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【原神考察】層岩巨淵の謎を終え③ ファデュイ戦隊出撃の巻

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*この考察は、2022年4月時点の情報を元にネタバレや個人の見解を含んでいます。今後の実装次第で公式と大きく異なる考察となる可能性がありますのでご了承ください。

どうも、篝火文書店のはるとです。

前回、前々回と二回連続で層岩巨淵に隠された謎について探求を行ってきました。

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第三回となる今回は、層岩巨淵の奥深くで活動をしていた、スネージナヤのファデュイたちにフォーカスを当てたいと思います。

層岩巨淵のファデュイたち

ファデュイたちは、各地で暗躍し、氷の女皇の命の元に「神の心」を手に入れるべく暗躍し、たびたび旅人と敵対しています。

しかし、層岩巨淵にいるファデュイの小隊はどうも様子が違うようでした。

旅人に出会っても襲ってこず、彼らのリーダーアントンはむしろ取引をしたいと申し出てきます。

話を聞くと、彼ら「第九中隊」は「黒災」と呼ばれる災害を抑えるためにこの地に来たものの、「ちょっとした挫折」に遭遇してしまい、64人いた隊員が4人になり、更に食料に飢えているとのことでした。

もし食糧をくれるのならば、他のものならば何でも差出すということで旅人が食料を渡すと、他のファデュイメンバーが現れ「裏切者め」と言いながら襲い掛かってくるものの、彼らもまた空腹状態で旅人の相手になりません。

彼らを撃退して話を続けると、アントンは中隊メンバーが補給拠点から帰ってこないため様子を見てきて欲しいとのことでした。

旅人が補給拠点に様子を見てみると既にその場はもぬけの殻ででしたが、残された看板と書類で、彼らが立たされている状況が分かるようになっています。

これによると、確かに璃月とスネージナヤは協力協定を結んでいたものの、群玉閣に絡む事件が原因がとして協定が無効となったということです。

当然、ファデュイに対する補給も途絶えたのですが第九中隊のメンバーはそのことを知らなかったため、補給のないままに地底に残り現在の状況に繋がっています。

とりあえず補給拠点には誰もいないことをアントンに告げると、彼らは様子を見てこの場から立ち去ることを約束します。

層岩巨淵の雷蛍術師

層岩巨淵を探索すると、突然名前欄に「???」と表示された謎の雷蛍術師が旅人に襲い掛かってきます。

彼女——カタリナを撃退すると、どうも様子がおかしいようで、旅人を襲ってきたことを覚えていなかったり、状況をうまく把握できていない感じがします。

とりあえず、彼女の話を聞くためにアジトに向かいますが、彼女の拠点もアントンら第九中隊と同じく食料品の配給が滞っているようで、アルコール度数の高そうで腐らない「炎水」しか残っていません(恐らくウォッカ)。

日を跨ぎながら彼女の話を聞いていくと、どうやら彼女の弟であるニコライが行方を眩ませているので、代わりに探しに行ってきて欲しいということでした。

旅人が彼女の頼みを聞き、地下内を探索していると黒泥の中でニコライ伍長が残した手記を見つけることができます。

黒泥に埋まっていたためか大部分が読めなくなっていますが、読み取れる部分には、彼は敵を避けるために南東の要塞遺跡に避難したという内容が書かれていたので、そこに向かう旅人たち。

しかし、旅人たちが日誌に書かれた場所には誰もおらず、代わりにあったのは、血に染まった士官記章漆黒の剣士が現れたという日誌だけでした。

これをカタリナのところに持っていくと、彼がいた場所を教えて欲しいと言われます。
ニコライは、自分を残して逃亡するような「恥知らず」ではないのだと・・・。

更に日を跨いでアジトに向かいますが、既にその場はもぬけの殻。

いやな予感がした旅人は、最後にニコライが姿を消した東南の遺跡付近に向かいますが、そこにも彼女の姿はなく、代わりに待ち受けていたのは漆黒の騎士でした。

敵を倒してもカタリナの姿は見えませんでしたが、代わりに彼女に渡したはずのニコライ伍長の日誌が完全な形で置かれているのを見つけられます。
恐らく彼女が修復したのでしょう。

しかし、これはあくまでもニコライの手紙なので、カタリナの行方などには何も説明がありません。
アチーブメントも存在せず、消化不良のようにお話はここで終了します。

ファデュイたちの物語に連なるザッピング要素

今回の層岩巨淵に関連するファデュイの物語は意図的に説明を不足させています。

まず、そもそも彼らがあのような苦境に陥ってしまった根本原因は「群玉閣の事件」により璃月とスネージナヤの関係が悪化したためです。

この「群玉閣の事件」はずばり、魔神オセルの復活による璃月襲撃事件のことですね。

オセルは璃月七星と仙人、そして旅人の活躍により撃退されましたが、このことをきっかけに二国の関係は悪化しています。

要するに、層岩巨淵のファデュイたちが苦境に陥っているのは、

全部タルタリヤのせい

ということですね。

これをきっかけに中隊メンバーは情報を絶たれているので、当然彼らは「淑女の死」「たびたびファデュイの邪魔をする旅人」の存在も知りません。

ファデュイの苦境と旅人の「罪」

また、アントン伍長は個人的に璃月人と友好関係を結んでいました。
それが、千岩軍の彦博という中隊長です。

アントンに頼まれて行った補強拠点には彦博のメモと二国の関係が悪化したため、もう会うことはできないという別れの言葉が残されていました。

彼は、層岩巨淵・地上において受注できる、世界任務「敵陣潜入、知るものなし」で出会うNPCです。

旅人は彼の依頼で宝盗団とファデュイが密輸をしている現場に潜入し、そこにいる邪悪な企みを打ち砕きました。

しかし、任務が無事に終わっても不思議な点が一つだけあります。
それは、宝盗団をいくら取り調べても食料や日用品を売っていただけだという証拠しか見つからないということです。

まさかそんなもののために、彼らが取引などするはずもなく、彦博はこれがただの隠れ蓑であり、真の狙いは別に隠されているはずだと。

・・・この時、彦博はひょっとしたらともう一つの可能性があることを思い浮かべますが、そんなはずがないと考えを振り払います。
まるで自分に言い聞かせるかのように。

・・・地下を旅した「あなた」は、本当のことを知っているはず・・・。
ファデュイたちが本当の本当に・・・食料を必要としていたことを・・・。
つまり、旅人たちが為したことは、邪悪な企みを打ち砕いたのではなく・・・。

カタリナとリュドヒカ

カタリナと会話中に、彼女はつい「リュドヒカ」という人物の名前を口に出します。

このリュドヒカとは、稲妻の隠し世界任務「終末番の任務」で登場するファデュイの密偵です。

旅人が、この「終末番の任務」を進めていた場合にのみ選択肢が追加され、リュドヒカの話が聞けます。

この二人は、実は苗字が同じ「シュナイツェフナ」です。

とはいえ、別に姉妹だったというわけではなく、ファデュイのうち「孤児」に生まれたものはみなこの名字を付けられます(男であれば「シュナイツェビッチ」)

孤児仲間として仲が良かったのでしょう、心優しいリュドヒカのことを思い出すとカタリナも柔らかな雰囲気になります。

しかし、そもそも何故旅人がリュドヒカのことを知っているのか。
何かを察したカタリナは、もしも彼女が「自分の人生」を歩もうとしているのならば・・・自分のことを思い出さないようにして欲しいと言います。

弟ですら、女皇陛下の意志に反したら断罪すると告げる彼女ですから、もしもリュドヒカのその後の話を知れば彼女はきっと・・・。

カタリナのその後

カタリナのメイン項目でも話しましたが、彼女は3日目を最後に行方をくらませてしまいます。

日誌を読めば分かりますが、彼女の弟ニコライは恐らくシャドウハスクに殺害されたと推測されています。
そして、その時に彼女は「敵前逃亡は許されない。だから逃げたはずがない」と旅人に宣告します。

さて、カタリナが修復したと思われる「ニコライ伍長の日誌」が落ちている場所にはシャドウハスクがいました。

このシャドウハスクは倒しても経験値もモラも落としません
この「経験値もモラも落とさない敵」というのは、ゲームシステム上では「イベント専用敵」の扱いです。

つまり、わざわざこいつがいるのは偶然ではなく相応の理由があるということですね。

カタリナは日誌の記述でシャドウハスクが弟の仇だと知っています。
そして、彼女は弟であってさえ敵前逃亡を許さないと告げる誇りの高さを自負しています。
ということは、彼女自身もまた日誌を置いて逃げることなど許されないでしょう。
そう考えると、やはり彼女は・・・。

他の第九中隊

旅人は、層岩巨淵の奥に進むために地下にある二つの鐘を鳴らし、そこに現れた「アビスの詠唱者」たちを倒すことで先に進む鍵を手に入れました。

この「鐘を鳴らす」という情報は、元々はこのファデュイ第九中隊が残した日誌から得られたものであり、彼らの部隊はこのアビスの使徒から大きな被害を受けたうえで撤退しています。

ただ、あとから分かるのですが、ファデュイたちが残した「行動日誌」は使徒から手に入れる鍵で開ける扉の先にも残されています。

層岩巨淵には、志璇も旅人が気付かなかった抜け道があると言っていたので、何らかの手段で壁を超えたのかもしれません。

スネージナヤと「漆黒の軍隊」

500年前のカーンルイアの滅亡を契機として、ヒルチャールたちをはじめとした漆黒の軍隊がテイワット各国に襲来し、大きな傷跡を残しました。

モンドでは邪龍ドゥリンが襲来し、風神バルバトスと風龍トワリンが大きな犠牲を払いながら撃退しましたが、その時に起きた犠牲は今なお残っています。

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璃月では層岩巨淵に隕石が落ち、そこからはアビスが噴出。
無名の夜叉と数多の千岩軍が犠牲になりながらも封じ込めに成功しました。

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そして、詳細は不明ですがスネージナヤの女皇は同じく500年前を契機として天理に反逆を企てるべく、長期の計画を今なお実行しています。

そして、そもそも今回第九中隊が層岩巨淵にきたのは、500年前の黒災の影響が未だにこの地に残っているからであり、更に「黒災自体がスネージナヤの敵」であると言っていることから、同じように漆黒の軍隊らはスネージナヤを襲っています

黒災は「スネージナヤの永遠の敵」
アントンは「スネージナヤの国土を守った先祖」の子孫

七国中、四国に既に黒災の影響があり、続くスメールもまた500年前に草神が死亡していることから、恐らくテイワット全てに漆黒の影響があるのはほぼ間違いないでしょう。

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