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[原神考察]旅人である空・蛍の正体と目的について

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この記事には、魔神任務一章四幕及び「崩壊3rd本編」を含むゲーム内のネタバレを多く含みます
また現在は筆者の考えと大きくずれている分も多々含まれていますが、一つの記録として当時のままに残しています。

原神の主人公である双子の空と蛍。

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彼らは幻想大陸テイワットに異世界から訪れた旅人です。

主人公でありながらその真の正体旅の目的に関しては語られることなく謎に包まれていますが、そのことについての考察です

旅人の正体は「崩壊3rd」において行われた「箱舟計画」の末裔説

個人的には今のところこの可能性が一番高いと思っています。

まず「崩壊3rd」とは同じmiHoYoに開発されたソーシャルゲームで、原神とは平行世界の関係にあります(この世界には数多の平行世界が存在する設定です)

崩壊3rdでは重要人物オットーが、平行世界を観測できる「千界一乗」というアイテムを用いてトワリンの姿を観測しています。

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崩壊3rdには「崩壊」という、文明が発達するとその文明を崩壊するためにを起きる自然現象が存在し、それは天変地異のこともあれば、黒死病のように疫病の形で発生することもあります。

それでもなお人類が抗えば「崩壊獣」と呼ばれる異形の怪物が出現し、最終的には「律者」と呼ばれる超越的な存在が出現して世界を破滅に導きます。

この世界の前文明はこの「崩壊」に抗うことができなく滅んでしまったのですが、滅びる前にいくつかの対抗計画が打ち出されました。

そのうちの一つが「箱舟計画」と呼ばれるもので、人類の遺伝子バンクを宇宙空間に打ち上げて第二の家を求めるという計画ですが、この箱舟計画は作中においては「太陽系を超えてから連絡が途絶えた」と語られるのみでどのような結末に至ったのか明らかにされていません。

この箱舟計画の末裔が双子なのではないかという説です。

幻想大陸テイワットは英語で「Teyvat」と記載しますがTeyvatとは「箱舟」という意味を持ち、基本的には「Noah」とくっつけて「ノアの箱舟」のことを指します。

双子のストーリーでは、最終的にこの世界の「神」になることを予言されているのですが、この世界が箱舟計画の終焉の地として設定されたからではないかということですね。

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また、双子の会話から、彼らは「家」という単語に何らかのこだわりがあることが示唆されています。

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双子の旅の目的は何だったのか

双子は数多の世界を巡り旅を続けていましたが、この旅の目的は明らかにされていません。

しかし、もし双子が箱舟計画の末裔であれば、旅の目的ははっきりします。
それは「崩壊に打ち勝った世界」を探し求めていたということです。

しかし、テイワットに訪れたときこの世界は天理の調停者によりカーンルイアが滅亡させられていました。

それが「崩壊現象」であると悟った蛍は、この世界は求めていた場所ではないことに気がついたので、すぐに違う世界へ行こうと提案しましたが脱出は天理の調停者に阻まれてしまい失敗しました。

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なぜ蛍はカーンルイアの王女となってしまったのか

魔神任務第一章四幕でついに双子は再会しましたが、蛍はアビスたちを従えたまま去って行ってしまいました。

この世界の住人ではない蛍が王女と呼ばれてしまっていること、また蛍の性格が完全に闇堕ちしており、本来の性格と全く違っているなど、大きな違和感のあるシーンでした。
前述しましたが、蛍は当初は「すぐにこの世界を去ろう」と提案しています。
しかし、再会した蛍は天理と戦うまではこの世界を去ることができないと告げて立ち去ってしまいます。

数多の世界を旅してきた彼らは、どの平行世界にも崩壊現象は存在していることは知っているはずなのに、あえてこの世界にこだわる必要性はないはずです(実際に最初は逃亡しようとしていた)。

このヒントは天空紀行にあるのではないかと思っています。

天空紀行では天空の王国と暗黒の国の寓話が語られていますが、この寓話において、真珠を求めた王女は暗黒の国記憶を改竄されて操られていることが示唆されています。

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この寓話の詳細は不明なのですが、この王子と王女が双子のことを指しているのではないかと言うことですね。

そして暗黒の国とは言うまでもなく、カーンルイアのことです。

さて、この紀行では暗黒の国の真の支配者であり王女を操っている存在は「蛇」であることが示唆されています。

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「崩壊3rd」の世界において、「蛇」とは秘密結社「ヨルムンガンド」の盟主を指します。

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「蛇」ことケビン・カスラナ(イケメン)

この世界には人知を超えた力を秘めた「神の鍵」というものが存在しており、「蛇」はこのうちの「第一の神の鍵”虚空万象”」を所持しています。
これは一度解析したものであればありとあらゆるものを無限に創造することができるというとんでもないチートアイテムです。

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Fateのギルガメッシュみたいなこともできる

そして、この創造できるものには「他の神の鍵」すら含まれており、その中には「第八の神の鍵”渡世の羽”」という対象の脳を操作して、幻覚・記憶の改竄・精神崩壊を行うことができるというものがあります。

8《第二次崩壊編》第44話_ページ_07

つまり、「蛇」はこの能力を使って蛍の記憶を改竄したのだと予想できますね。

「蛇」の目的

さて、前述したとおり、崩壊3rd世界の滅びた前文明は崩壊の手から逃れるために様々な計画を立案しました。

「蛇」の正体は、崩壊した前文明の生き残りの一人であり、また多数の計画のうちの一つ「聖痕計画」を提案したものでもあります。

聖痕計画とは、崩壊エネルギーを全人類で分け合うことで崩壊現象を防ごうとする計画であり、要するに崩壊を防ぐことができないならば共存しようということですね。

10《伝承》第14話「親友」_ページ_12

しかし、この計画を発動した場合、ほとんどの人間はこの崩壊エネルギーに耐えることはできず死んでしまうかゾンビ化し、ごく一部の耐えた者も異形の怪物になることが示唆されています。

聖痕計画が発動すれば生存者が新たな主となり人類を再定義する――それは根本的に文明の存続とは言えない
———「蛇」とその対抗者との会話より

そう言えば、前回の記事でカーンルイア人はアビスの魔術師とヒルチャールに分かれたと解説しましたが、この理由は謎として終わらせていました。

https://note.com/embed/notes/n140c114ba57a

カーンルイアは文明を発達しすぎた結果として「天理」に目を付けられて滅亡に導かれました。

こちらの記事では「天理によりカーンルイア人はアビスの魔術師やヒルチャールに変化させられた」という説明をしましたが、カーンルイアの真の主が「蛇」であり、聖痕計画の立案者であることを勘案するともう一つの可能性が浮かびます。

それが、天理により滅ぼされる前に聖痕計画が発動されたのではないかということです。

極一部の崩壊エネルギーに耐えたものは、アビスの使徒やアビスの魔術師になり、深淵の力(崩壊の力)を操れるようになり、大多数の耐えられない者たちは知能を失い怪物となった(ヒルチャールと化した)という仮説です。

更に「蛇」はこの実験を全世界に広めるために、この計画が神によるものであると欺いて七国を侵攻しようとしているのかもしれません(この計画は最終的には全人類に施す必要がある)。

何故こう思ったのかというと、この説だと矛盾しているとされたダインスレイヴ の行動の疑問が解消されるからなのですよね。

本来は、ダインスレイヴ の立場では「天理」と戦うための活動を止める必要がないはずなのですから。

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かつてカーンルイアの中枢にいたダインスレイヴはアビス教団の裏側に「蛇」がおり、それに操られていることを知っていたのかもしれません。

原神と崩壊の繋がりに関しては、まだまだ不明点が多いのですが、来月には中国版崩壊3rdにおいて原神コラボが予定されています。

そちらでまた新たな事実が判明するのが楽しみですね。

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