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【原神考察】珊瑚宮心海の真の正体について

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この記事は、2022年1月時点の情報を元にネタバレや個人の見解を含んでいます。今後の実装次第で公式と大きく異なる記事となる可能性がありますのでご了承ください。

どうも篝火文書店店長のはるとです。

ついに原神もVer2.4が解放され、恒常では初のテイワット外エリアである闇の外海が公開されました。

しかも、世界観に関する新規情報がとんでもない大ボリュームで、個人的に大興奮していますよ・・・(そして色々と予想していたことが大幅に修正することにもなる・・・)。

淵下宮全体に関する記事は後々にまとめますが、今回は更新してすぐにアップして大きな反響があった、心海=水の竜に関する内容になります。

珊瑚宮心海について

珊瑚宮心海は海祇島の最高指導者である現人神の巫女です。

伝説任務では、本当は表舞台に出るのが好きではなく一人で静かに本を読むことが好きだという意外な一面も明かされました。

キャラ人気も高く、性能面では当初は色々と言われていましたが、性能にマッチした聖遺物が追加されたことで戦闘面での評価も高くなっています。

しかし、そんな心海ちゃんですが、その本質——真の正体は恐るべきものである可能性が出てきました。

そもそも現在の海祇島の住民たちは純粋な稲妻の人間ではありません。

彼らの祖先は、テイワット大陸ではなく七神の加護の外にある世界——闇の外海と呼ばれる地域の一つ「白夜国(淵下宮)」に住んでいました。

白夜国太陽のない暗黒の地で、大日御輿という人工太陽のわずかな光を頼りに人々は生活をしていました。

生活環境だけでも厳しいのに、アビサルドラゴエアと呼ばれる深海のヴィシャップの脅威にも晒されていました。

しかし、そこに転機が訪れます。

時は数千年前、テイワット大陸では多数の魔神たちが七神の座を巡って争う魔神戦争が起きていました。

戦争ですので勝者もいれば敗者もいます。敗北した魔神の一柱であった魔神オロバシは、テイワット大陸からこの闇の外海に逃げてきました。

そして、その深海で海祇島の民と出会ったのです。

海祇島の民は魔神オロバシを自分たちの神と崇め、その庇護に入ります。

そしてオロバシは名前をオロバシノミコトと改め、海祇島の民の願いにより、再び民とともにテイワット大陸に戻ってきました。

ここまでが前提となる基礎知識となります。

心海=水の竜説

Ver2.4で旅人は新たなエリア「淵下宮」への冒険を開始します。
そこはテイワットの慮外であり、更に「アビサル(深海の)ヴィシャップ」と呼ばれる狂暴な魔獣が生息していました。

このアビサルヴィシャップとは別名アビサルドラゴエア(龍の後継者)——つまり、かつてこの世界を支配していた七龍(七王)の子孫です。

しかし、彼らは種族としての純粋さを失ってしまったために、もはや龍になることはありえないとされています。

しかし、このうち「水の龍」は人の姿で降臨するという予言が残されていました。
その予言された水の龍が珊瑚宮心海ではないかという予想です。

神の目を持つものは命ノ星座を持ち、この星座は本人の運命を司っています。

そして、心海の星座は「睡竜座」です。

つまり、心海の中には龍の力眠っていることが分かります。

しかし、この予言された水の龍が心海であるという事にどれほど信憑性があるのでしょうか?
実は淵下宮には、海祇人とヴィシャップに関する重大な秘密が隠されていました。

珊瑚=世界外の産物

さて、一度話をオロバシに戻します。

地上に戻ったオロバシは自分たちの民が住む土地を作るために自分の体についていた珊瑚を折り取り、それを海に浮かべて領土にしました。

しかし、実はこの珊瑚は元々はオロバシ自身のものではありません。

これはオロバシがテイワットから闇の外海に入り込んだ際に、その加護として賜った産物なのです。

つまり、この珊瑚はテイワット大陸のものではなく、ドゥリンやウルブズと同じく世界外の力によるものだということです。

そして、この珊瑚に関わる重要なアイテムがもう一つあります。それは、心海ちゃんの突破素材である珊瑚真珠です。

この珊瑚真珠はテイワット大陸では海祇島でしか入手することができません。
何故なら、この特別な真珠は海祇の珊瑚でしか育たないからです。

しかし、先ほど説明したとおり、海祇の珊瑚は世界外の力が秘められた特別なものです。

つまり、珊瑚からしか生まれないこの真珠には世界外の力が凝縮されているということです。

それでは、心海たんとこの真珠にはどういう関係があるんでしょうか?

ゲーム的に言えば、彼女のレベル限界突破の素材にはなっていますが、それはゴローも同じです。

それよりも、この真珠と心海にはもっと直接的な関係がありました。

「現人神の巫女」とは何なのか

そもそも現人神の巫女とは特別な血筋の一族です。

海祇の中から信託で選ばれる――というようなものではなく、決まった血筋からしか排出されることはありません。

何故ならば、現人神の巫女とはその血筋に魔神オロバシの意志を溶け込ませた一族だからです。

オロバシが雷神に斬り殺された後、遺体は骨となって残り、その怨念が祟り神を生むこととなった。
しかし、海祇島を守ろうとする意志は決して消えていない。
その意志は珊瑚宮家の血筋へと溶け込み、代々受け継がれることになる。
その血筋を受け継いだ者が、海祇島の「現人神の巫女」だ。
それは神々の意志を俗世の人間へと宿し、彼らに代わって土地を守る者を意味する。

―――珊瑚宮心海キャラクター詳細より

このオロバシの意志とは具体的にどのように作用するのかは明らかになっていません。

しかし、ヤシオリ島に充満する魔神オロバシの残滓を受けたものは、頭の中で幻聴が聞こえるようになります。

また、心海の中には「現人神としての意志」が別で眠っているかのように描写されており、また血筋には抗えないことも語っています。

つまり、珊瑚宮家の後継者である心海には今でもなおオロバシの意志が直接響いている可能性があります。

しかも、この血筋にはさらに重要な要素があります。

Ver2.3で追加された新聖遺物である「海染硨磲」のストーリーには、海祇島の歴史が説明されています。

このうちの一つ「真珠の籠」には現人神の巫女のことが書かれています。

それはこの一族は、真珠から産まれたものであるということでした。

つまり、現人神の巫女とは魔神オロバシが人造人間として作成した一族だということです。

材料に真珠——もっと言えば、そもそもの力の源として珊瑚を利用したのは、力を高めるためオロバシの血に馴染ませるための二つの意味があるように思います。

しかし、オロバシ自身は蛇の魔神です。

心海が眠れる龍であるというのならば、その龍の要素はどこからきたのでしょうか。

深海のヴィシャップへの実験

魔神戦争に敗北し、テイワットから白夜国(淵下宮)に逃亡した魔神オロバシは、白夜国を襲っていたアビサルヴィシャップを退治して、海祇島の民を救いました。

しかし、話はそれだけで終わりません。

オロバシは捕らえたアビサルヴィシャップに対して生命実験を行なっていました

見るからにバイオハザード系の名前

そして、そこで行われた実験の過酷さを隠蔽するためか、研究所は地図から抹消されています。

研究所は地図から抹消されている

研究所では、アビサルヴィシャップを兵器として転用する実験を行っていました。

実験結果には長きに渡って行われてました。
それによると、彼らは優れた学習能力を持っており人間の言語を習得することも可能です。
また、海祇の血を投入する実験も行っており,最終的に成功しています。

「アビサルヴィシャップ実験記録」より

この海祇の血には二つの意味があります。一つは、そのまま海祇人としての血。そしてもう一つは世界外の力である珊瑚のことです。

海祇の真珠は、海祇の血を持つ人が持つとより輝きます。何故かというと海祇の人々には珊瑚の力が宿っているからです。

海祇人は「珊瑚眷属」

その証拠に「珊瑚でしか育たたない真珠」は海祇人が触れると反応を起こします。

つまり、アビサルヴィシャップ実験の最終目的は、旧世界の支配者であった龍の末裔の遺伝子と世界外の力を掛け合わせた超生物を作ることだったということです。

実験は終了しましたが、その「成果」がどうなったのかは今のところどこにも記載されていません。
しかし、魔神オロバシが最後に自分の意志を植え付けるのに相応しい宿主として考えるならば、龍の力と珊瑚(真珠)を掛け合わせた人造人間として現人神の一族を生み出した可能性は高いのではないでしょうか。

心海のデザインが発表されたとき、その瞳に瞳孔が存在しないことが話題になりました。

光っている部分は光の反射であり瞳孔ではない

原神のデザインにおいて瞳孔は非常に重要な要素です。
例えば、同じカーンルイア出身であるガイアとダインスレイブは星型の瞳孔をしています。

人造人間と言えばアルベドですが、アルベドは瞳孔を持っています。
しかし、アルベドは最初から「人間」を模して造られていますが、心海のベースがアビサルヴィシャップであるならば、瞳孔がないのも頷けます。

何故なら、生体のヴィシャップは視覚組織が弱体化するからです。

ついでに髪飾りと形が似ている

心海は本が好きで特に行秋著作「沈秋拾剣録」がお気に入りです。
待機モーションでも実際に読む姿が見れます。

しかし、本との距離が明らかに弱視の方の読み方です。
これは、食い入るように見ている煙緋のモーションとも異なっています。

またアビサルドラゴエアのヒレはサメのようだと言われています。

日本神話の海神(ワダツミ)の娘であり、乙姫様のモデルとなったとされるトヨタマヒメはその正体がサメです。

ドラゴエアのヒレと心海の髪飾りは形を似せているように思えます。

また、心海の固有天賦には「真珠の御歌」というものがあります。

この真珠の歌とは、キリスト教外典書「トーマス伝」で言及されている歌であり、その中にはまどろみに眠る竜と真珠の話が出てきます。

22:竜がまどろみ,眠りにつき,(竜から) 真珠を奪い取れる時まで待ちわびながら。

―――「真珠の歌」とマニ教との間

このことから、眠る竜と真珠は原神世界においても深い関りがあることが分かります。

魔神オロバシの目的は何なのか

しかし、何故魔神オロバシはこのような実験を行なったのでしょうか。

それは恐らく天理に反逆するためです。

淵下宮では、天理の調停者はこの世界の存在ではなく、外部から降臨したインベイダーであることが示唆されました。

アビス教団は天理が世界外である証拠を探している

天から降臨した天理は、様々なコトワリによってこの世界を支配しました。

しかし、アビサルヴィシャップは天理がこの世界に降臨する前に世界を支配していた七龍(七王)の末裔です。

このため、アビサルヴィシャップには天理の力が直接及ばないという特性があります。

また、世界外の力はこのテイワット大陸の存在に対して強力な浸食能力を持っています。

これらのことから考えると、オロバシの最終目的は天理に対抗することでしょう。

最終的に心海とは敵対するのか?

心海が水の龍であるならば、プレイヤーにとってはこの点が一番気になるところだと思います。

現状では、心海には龍の兆候がありません。
しかし「淑女」がそうであったように、本質は覆い隠すことができます。

心海の命ノ星座の名前は「睡竜」ですが、その形はクジラです。

クジラは龍涎香と呼ばれる物質を体内で凝縮させています。
よって、今の心海(クジラ)はその中で龍の力を凝縮(眠らせている)のではないでしょうか。

もっともオロバシの目的が対天理なのであれば、旅人とは協力関係を築けるような気もします。
しかし、個人的にはオロバシとは敵対するのではないかなと思っています。

なぜなら、今のテイワットは神から人へ移る時代だからです。

そして、オロバシの意志は心海自身の意志を縛っています。

心海の解放のためにも、オロバシとは対峙しなければならないと予想しています。

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