お代はラヴでけっこう

【原神考察】Ver2.3「白雪に潜む影」の【ジョエルの父】に対する考察について

  • URLをコピーしました!

*この考察は、2021年12月時点の情報を元にネタバレや個人の見解、を含んでいます。今後の実装次第で公式と大きく異なる考察となる可能性がありますのでご了承ください。

どうも、篝火文書店の店長のはるとです。

先日の記事では、Ver2.3のイベント任務「白雪に潜む影」の最後に現れる【アルベド】は一体何者なのか?どういう意味があるのか?という内容の記事を書きました。

あなたがいたあらゆる場所
【原神考察】Ver2.3「白雪に潜む影」の【アルベド】に対する考察について | あなたがいたあらゆる場所 *この考察は、2021年12月時点の情報を元にネタバレや個人の見解、を含んでいます。今後の実装次第で公式と大きく異なる考察となる可能性がありますのでご了承ください。 ...

しかし、今回のイベントではアルベド以外にも正体が疑われている者がいます。
それが死んだと思われていたジョエルの父であるジョセフです。

ジョセフの正体は何なのか

ということについての「個人的な」考察を書いていきます。

そもそもジョセフとは?

第三幕をプレイしてすぐに、今回のお話の経緯と雑感をツイートしていますが、おさらいの意味も含めてこちらでも説明します。

今回のイベントの前提任務「雪山迷走」では、旅人は麓にいるジョエルから冒険者である父親が雪山で行方不明になったため、探して欲しいと依頼されます。

彼は雪山の各地のキャンプにノートを残しており、そこにはジョエルのことや彼が「イノシシプリンセス6巻」を荷物の中にを忍ばせていたことなどが書かれていました。

ノートを調べながら旅人は雪山を探索しますが、最後にジョエル父は山頂に向かい、そして洞窟に閉じ込められたことを知ります。

岩の向こうに隠されたキャンプ場

彼はイチかバチか崖から飛び降りるしかないと日記に残しますが、その日記の先にある崖の下には、荷物とイノシシプリンセス6巻が残されていました……。

(イノプリ6巻の発見は任務内容に含まれていないので気が付くかどうかは旅人次第)

この地が雪山という過酷な環境ということもありジョエルの父の生存は絶望的で、今回のイベントでも最初にジョエル父の話が出ますが、旅人はもう状況から考えて死んでいると思っていました。

「白雪に潜む影」第一幕より

そんな彼が今回のイベントで実は生きていたことが判明し、再びジョエルの元に帰ってくることができたのです。

「白雪に潜む影」第三幕より

父親が帰ってきたことを心から喜ぶジョエルを尻目に、プレイヤーのほとんどがこう感じたことでしょう。
彼は本当に本物の父親なのか・・・ということを。

今回のイベントは人間に擬態する生物が登場しています。

アルベドに化けていたトリックフラワー

状況からして、とても生きているとは思えない人間が唐突に現れ、しかも記憶の大部分を失っています。

素直に、彼が本物だと思えないのも当然でしょう。

それでは、彼が一体何者なのか・・・ということについて考えていきたいと思います。

今のところ考えられている説は大まかに分けて3つほどあります。

「ドゥリンの生命力で復活できたよ(本物だよ)」
「ワルベド(失敗作)が普通の人として暮らすために死者になりすましたよ」
「ワルベド(トリックフラワー)が成りすましているよ」

個人的にはどれが正解でもおかしくないと思っていますが、それぞれ個別に検討していきます。

ドゥリンの生命力で復活できたよ(本物だよ)

最初にジョセフの生存は絶望的と書きましたが、それは雪山という過酷な環境で大怪我を負った状況で生き残れるとはとても信じれないからです。

しかし、雪山という特殊な環境であるからこそ生き残れた可能性があります。

それがイベントの最後でアルベドが「雪山で果物を保存する方法」について語っているからです。
冷たい雪の中に果物を入れれば、日持ちするようにできます。

雪山での死体は現実でも数百年でもそのままの形で残ることがわかっています(氷漬けのマンモスとか)。

ジョエル父は最後に崖から飛び降りましたが、無事な着地は望めず、高所からの勢いと重力で雪の奥深くに埋れてしまいました。

しかし、この時はまだ完全に死んではおらず、仮死状態のまま冷凍されてしまいました。

香菱の伝説任務では、300年間も氷漬けになりながらも生きていた人間が登場します(ディオナの先祖であるオラフ)。

香菱の伝説任務より

そして、ワルベドは「庭師になるのも悪くない」と語っています。

彼はドラゴンスパインの庭師として、雪山に埋まった果物(ジョセフ)を収穫し、ドゥリンの生命力で蘇生させます。

腐植の血が灰のような山を赤に染めたとき、
樹は自身がまだ死んでいないと気づき、
貪欲なまでに、自らの根で大地の温かみに触れた。
ある人がくれる緋紅のエキスにより、
当の昔に死んでいた白の樹は、過去を思い出し、
すべての力で、果実を実らせた…

―――冬忍びの実(武器物語)

こうして生き返ったジョセフは衝撃により記憶の大部分を失っていましたが、自分の大事なものだけは思い出せました。

また、彼は遭難する直前のキャンプで雪狐と交流しています。

世界任務「雪山迷走」より

そのため彼は「狐の雪だるま」を見ると懐かしくて暖かい気持ちを感じます。

しかし、この点は少し難点があります。
それは仮にワルベドが彼を助けたとするならば、結局そのまま雪山に放置してしまっているということです。

重傷を負ったまま放置するのは、助けるにしても中途半端な気がします。

そして、シナバースピンドルの介入なしにドゥリンの生命力が作用したとしたら、その力には「毒」が含まれてしまっています。

そう考えると、色々と気になる点が残ってしまいますね・・・。

ワルベド(失敗作)が普通の人として暮らすためにジョセフになりすましたよ

割とこの説を支持する人は多い気がします。

第三幕のラストでモンド城のワルベドは、一つの夕暮れの実にこだわる理由はないという旨の発言をしています。

そのことを鑑みると、アルベドと和解して同じ存在が入れ替わって生きるよりも、完全に別個の個体として一人で生きるのは理に叶います。

しかし、この説では一度麓の拠点でジョセフになり、再度モンド城でアルベドの姿になり、再び拠点に戻りジョセフになる・・・という行程になってしまいます。

一度「ジョセフとして生きることを決めた」にも関わらず、再度アルベドの姿になり、またジョセフに戻るというのは個体としての在り方に疑問を覚えます。

アルベドとして最後に真相を明かし、それからジョセフとして発見されるとした方が流れとしてスマートでは?というのが個人的な印象です。

もう一つ気になるのが、ジョセフとワルベドの性格の違いです。

ワルベドはどちらかと言うと感情表現が豊かで無邪気なタイプです。

「アルベド」演じているワルベド
「毒」が抜けた後のワルベド

アルベドとして姿を現しているときも、アルベドに寄せるよりも自分本来の性格を出しています。

しかし、「ジョセフ」は明らかに「いいお父さん」です。

彼の元々の性格を考慮すると、無邪気な性格を抑えていいパパを演じることを良しとするか、個人的に疑問を覚えます。

ワルベド(トリックフラワー)が成りすましているよ

今回のイベントでは3人の「アルベド」が登場しました。

本物のアルベドと、失敗作のワルベド。そして、ワルベドによって、擬態能力を高められたトリックフラワー(ワルベド2)です。

このトリックフラワーはワルベドの技術によって完全な人間に擬態できる能力を持っていました。

さて、第三幕開始時に旅人たちとアルベドはそれぞれ「物語」を話します。

パイモンの物語は「人間に化けられるトリックフラワー」の話です。

しかも、何故かパイモンの説明ではこの人間に化けたトリックフラワーは痛みを抱えています人間に化けることと痛みを抱えることの因果関係が不明です。

旅人たちに撃退されたアルベドに化けたトリックフラワーは当然傷を負っているはずです。

そして、姿を現したジョセフも当初傷を負っていたと説明しています。

第1幕でアルベドに成りすまして旅人に接触したワルベドは「抑揚がないように演技している」と評判になりました。

このジョセフの声優の演技も棒読み感がすごいです。

https://www.youtube.com/watch?v=mWfeSR_aTsw

もちろん、ただ単にこの声優がヘタという可能性もありますが‥‥狙ってしているなら逆に名優です。

パイモンは物語を更に続けます。
その怪物は人に出会うと「私は誰?」と問いかけると。

うっかりパラドがうっかり出会ったジョセフは、記憶を失っており自分が誰かすら分からない状態でした。

また、ジョセフは雪山では狩りの本能に従って生存していました。

・・・なぜ、ただの人間である(はずの)ジョセフにそのような本能があるのでしょうか・・・。

・・・擬態生物であるトリックフラワーには、獲物を狩る習性があります。

パラドとジョセフの出会いは元々はベネットの不幸が原因とされています。

余計なこと言うやつ

このことについてパラドは「災い転じて福となす」という趣旨の説明をして、ベネットを慰めますが‥‥他のケースでそのように転じたことはありません‥‥。

余談ですが、前回のイベント「白亜の黒龍」ではうっかりパラドは、トリックフラワーの変種である急凍樹を復活させるきっかけを担っています。

もしmiHoYo運営が全てのセリフに意図を持たせているとしたら‥‥パイモンの物語にも何らかの意図が込められているのではないかということです。

旅人に敗北したトリックフラワーはそしてトリックフラワーは共通して地底に潜る能力を持っています。
状況から考えると、ジョセフは雪山の奥深くで氷漬けになり、死してしたとしても原型をとどめていたと思われます。

トリックフラワーは本能でその生物に擬態しました。

アルベドに化けたワルベド2は旅人たちと会話ができていました。
錬金術と龍血により強化されたトリックフラワーは化けた生物の記憶をある程度は受け継ぐ能力があると予想できます。

擬態したトリックフラワーは普通に会話が可能

ジョセフの遺体からは記憶の大部分を受け継ぐことはできませんでしたが、心に刻まれた深い記憶―—ジョエルと妻のことや狐のこと――は受け継げたのかもしれません。

しかし、パイモンの物語はあくまで物語です。

ワルベド2はドゥリンの血で強化されていたため、人に擬態することができ、さらに「毒」も入っていました。

しかし2は一度シナバースピンドルで刺されているため、ドゥリンの「毒」は浄化されています。

刺されたときも「うぅ・・・ボク・・・」と呟いていることから、擬態したものの精神をかなり高次元で模倣できると予想できます。

刺されたときはショックで魔物の本能に支配され正体を現しましたが、逃亡してジョセフに擬態したときには「毒のない上に強化された完全な擬態能力」により自分をことを完全に人間であると思い込んでいる可能性が高いと思っています(スワンプマンですね)。

よって特別なことが起きない限りはジョエルに心配はないと思います。

・・・特別なことがない限りは。

というわけで、私が考えるジョセフの正体は、

旅人たちに敗北して逃亡したトリックフラワーが、たまたま見つけたジョセフ(の死体)に擬態したもの。

である可能性が高いと思っています。

ただ、特にジョセフの件は意見が分かれそうなので各々が納得のいく説を支持したらいいのではないかと思います。

「原神」とは違う記事ですが、今回の話にどことなく通じるものがある、「『本人』とはなんぞや」という記事を書いていますのでよければどうぞ。

今回はここまでで。

ではでは~。

本ブログは酒カスが与太話を繰り広げるブログです
主な更新情報はTwitterで行っておりますのでよければそちらのフォローもお願いします。

  • URLをコピーしました!