*この考察は、2021年11月時点の情報を元にネタバレや個人の見解、を含んでいます。今後の実装次第で公式と大きく異なる考察となる可能性がありますのでご了承ください。
原神Ver2.2でついにトーマが実装されました。
これまであまり見られなかった、待望の炎属性のサポーターということでみなさまの期待が高まっていますね!
さて彼は稲妻人ではなくモンド出身であるということが公式から明かされています。
このことから、彼とフィッシュルが実は兄妹ではないかという説があるのをご存じでしょうか。
最初に言い出した人が誰なのかは不明なのですが、トーマがモンド人であることが明確にされた今年の8月ごろには既にこの説が出回っていることは分かっています。
今回は、二人の兄妹説とはどのようなものなのか、実際にその可能性はあるのかということを書いていきます。
外見の相似
トーマとフィシュルは二人とも金髪で目が緑色系です。
ただし系統は同じであっても、よく見ると二人の色合いは異なっています。
しかし、本当の姉妹であることが確定しているジンとバーバラの二人も金髪で目が青色系ですが、こちらも色合いは異なっています。
よってある程度似通ってさえいれば、色合いが多少異なる程度では否定できないということになります。
フィッシュルの本名
トーマはモンド人ですが、名前は稲妻人風です。
当初は、「稲妻に永住する気なのでそう名乗っているのでは?」などと言われていましたが、トーマは父親が稲妻人なので、恐らくそのために稲妻風につけられたのでしょう。
さて問題はフィッシュル皇女殿下の本名です。
もちろん・・・皇女殿下はフィッシュルが本名なのですが、それとは別に俗世の名前があります。
キャラクターストーリーでは伏字にされていますが、このことから「日本語版では2文字の名前」なのが分かります(英語版では3文字になります)。
さて、皇女殿下は公式動画により父親から「えみちゃん」と呼ばれているのが確認できます。
このことと伏字の文字数から考えると皇女殿下の俗世の名前は「えみ」であることが分かります。
「えみ」と聞いて連想するのは「絵美」や「恵美」などでしょうか。
フィッシュルの出生地などは明確にされていませんがが、モンドのイベントに登場し、その髪色や目から考えるとモンド出身であると考える方が自然でしょう。
それにも関わらず、稲妻人であってもおかしくないような名前をしています。
フィッシュル皇女物語は稲妻の八重堂出版
そもそもフィッシュルが断罪の皇女へと転生したのは、彼女が幼いころに「フィッシュル皇女物語」を読んで駄々ハマりした結果です。
そしてこのフィッシュル皇女物語は稲妻の八重堂から出版されている本です。
フィッシュル皇女物語は「神霄折戟録」という本から派生したもので、こちらも八重堂がプロデュースしたものであることが分かっています。
つまり、稲妻と縁がある育ちだからこそ、この本と出会い「フィッシュル」となったということです。
オズと雷鳥
Ver2.2で鶴観島が実装され、その島を支配する雷鳥の存在が明らかになりました。
オズの正体はいまだに判然としませんが、ただのパンダだマスコットだと思われていたグゥオパーの正体が実は魔神であったこともあり、オズの正体も本当の力はとても強大な存在ではないかと言われています。
そして当初から割と話題になっていましたが、オズと雷鳥像はデザインが似ています。
鶴観が稲妻国であることもあり、オズとフィッシュルが出会ったのは稲妻ではないか?ということですね。
で、実際のところどうなの?
ということで、これまで二人の兄妹説について紹介しましたが、私個人としては多分違うかな・・・という印象ですね。
まず、一つは父親の問題。
トーマの父親は稲妻人であり、理由は不明ですがモンドから稲妻に帰国してしまいます。
トーマは父親を追って生まれ故郷のモンドから稲妻に向かったのですが、稲妻のどこにも父親は見当たらず行方不明となっています。
対してフィッシュルは公式動画やキャラストを見る限り父親は健在です。
もちろんただの可能性だけで言うならば、
・動画やキャラストの内容はゲーム開始時以前の話であり、現在は行方不明になっている。
・異父兄妹であり、たまたまフィッシュル側の父親も稲妻人であった。
という事も言えますが、そもそも二人が兄妹という証拠もないのにそこに憶測をさらに重ねるのは苦しいかな・・・というのが個人的な印象です。
フィッシュルの俗世の名前である「えみ(Amy)」は中国語版では「艾咪」となっていますが、これは「エミー」の当て字です。エミーであれば欧米系の名前となり、モンド人に付けられていてもおかしくはありません。
また、キャラクターボイスでは関係性が深い人間に対する気持ちが聞けますが、フィッシュルもトーマも互いに言及はありません。
デートイベントでもトーマは父親の話はしますが、妹がいるという話は出ません。
(仮に二人が兄妹だとして)情が深いトーマが故郷に置き去りにした多感な年齢の妹に触れないのは不自然な気がします。
そして、そもそものきっかけである「フィッシュル皇女物語」の入手先ですが、キャラストによると「図書館で読んだ」ことになっています。
現在、実装されている3国のうち図書館があるのはモンドのみで稲妻にはありません。そして、稲妻の鎖国令はゲーム開始時から1年前の出来事であり、彼女がその本を読んだときにはまだ鎖国もしておらず入手困難とも言えないでしょう。
ということで、二人の兄妹説は「そう思えば思えないこともないけど、少し苦しいかな・・・」というのが個人的な印象です。
違うと思っているならなんで紹介したんだよ!って言われそうですが説としては面白いかなと思ったので記事にしてしまいました。
実際のところ、本当にどうか?ということが確定しているわけでもないので説は説として楽しむのは問題ないんじゃないかなと(面倒見のいいお兄ちゃんと、寂しがりで中二病の妹・・・よくないですか?)。