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【原神考察】層岩巨淵の謎を終え④ 天空の巨樹とヤマガラちゃん

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*この考察は、2022年4月時点の情報を元にネタバレや個人の見解を含んでいます。今後の実装次第で公式と大きく異なる考察となる可能性がありますのでご了承ください。

どうも、篝火文書店のハルトです。

しばらく続けていた層岩巨淵に隠された謎についての考察は、今回が一応最後の投稿です。
ただし、まだ書ききれない内容があるので今後も不定期で記事を作成していくかもしれません。

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今回は層岩巨淵にある様々な小ネタの解説になります。
性質上、何度かTwitterにも記載した内容の重複が多めです。ご了承ください。

毒ガスとヤマガラの関係

新エリアである層岩巨淵は炭鉱です。
そして炭鉱に付き物なのが有害ガスで、例えば同じ璃月の鉱山町であった明蘊町でもしばしば毒ガスによる被害があり、犠牲者も出ています。
(この二さんについては後述します)。

炭鉱夫はガスを探知するために鳥籠にヤマガラ入れて鉱山に入り、暴れ出したら危険信号だということで、その場から脱出する・・・という毒ガスセンサーとして利用していました。

ヤマガラも元気なので環境はまだ大丈夫
拠点には実際にヤマガラが配置されている

これは現実世界でも炭鉱の中のカナリアと呼ばれているものですが、原神世界では恐らくカナリアがいないので、ヤマガラがその代わりを務めています。

鉱山内の有害ガス

実際の層岩巨淵内の有害ガスは毒というより天然火薬庫のような扱いになっています。

ところどころで見られる、空間が赤黒く歪んでいるのがガス

Tipsや掲示板でも警告されていますが、この場所で雷・火元素の攻撃を使用すると大爆発を起こしてダメージを受けてしまいます。

ベネットー!!!!!!!!

ガスなので風元素を使えば吹き散らせますが一時しのぎですし、もしも火元素拡散した場合はまとめて大爆発して大変楽しいことになるので注意しましょう。

謎の二さん

先ほど、明蘊町も同じく有害ガスのある鉱山で、その村では二さんなる人物に不幸が起きたことが掲示板で示唆されています。

爆発に巻き込まれて死んだ二さん

ところが、この二さんは何故か生きていて、それどころか層岩巨淵では宝盗団の親分として活躍していました。
それが探索世界任務で登場する「兄貴」なる人物です。

この兄貴はかつて、有害ガスの爆発に巻き込まれた過去がありました。

もちろん、これだけで同じとは言い切れないはずなのですが、実はこれは誤訳で、原文を確認すると、層岩巨淵の「兄貴」も明蘊町の「二さん」も「二哥」という人物であることが分かります。

ちなみに、宝盗団の宝盗イタチ訓練ハンドブックを書いたのも彼です。

「哥」という字は中国語で兄・兄貴という意味なので訳語として大幅に間違っていたわけではないのですが、翻訳者がこの二つの繋がりに思い至らなかったため、日本語版では通用しないイースター・エッグになってしまいました。

この二哥がなぜ、死を偽装して宝盗団をしているかは不明ですが、図鑑によると粉砕者は「もとは鉱夫だったがある理由で宝盗団に参加した」とあるので他になにか隠された理由があるのかもしれません。

「黒泥」の正体

層岩巨淵に広がり徐々にHPを奪う「浸食」の象徴たる黒泥ですが、この黒泥の正体は「道の舗装に使うやつ」です。

道の舗装に使う・・・つまりアスファルトのように思いますが、これには毒性がほぼないので、過去に使われていて毒性がより強いコールタールだと思われます。

中国語では「沥青」と書かれていますが、この物質はアスファルトとコールタール双方に使われている単語です。

ただし、この黒泥にはもう一つの可能性があります。それは・・・

銀白色の古樹の謎

層岩巨淵の奥には銀白色の古樹が隠されています。

パイモン曰く、この枯れ木は「ドラゴンスパインにある樹にそっくり」だそうですが、これは「姫の箱」が隠されていた場所にある樹のことです。

そして、パイモンからの言及はありませんが、実は同様の樹は稲妻の孤島「鶴観島」にもひっそりと生えています。

共通しているのは、これらの地には何らかの「古代都市」があり、また「天理に粛清された地」でもあるということですね。

ちなみにこの樹は英語版でのみ「Irminsul(イルミンズール)」と名付けられていますが、これは「偉大な柱」という意味です。

そして、どう見ても柱にしか見えない「寒天の釘」はドラスパと層岩巨淵に打ち込まれています。

ドラゴンスパインの「釘」
層岩巨淵の「釘」

現状では鶴観には寒天の釘は見当たりませんが、この地の古代文明は完全に地下に埋もれているため、どこかに隠されている可能性はあるのかなと思っています。

謎の「干からびた種」

層岩巨淵・地下の東の端に隠された場所には、不思議な空間があります。
暗く陰鬱な地域であるにも関わらず、ある一カ所だけは緑と生命力に包まれた巨樹が生えているのです。

このエリアに入るとパイモンからは、この巨樹が「重力に逆らって伸びる枝と葉」であると説明が入り、上を見上げるとその言葉通り天空に向かって伸びていっています。

更に、この地には「風・岩・雷」の元素石碑があり中央には草スライムが鎮座するなど、とにかく「3国を超えた先の国スメール」を意識するようにできています。

さて、この場所で手に入るアイテム「干からびた種」ですが、パイモン曰く「スメールの物語を思い出す」と言うものの、詳細は教えてもらえません。

もったいぶるパイモン

一体この種はなんなのでしょうか?

一つの可能性として考えられるのは、この種がかつて天空を貫いたという「天空の巨樹」の種ではないかということです。

この種を取るとアチーブメント「命の谷の住民」が手に入ります。

この「命の谷」の詳細は不明ですが、恐らくパイモンの言う「スメールの物語」に出てくるのでしょう。
そして、内容は不明ながらも何らかの形で「生命」に関わるものだということは分かります。

さて、この種はある生物と酷似しています。
それが元素生命体・岩フライムです。

そして、この岩フライムは「ある植物の実」に擬態しており、それが「天の巨樹」なのです。

また、その実は不思議な薬用効果がある・・・つまり、「生命に関する実」でもあるということ。

暗黒の地を生命に満ち溢れさせる力を持つこの樹は天空の巨樹の種です。
しかし、説明文ではこの種は「枯れはてている」が「並外れた生命力を秘めている」と書かれています。

一見矛盾するようですが、つまり、この種には天空まで伸びるほどの力はないのでしょう。
しかし、それでも「人のレベル」では莫大な草元素エネルギーを持っているので「並外れた生命力を持っている」ように感じられるのだと思います。

恐怖の人形

層岩巨淵の中で最も不可解と言われているのが、世界任務「巨淵の恩恵」です。

旅人は層岩巨淵の奥で鉱夫である戚定から人形を探して欲しいと頼まれます。

この人形は幼い娘のために買った非常に高価なものですが、奥地のどこかで紛失してしまったとのことでした。

とりあえずこの場は危険なので戚定を説得して拠点に戻りますが、このことを瑾武に説明すると、どうも歯切れの悪い答えしか返ってきません。

しかし探しに行く依頼を引き受けないと戚定は納得しない様子だったので旅人たちはこの依頼を受けることにしました。

彼が落とした場所に向かうも、魔物がいるだけで人形は見当たりません。
しかし戚定の残したメモが落ちており、それによると鉱夫たちは「願いの石」と呼ばれるものを壊そうとしていたらしいことが分かりました。

改めて周囲を探すと、突然小さな女の子が現れ「人形のことを知りたいの?」と言い出したのです。

このような奥深くに突然女の子が現れたことに旅人たちは驚きを隠せませんでしたが、彼女は「人形の場所を教えてあげる」と言い、走り去っていきます。

仕方がないからと彼女を追いかけると、再び魔物が襲ってきます・・・が不可解なことに女の子は魔物に襲われることなく、楽しんでいた様子すらありました。

さて、魔物を倒して言われたところを調べると人形が見つかりますが、再び彼女の姿が消えています。

彼女を見つけられないまま仕方なく人形を持って地上に戻りましたが、戚楠に人形を渡すと、彼は旅人に依頼をした記憶が全くないようでした。

どうも何かの作用でぼんやりしていたようで、また娘も既に成人しており、人形はもういらないというので戚定が御守り代わりに持っていたが、どこかで落としてしまったということでした。

他の人間に聞いても娘は成人しているということで言っていることに不審点はありません。

戚定によると「願いの石」に近づくと精神に変調をきたし作業が全く進まなくなるそうです。

とりあえず依頼を果たしましたが、では最後に戚定と一緒に家に帰った戚楠は何者だったのでしょうか?

一つの仮説

この騒動の根源は何かというと、それは「願いの石」です。
願いの石と言っても、これは「願いを叶えてくれる石」ではなく、「願いを増幅する石」であり、これを使って石は人間をコントロールしているようです。

これまでもこのような騒動が起きており、それ決まって石を爆破しようとしたときでした。
つまり、この石は自分の身の危険を感じると、周囲の精神を操り(願い増幅させて)仕事ができないようにするわけですね。

そして戚定の場合は「娘と一緒に居たい」という願いを持っていたようで、そこを石につかれたのでしょう。

その願いを実現させる方向にもっていくために、彼の人形にも干渉し、人形を人間に見えるかのようにしました。

とはいえ、これは恐らく幻覚であり、実際は人形のままだったのでしょう。
魔物が彼女に触れようとしても触れられなかったのはこのためだと思います。

とにかく、今回の件で「願いの石」は目的を果たしました。
いつの日かまた石を破壊するものが現れない限り、また眠りにつくはずです。いつの日か・・・

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