちがその場から離脱すると取り残された少年は残忍な表情を露わにします。

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彼の正体はファデュイ執行官の1人「散兵」だったのです。
前回は千岩軍が現れたので見逃しただけで、彼は本当は旅人を殺そうと隙を窺っていたのでした。

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部下のファデュイたちも姿を現し、一度は旅人たちを追わせようとしましたが、その時ら再び隕石が墜落したため、旅人たちを追うことをやめ隕石の収集と研究を目標に定めます。

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この時、部下の1人が旅人たちを追うと言うと、スカラマシュは勝手な判断をするなと睨みつけます。

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脅えた部下たちは、慌てて散兵の命を遂行すべく動き出しました。

場面は変わって、旅人たち。
占星術の実力者であるモナには一目でスカラマシュがファデュイ執行官であり、その実力と危険性を見抜いたのでした。

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この時、望舒旅館周辺でファデュイが隕石を調べていたことに気がつき、隕石自体がファデュイの仕業ではないかと思いつくパイモン。

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隕石を堕とすとは途方もないことのように思えますが、オズによると相応の代価があれば可能かもしれないと言います。

急いで隕石を探しに行くことになります。

隕石を見つけると他の場所以上に巨大な元素力の塊であることがわかり、ファデュイはこの元素力を狙っているのではないかと予想します。

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とりあえず、情報を収集すべく旅人たちは隕石を調べることにしました。

第四章「古星の運命の地」

隕石を調べ終えるとフィッシュルが別れの挨拶をしにきます。

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大隕石の影響で各地で人手不足に陥っているため、旅人と別れて患者の世話をする方に回るということでした。

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最後ということで、うっかり旅人に普通に話しちゃって慌てるエミちゃん。可愛すぎか??

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オズが「さけ」と言いかけてお茶と言い直していますが、お酒のことでしょうか?
キャラストによるとフィッシュルは未成年のはずですが・・・ちょっぴり悪い子なのかエミちゃん。

さて、フィッシュルと別れるとモナが新たに占いをしてレーナルトの正体をさぐってくれます。

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なんとこの隕石は1000年以上昔のものだということで、山頂に上りたいという強い意志が1000年間も衰えないほどの願いを持った冒険者であろうということでした。

冒険者のことは冒険者協会に聞こうということでキャサリンに尋ねるとレーナルトなる人物が書いた本が図書館にあると教えてもらえます。

そこで知らべると「山と海の書」という本の著者がレーナルトでしたが、欠損だらけでまともに読めないものでしたが、再びモナが占いで欠けた内容を補完してくれます。・・・占いすごすぎない???

気を取り直して本を読むと、レーナルトは2000年前の冒険者「とんがり帽子山」という雪山に登るのが彼の夢でしたが、何度挑んでも失敗し親友を失い身体に欠損を負って最後まで果たせなかったのです。

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そして彼の「命ノ星座」はファデュイの目論見により隕石として召喚されたのです。

しかし、「とんがり帽子山」とは最早現存しない雪山でした。

かつて風神バルバトスは人々のために氷雪を飛ばしてモンドの地形を変えたと伝承が伝わっていますが、

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とんがり帽子山はその大部分が海中に沈みましたが、相当巨大な雪山であったようで、山頂部分だけが岩礁となって残っています。今では「マスク礁」と呼ばれています。

余談ですがVer1.6イベントで一時解放されていた、金リンゴ群島にあるハラハラ島は「ある強い力」により山脈の一部が切り離されできたものですが、こちらも「風神バルバトスの仕業」とされています。

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そしてマスク礁とハラハラ島に共通する点として、どちらもカーンルイアに関わるワームホールが存在しています。後々の伏線ではないかと思われます。

さて、モナの案内でマスク礁にいると見慣れた姿の先客がいました。

ファデュイ執行官の一人スカマラシュです。

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しかしボンヤリした様子で、2回目に会った時のような殺気もありません。どうやら彼は隕石に触れて夢を見ていたようです。

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しかし、この隕石に触れたものは自力で目覚めることができないはずであり、そのことをモナに指摘されると、貴様たちと一緒にするなとばかりに鼻で笑われます。

果たして、彼はただの「人間」ではないのでしょうか・・・。

スカラマシュは隕石に触れ夢を見たことで、彼の「研究」は済んだということでした。

そして分かったことは、実はこの世界の星空そのものが「巨大な嘘」だということです。

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このことから、実はこの世界自体が人工世界ではないかという説も生まれています。

何も知らされずに、「道化」から今回の件を任されたスカラマシュは憤りますが、真相を確かめるのが先決だと言い、部下をけしかけて自分は去っていきました。

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道化
ファデュイ執行官の一人で聖遺物「嘲笑の面」に登場する人物。
「陛下」の名のもとに各執行官をスカウトして回ったと目されており恐らく執行官1位。ちなみに呼び方は不明だが、ファトゥスの呼び名の元ネタであるコメディア・デラルテでは「道化」の呼び名は「ペドロリーノ」となっており、コンプライアンス的に心配になる名前である。自分のことをピエロのようだと言っているので、実装時はピエロになる可能性もある気がする。

ファデュイ先遣隊を倒すと、モナが占星術を習う際に師匠からは水面に映る空のことを「偽りの空」と呼んでいたことを思い出しますが、その意味に関してはモナも分かっていないようです。

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とにかく、核心の隕石を見つけたことから、これを破壊することにします。

すると旅人の脳裏にレーナルトの意志がなだれ込んできました。

かつてあらゆる秘境を踏破したレーナルトが最後に挑んだのが「とんがり帽子山」でしたが、彼はそれを攻略することができず、最後には脅えて勇気を失ってしまいました。

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しかし、彼はそれで終わることはなく、「足でいけないなら道具で行けばいい」「自分が無理なら後世に託せばいい」と「翼」を作ろうとしたのです。彼の設計した「翼」は後世に託されて、それはやがて「風の翼」となって花開くことになります

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今では風神の助けでみなが飛べるようになり、人々はもっともっと遠い場所に行き未知を発見できるようになっています。

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こうして、最終的に隕石の核心を破壊することで、騒動は収まりました。

まとめ

スカラマシュは当初は「稲妻からの浮浪人」を名乗り、にこやかに旅人たちと接してくる。

本性は残忍で2回目に会ったときは旅人たちを殺そうとするが、モナに見抜かれて逃走される。その際、自分に意見した部下を叱責するなど高圧的な性格であるようだ。

3回目では隕石に触れて眠りにつくが、通常ではありえないはずの自力覚醒を行っており、普通の人間ではないことを示唆している。

またこの時に星空そのものが嘘であることに気が付き、真相を確かめようといずれかへ去っていった。

彼に調査を依頼したのは同じ執行官の「道化」である。その目的は不明なままで終わる。

Ver2.1でこの「目的」が何だったのか少しでも明かされるのでしょうか。

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