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【原神考察】ナド・クライの歴史完全解説

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*この記事は、2025年6月時点の情報を元にネタバレ個人の見解を含んでいます。
今後の実装次第で公式と大きく異なる内容となる可能性がありますのでご了承ください。

みなさん、こんにちは。ルト兄です。

公式配信によりVer6.0からはスネージナヤ本土ではなく辺境の地「ナド・クライ」を舞台として、バージョン「空月の歌」が1年間に渡って続くことが発表されました。

「ナド・クライ(Nodーkrai)」のNodとは「放浪する」という意味があり、kraiとは「地方」という意味があるため、合わせて「放浪者の地」となります。


立本によれば、そこは世界中の人が集まりビジネスチャンスが転がっていますが、同時に流れ者や流浪者が徘徊する危険な地でもあります。

スネージナヤでありながら騎士団も法廷もない完全な「自治の地」

この地がどのような歴史を辿ったのか。
そして、これからどのような歴史を辿るのか。

それを知るための一助として、これからナド・クライを振り返っていきます。

ナド・クライの歴史

これから語るは今よりはるか昔のこと。

まだ「神」はこの大地に活歩せず、空には天空の島と輝く3つの月が在った時代。

大地には一つの文明しか存在せず、人々は神ではなく「月」を信仰していました。

その中の一つ銀の樹の加護を受けた黄金の都市がありました。

その都市の名はヒュペルボレイア

天空より派遣された「天の使者」に統治される「楽園」の地です。

しかし、この地の「天使」は星海より現れた「旅の者」と共謀し、高天を裏切る選択をします。

※旅の者と天の使者の物語は別記事
「ついに判明した最後の降臨者」参照

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彼女たちは数多のフェイを鍛造し天空に至る城を建造しようとしましたが、この反抗は月に見破られ、反逆の野心は「天の釘」によってヒュペルボレイアごと崩壊しました。

天の使者とフェイたちは外見と知恵を剥ぎ取られ、今では「仙霊」と呼ばれる矮小な存在に堕とされたのです。

さらにこの後に起きた「復讐の大戦」によって古代文明は完全に崩壊し、代わりに「神が人を導く七国の時代が幕を開けることになるのですが、それでも一部の人は月への信仰を失わずに山野に身を隠して生活を続けました。

それが「霜月の子」と呼ばれる人々です。

彼らの使う力は空月に残された「魔法」と呼ばれるもの。

今の人間が扱う「元素」とは異なる、より「原初」に近い能力でした。

そんな彼らの特別な力に目をつけたのが当時の氷神であったツァーリ・フェイです。

彼は妖僧と呼ばれる男に唆され、残された空月の力を目当てに霜月の子たちを襲いました。

これによって山野で細々と暮らしていた月の子は離散し、一部の同胞は誤った道を進むことになりました。

この「妖僧」が何者かは不明ですが、「皇帝を唆す」「奇妙な訛りがある」ことから、そのモデルが怪僧ラスプーチンなのは間違いないでしょう。

ちなみにこの「空月」についてですが、「空月の歌(Welkin moon)」とは英語版の綴りが異なり「空月(Heavenly moons)」となっています。

Welkinが「空、大空」でHeavenlyが「天」

複数形であることから月の三姉妹の総称の可能性である可能性が高く、この文章では「霜月」を
指している
のでしょう。

さて、それからまたしばらく時が経ち・・・

500年よりさらにもう少し過去の時代。

この地で、とある少年が親友に対して「楽園」を作る夢を語りました。

それはただの絵空事――子どもの語る空想話に過ぎませんでしたが、それでも彼はその夢を果たそうとし――

そして果たされることなく処刑されました。

「天下に名を轟かせる大盗賊」と呼ばれたこの男の正体は、「境界のない世界」を夢見た宝盗団の創始者レッド・ミラーのことと推測されます。

Screenshot

さて、処刑された「少年」の親友は、彼とは真逆の立場。

スネージナヤの貴族に出世していました。

元々は「夜鳴鶯ナイチンゲール」の紋章を持つスパイの家系でしたが、当時の氷神が恩賞として爵位を与え、低い身分でありながら宮廷の出入りが許されます。

しかしそんな彼の前に運命を変える出来事が立ちはだかりました。

「永い夜」――カーンルイア滅亡を契機として七国全てを襲った漆黒の災害が、このスネージナヤにも訪れたのです。

この地のアビスはワイルドハントと呼ばれる亡霊の集まり。

その激しいアビスの侵攻を前にして、当時の氷神には辺境の地を省みる余裕などありませんでした。

神に見捨てられた辺境の地は漆黒の獣に蹂躙され、わずかに残されていた黄金の都の文明も消し去られる中で、夜鳴鶯の羽兜を被り黒ずんだ銀の鎧を着た、たった一人の援軍がスネージナヤから訪れました。

そう、かつての大盗賊の親友であった彼は誰にも顧みられない辺境を見捨てられず、この地を助けるために馳せ参じたのでした。

そして、その来訪を知っていたかのように、勇者を「新月の乙女」が出迎えます。

彼は月の子の女祭司「初めの光」を与えられ、アビスを廃墟の地へ押し込めることに成功。

かの辺境は、こうして勇者によって救われたのです。

この「初めの光」とは、かつてのツァーリ・フェイが求めたもの。

テイワットに七つの元素が現れる前の原初の力――「魔法」であると推測されます。

Screenshot

さて、こうして辺境の地を守った騎士は一度は忘れていた「親友の夢」のために、災害を経て新たに即位した氷神――氷の女皇に謁見を求めました。

それはこの辺境に自治を認め、何者にも支配されない地にすること。

女皇は彼が故国を守る盾となる誓約を条件にその要求を受け入れました。

生き残りの人々は古代の遺跡を利用して辺境を照らす灯台を建て、英雄は「最初のライトキーパー」として人々を守る象徴となりました。

ナド・クライと呼ばれる「楽園」の歴史はこうして始まったのです。

さて、それから数百年もの間に何度も「ワイルドハント」は起きましたが、ライトキーパーはこの恐るべき厄災を防ぎきり、この地の独立と平和は保たれてきました。

しかしテイワットを揺るがす激動を前にして、ナド・クライも世界と無関係ではいられません。

新たな月の神の降臨――かつてこの世界を支配していた「月の信仰」が再び蘇ろうとしているのです。

氷の女皇はファデュイに対して最高指令「蒼星の聖勅」を下し、全執行官をナド・クライに向かわせました。

その中で最も先陣を切ったであろう執行官が、月の力に並々ならぬ興味を持つ者――執行官第二位「博士」です。

おりしもナド・クライにはワイルドハントが再び迫っており、「博士」は「援軍」を名目に大量のファデュイをナド・クライへ派遣します。

しかし当代ワイルドキーパー長は気が付いていました。

ナド・クライは執行官にすら従う義務のない「自治」を女皇より保証されていますが、「援軍」を称する彼らを受け入れれば、それが奪われるのは明白でした。

「博士」は援助を断る長に対して嘲るように笑い、全力で戦うように申し向けます。

そして、天が闇に染まるときワイルドハントが始まりました。

「古の誓い」に集ったライトキーパーたちが戦い傷つき倒れる凄まじい戦禍の中で、何もできずただ立ち尽くすだけの集団がいました。

ファデュイーー彼らはスネージナヤに忠誠を誓う戦士であり、そしてナド・クライもまたスネージナヤであることに代わりはありません。

彼らは「民のためにアビスと戦う」と信じて、この地を訪れました。

ある准尉もそう誓った一人です。

ところが彼はワイルドハント――地獄の淵を目の当たりにして――

一才の慈悲のない軍勢を前に
誰にも愛されぬまま消えゆく魂の姿を前に

上層部の政治的駆け引きによって、彼はただ何を為すことも許されずに「傍観者」であることを強いられます。

しかし、そんな事情が目の前で死ぬ子供にとってなんの意味があるのか。

氷の女皇の慈愛は深く、民を誰一人見捨てるはずがないのではなかったのか。

ナド・クライの人々もスネージナヤの民ではないのかと。

漆黒の魔獣が母と子に牙を向けたとき准尉もまた剣を抜きました。

ここが地獄であるならば、命令などすでに地獄に落ちのだ。

そして――

無限に続くかと思われた闇もいつしか晴れ、黒雲を晴らした朝日が空色に大地を輝かせます。

戦士が守ろうとした子供たちの命も照らし出し――

ただ英雄の姿だけがそこになかった。

「博士」は予定の計画は少し狂ったものの概ねの目標は果たせたことに満足し、命令を破って子供を助けた「裏切り者」は慈悲をもって許されました。

彼はただ――人体実験の素材にされるだけで済んだのです。

こうして壊滅したワイルドキーパーを尻目に、まんまとファデュイはナド・クライへ入り込むことに成功しました。

様々な組織の思惑と巨大な陰謀が渦巻く中で、激動の「ナド・クライ編」が幕を開けます。

ライトキーパー

ライトキーパーとは、ナド・クライの対ワイルドハント防衛部隊のことです。

ナド・クライはスネージナヤで唯一執行官の指揮を受けない独立組織なのですが

その代わりとしてこの地でアビス――ワイルドハントを監視して、有事には食い止める義務を負っています。

そしてそれを行う灯台守を、人々はライトキーパーと呼びました。

数百年に及ぶ自治は彼らの献身によるもので、その意味で彼らはナド・クライの象徴でもあり非常に重要な組織なのですが、直前にワイルドハントが起きたためにとつてもなく重大な被害を受けています。

現時点でほとんど壊滅している可能性もありますが果たして……。
 

ヴァイニッチ商会

ライトキーパーが外部からの脅威を防ぐ防衛組織であるのに対し、ヴォイニッチ商会はナド・クライの内部秩序を守る組織です。

辺境の地であるナドクライは流れ者の地でもあり、ガラの悪い浪人や荒くれ者が闊歩しています。

みんな大好き立本君もこの被害者で、商売のために訪れたときに身包みを剥がされてしまいました。

そんな彼を助けて商品を取り返してくれたのが、このヴォイニッチ商会なのです。

元々はナシャタウンの商人たちが秩序を保つために結成したものですが、実際のところ軟弱な商人が決めた規則など荒くれ者が守るはずもありません。

彼らを本当に恐れさせているのは、「秘聞の館の女主人」という人物です。

彼女に関する情報は全くなく、どのような人間なのか。

そもそも人間かどうかも分かっていません。

ちなみに荷物を取り戻してもらい商売を無事成功した立本ちゃんは、残念ながらこの地を出るときに
再び全ての身ぐるみを剥がされてしまいます。

・・・マッチポンプ?

商会のマークが船の形をしているのは、ナドクライが「群島」である可能性を示しています。

説明文にも「島々の無法者」と書いていますし、東欧のイメージで「ヴァイキング」
いるのかもしれません。

ちなみに「ヴォイニッチ」という名前は、実在する古文書である「ヴォイニッチ手稿」から
取られている可能性があります。

これは既存にはない謎の言語で書かれた書物で、今でもなお内容の解読はされていません。

クトゥルフ神話ではこのオリジナルを称する書物が登場するため、女主人はアビスや星々の秘密を握っているのかもしれません。

宝盗団

宝盗団は原神初期からたびたびイベントや任務で登場しましたが、基本的には狂言回しという役割しか与えられてきませんでした。 

ところがナド・クライ編では一転して、超重要な立ち位置に登り詰めます。

現在は世界中に広がっている宝盗団ですが、実は元々は創設者レッド・ミラーの「境界のない世界」を作るという夢をきっかけにナド・クライで誕生した組織なのです。

宝盗団の理念である「助け合う組織」とは、この夢からきているのでしょう。

彼自身は「楽園」となった現在のナド・クライを見ることなく処刑されましたが、「楽園」が誕生した全てのきっかけは、幼い頃のリード・ミラーが親友に夢を語ったことから始まったのです。

そして、この地には彼が残した「偉大なる財宝」がどこかに眠っていると囁かれています。

宝盗団の象徴である鴉マークはみんなうんざりするほど見ていると思いますが、実はこれは「月」と「星」の形になっており、それは「空月の歌」と同じものなのです。

よって隠された財宝とは「古月の遺骸」に関連する超重要用遺物の可能性があります。

そして、もちろんこれら全てはハッタリであり、なんの財宝もない可能性ももちろんあります。

霜月の子

霜月の子とは、天の釘により滅んだ、黄金の都ヒュペルボレイアの生き残りです。

空月の歌編のキーパーソンになるでしょう。

原始の統一文明が滅び信仰は月から神へ移行しましたが、彼らは今でも月への信仰を続けています。

元素が生まれる前の原初の力である「魔法」を扱うことが可能で、ヘルカからは「とにかく変わった人々」と言われていますが、「鹿の帽子」を被っている以外に外見上は普通の人間と変わりません。

よって「変わっている」とは、おそらく文化面のことなのでしょう。

現在は「ヒーシ島」と呼ばれる場所で細々と暮らしています。

この名前はフィンランド語の「Hiisi」が由来で幸運をもたらす森の精霊や聖なる島を指しますが、キリスト教の拡大により「異教徒」や怪物など悪魔的要素が拡大されています。

Screenshot

ヘラジカに関連付けられることもあるため、霜月の子のエンブレムが鹿なのは、これをイメージしてのことでしょう。

さて彼らが信仰するのは月の陣営なのですが、なぜか島の遺跡は龍族の「秘源機構」に似ています。

オシカ・ナタには龍族の遺物「天蛇の船」と3つの月が接続されている壁画があるため、龍と月の関係が彼らを通して明らかにされるかもしれません。

雪国の妖精

雪国の妖精とは、「霜月の子」とは異なるヒュペルボレイアの系譜。

「天の使者によって創造されたフェイ」の生き残りでしょう。

天の釘の罰によりフェイは仙霊となりましたが、何らかの理由で仙霊となるのを逃れたものが初代氷神ツァーリ・ベールイに従い、スネージナヤ全土を支配していました。

漆黒の災害を契機として権力は「フェイ」から「ファデュイ」に移りましたが、今でも独自の方法で国に影響を及ぼしています。

ちなみに意匠をよく見ると耳が尖っています。

市長である「雄鶏」数少ない「影響を及ぼしているフェイ」なのかもしれません。

西風騎士団

初期からの伏線であった「西風騎士団の遠征隊」がついに登場します。

その目的は「過去に残された危険な秘密のため」という説明しかありませんが、目標がナド・クライであるということは間もなく降臨する「新月」に関係していそうですね。

「スネージナヤと運命共同体にある」というのも気になるポイントです。

著名な参加者は「大団長ファルカ」と彼に付き従うサイモン主教など。

ミカも遠征隊に同行していましたが、伝達のためにモンドに帰りそのまま遠征隊には戻らずエウルアの下についています。

同じく参加者であったジンの母親フレデリカも既に遠征隊から離脱しており、現在はドーンマンポートへ配置転換されています。

※ドーンマンポート
モンドの未実装エリア
正確な場所は不明だがモンド城に近いとあるため
北部に位置すると推測される。

大団長ファルカ

大団長のファルカは騎士団のトップでボレアス(北風)の名を冠する騎士です。

名前だけは初期から登場していましたが、外見は長身の男性ということぐらいしか分かっていませんでした。

しかし、魔神任務間章第4幕「背理」でついにそのボイスと外見イメージが発表され、「若くはないが年を取っているほどでもない」金髪男性と判明。

説明の印象だけだと個人的には30後半ぐらいに受け止めたのですが、イメージ画像とソシャゲという要素を勘案すると20後半から30前半のアラサーぐらいでしょうか?

ちなみにそのぐらいの年齢はアルハイゼンやカーヴェが該当します。

ぱっと見はイケメン風に見えますが、空気を読まずにジョークを言う性格。

声優が杉田智和氏なので、某銀さんをイメージしていそうな気がします。

酒が好きでナタではマーヴィカと飲み勝負をしたが、敗北したという逸話もあります。

幼いレザーの面倒みたり行き場のないロサリアをモンドに連れてきたのも彼です。

というか、あのツンデレロサリアから「父親」と認識されてるのは相当すごい。

また遠征途中で「隊長」と一触即発となりましたが、このときはにらみ合いだけで終わっています。

ウェンティの正体を知っている数少ないモンド人の一人で、魔女会とも会談を行ったことがあります。

なんだかんだで多くの人に慕われているため、かなりの大人物であることに間違いないでしょう。

赤楊騎士フレデリカ・グンヒルド

フレデリカはジンとバーバラの母親で騎士団のナンバー2。

「赤楊騎士」という肩書を持っています。

夫は西風教会の主教サイモン・ペッチでしたが、すでに離婚しています。

このとき、ジンはフレデリカに、バーバラはサイモンに引き取られました。

イベント「堅守演習」ではサブ会話で各国プレイアブルキャラの近況が聞けましたが、なぜかモンド担当はフレデリカの話題になりました。

璃月=申鶴
稲妻=神里綾華
スメール=ディシア
フォンテーヌ=シュヴルーズ

よって今後プレイアブル化する可能性は高いでしよう。

外見は不明ですがジンの着替え衣装はフレデリカが過去に着ていたものなので、長身女性モデルとなるでしょう。

枢機卿サイモン・ペッチ

サイモンは西風教会の枢機卿でフレデリカとは夫婦でしたが、既に離婚しており次女のバーバラを引き取りました。

ゲーム未登場ですが、漫画版で外見は判明しています。

なんか地味だし頼りにならない感じだったので、元妻と違いプレイアブル化はしなさそう。

どうでもいいのですが遠征隊という限られた空間の中に離婚した夫婦をぶち込んでいいものなのでしょうか・・?

遠征で二人がすれ違った際の気まずい顔がどんなだったのか、気になります。

モンド騎兵隊

モンド騎兵隊はほとんどの人員――たった一人を残し全員が遠征隊に参加しています。

その取り残された、たった一人が我らがガイア隊長です。

そう、騎兵隊は何と隊長だけをモンドに置き去りにし、他の全員が遠征隊に参加しているというすごい状況になっていました。

ついにガイアが騎兵隊長として慕われる日が来るのでしょうか・・?

ちなみにディルックの旦那は元騎兵隊長にあたります。

関係性の暴力ですね。

ファデュイ

ファデュイとは女皇に忠誠を誓う兵士なので、本来は自治区ナド・クライに駐屯していません。

しかし直前で発生したワイルドハントを口実に、「援軍」としてナド・クライに介入

現ライトキーパー長は「博士」を警戒して戦いには参加させませんでしたが、結果としてライトキーパーはほとんど壊滅してしまったために結局は介入を許してしまっています。

またこの時「博士」は後方待機と見せかけて何かを画策していた様子です。

人体実験くさい感じがしますが……。

「博士」以外の全執行官もナド・クライ参戦が決定しているため、「派閥」が存在する執行官たちの
内部的な権力争いも激化しそうです。

ワイルドハント

ワイルドハントとは500年前の災害時にナド・クライを襲ったアビスの軍勢です。

ライトキーパーの創始者が地の底に彼らを封印しましたが、それでも定期的に世界への侵入を図り
100年の周期でナド・クライを襲撃します。

聖遺物物語の説明や単語の元ネタからは亡霊のような類に思えますが、コンセプトアートでは人間体に何かが取り憑いているように見えます。

気になるのは、彼らには「長」と呼ばれる特別な存在がいることです。

「探し求めているもの」とは月に関連する遺物なのでしょうか?

前回のワイルドハントはごく最近に終わり、本来は次の100年まで姿を現さないのですが、「月の降臨」という大事を前にしているため再び姿を現すことになるでしょう。

カチャカチャ・クルムカケ工房

「クルムカケ」とはノルウェーのワッフルクッキーのこと。

元々は天才少女が美味しいクッキーを作るためだけの作業場でしたが、その過程で天才的発明が次々と生み出されていき、現在では名の知れた機械工房に変貌しています。

マークがハート(心臓)なのが気になるのですが、精巧なバイオニック人形を作っていたりしませんか……

ここに関しては事前情報が存在せず、追加情報も全くないために詳細のほとんどが謎に包まれています。

魔女会

みんな大好き魔女会の深堀りがきました。

魔女会とは、クレーの母アリスが創設した「共に青春を謳歌する女性たち」の集まりですが、世界を揺るがせる人物も数多く所属しています。

そんな彼女たちの中でナド・クライに関係しそうなキャラを抜粋します。

アリス「魔女A」

アリスさんは未だに声のみの出演ですが実はこっそりモンドに帰ったりしています。

彼女が忙しいのは「テイワットの辺境が脆弱になっているから」で、地形が変わったり大変動が起きたところがないかの見回りをしています。

そのため「辺境の地」と明言されており、「月の降臨」という大変動が起きるナド・クライは見過ごさないでしょう。

バーべロス「魔女B」

バーべロスは魔女会の占星術師ですが、上記魔女会のマークは星の観測に使われる「渾天儀」に酷似しています。

Screenshot

そもそも月と星の動きは占星術にとって非常に重要で、新しい月の降臨は「全ての人の運命が書き換わる」ことを意味します。

とはいえ、既にボケの領域に入っているババ……高齢の人物なので本人ではなく、弟子のモナが派遣される可能性もあります。

ニコ・リヤン「魔女N」

彼女は「絶対に迷わない道案内人」と呼ばれ、世界が稀に変動を起こすとき預言者のように人々に真相を暗示すると言われています。

これは「世界樹による世界改変」のことで、魔神任務間章第三幕で旅人の頭の中に話しかけてきた人物。

フォンテーヌ魔神任務では、滅亡の預言に対するアドバイスを送っています。

彼女が登場する可能性が高いのは預言に関わる魔女であることと、その正体が恐らく「天空の使者」の成れ果てだからです。

旅人の脳裏に直接話しかけてくるのは、口をきくことができないから。

また彼女の正体は関するヒントは、子オオカミとの会話にあります。

これはある「童話」のお話。

イノシシたちはを犯してしまい、罰として天秤に何かを捧げるように命令されます。

そのうち肉体を捧げたイノシシは本能的にお宝へと案内するウサギとなりましたが、すなわちこれは仙霊のことであり、イノシシとは天の使いであることが分かります。

この時ニコは声を捧げてしまったために、話せなくなったのです。

かつて天の使者であった彼女が「月」の物語に関わらないはずがないでしょう。

I・イヴァノヴナ・N「魔女J」

ナド・クライと直接の関係はないのですが、彼女はスネージナヤ出身の初代市長です。

全員召集された執行官の中には現市長「雄鶏」がいるため、何らかの言及があるかもしれません。

彼女自身は普通の人間であるため、とっくに故人となっていますが、Ver3.5の風花祭では彼女の継承者であるスカーレットが登場しました。

再登場はあるのでしょうか?

冒険者協会

テイワット各国に置かれている「冒険者協会」は、スネージナヤに本部があります。

同じスネージナヤであるナド・クライ、そして政府の干渉を受けない地は冒険者協会にとってうってつけの環境と言えます。

「重要人物」が何者なのかはヒントがなく全く不明ですが、個人的にはバイオニック人形キャサリンの「モデル」がくると予想しています。

ナシャタウン

ナシャタウンとはナド・クライの都市のひとつです。

ヴォイニッチ商会は「ナシャタウンの商人」の集いなので、恐らくここがナド・クライ最大にして中心地なのでしょう。

「ベヒーモス偵察記録」はここからきたヘルカの依頼でした。

彼は「詳細非公開組織」に所属している人物で、他の参加者にメイジーという病弱な少女がいます。

ナシャタウンの料理店「スペランザ」にはカーリャという元腕利き冒険者が働いており、怪我で冒険を続けられなくなったために料理人に転職したのでした。

なお、ナド・クライもスネージナヤであることに変わりはないため、過去には政府による大規模開発が行われたこともあります。

この影響により工業廃棄物が残り活気のある地になったのはそのお陰だそうですが、具体的にどの時代にあった出来事なのかは不明です。

五大罪人

「11の組織」には入っていませんでしたが、五大罪人はやはり関わってきそうな気がします。

一番の筆頭はやはり「月の狩人レリル」でしょう。

名前以外の情報は一切ありませんが、英語名での肩書は「Rächer(復讐者)」であるため、月の降臨を阻止する側に回りそうです。

それ以外にも「予言」に関わる「ヴェズルフェルニル」がいる他、そもそもカーンルイア自体が
「月」に関連
しています。

ついにダインが表舞台に立つ日がくるのでしょうか?

「新たな月」と月の像

以前にアップした動画「空月の歌完全解説」において、預言された新月の女神はパイモンではないかと考察したのですが、ナド・クライの月の像を見て別の可能性を見てしまいました。

この像の姿は、明らかにアンテナを意識しており、それは宇宙との受信を可能とするパラボラアンテナです。

人々が行う月への祈りとは、宇宙空間への「願い」の送信

「天空」が召喚に応じたことで「第四降臨者」である旅人が降臨したように、預言されている新月の女神とは「召喚」された宇宙人――第五降臨者なのかもしれません。

そういえば旅人の「降臨」も予言により察知されていましたね。

おわりに

最初にこの地の名が登場したときは、まさかここまで大規模な舞台になるとは、想像もしていませんでした。

様々な組織の思惑が絡みあい、これまでの伏線の集大成となるような物語が展開されるでしょう。

次回バージョンアップでは星海の秘密を知るスカークが実装されますし、本格的に「世界の真相」が
明らかになる日も近いと思います。

以上、ルト兄でした。

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