お代はラヴでけっこう

【崩スタ考察】Ver2.0ピノコニー編の伏線(ほぼ)完全解説

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今回は急激にややこしくなった開拓任務ピノコニー編について、各派閥の思惑などを一度整理し、今後の展開などを予想する記事になります。

凄まじいボリュームなので気を付けてください・・・。

*この考察は、2024年3月時点の情報を元にネタバレ個人の見解を含んでいます。今後の実装次第で公式と大きく異なる考察となる可能性がありますのでご了承ください。

目次

ピノコニー基本設定

ピノコニーの構造

現実のピノコニーに存在しているのはホテル・レバリーのみのようです。
星間路線図を見ると中心部に超巨大なホテルが建てられており、その周辺には何もないように見えます。

来訪者は全てこのホテル・レバリーでチェックインして、室内のドリームプールに浸ることで「夢の中にある真のピノコニー」に入ることができます。

本来は最初に行く場所は「夢境ホテル」だったのですが、現在は代わりに「思考の回廊」と呼ばれる長い通路を抜ける必要があります。

このことについてファミリーは「ホテルは修繕中」と誤魔化していますが、ブラックスワンによると今のピノコニーは異変により「真の夢境」に沈んでいる状態で、ファミリーはこれを外部に分からせないように誤魔化しているとのこと。

開拓者は、ブラックスワンの案内によりこの「真の夢境」に入ることができますが、中は既に「悪夢」に浸食されている状態です。

「開拓」星穹列車陣営

星穹列車の参加者は「開拓者・姫子・なのか・ヴェルト」です。

パム以外に最低一人は列車に残る必要があるため、丹恒は今回は留守番枠。

主人公たちの派閥である「開拓」のナナシビトがピノコニーに向かうことになったのは大きく分けて三つの目的があります。

一つは「開拓」の使命によるもの。

ナナシビトたちは銀河の旅人であり、世界と人々を繋ぐことを目的としています。

ピノコニーは元々はカンパニーの支配下にあった罪人を送り込み使役する監獄星でしたが、星核が降臨して荒廃の地となったためカンパニーはこの星を放棄。
その後、「調和」のファミリーが干渉して現在のピノコニーが誕生しました。

星穹列車には、まだピノコニーが監獄星だったころに訪れた記録しか残っていないため、新しくなったピノコニーを訪れて経験することそれ自体が目的になります。

もう一つは、パムからの依頼により、監獄星の時代にピノコニーで降車した3人のナナシビトの痕跡を探ることです。

ナナシビトの多様性を考えると、彼らの子孫や或いは本人すら残っている可能性もあります。

最後は、招待状に隠されたナナシビトの救援信号を確認することです。

ファミリーの招待状には、星穹列車の空間歪曲率をシークレットキーにした暗号が隠されており、それを解読したところ「時計屋の遺産」という言葉が含まれていたことが分かりました。

「時計屋」とは、「ピノコニーの父」と呼ばれる伝説的人物で、その正体は不明ながら彼が残した遺産は何琥珀紀にも渡り人々を魅了し続けていますが、未だにそれを手にした者はいません。

この暗号はそれを知っている人物であれば、誰であっても仕掛けられるため、何者かが仕掛けた罠の可能性もありますが、それも含めて調査することを目的としています。

伏線と考察

まずパムに頼まれた3人のナナシビトの痕跡に関する直接的な手掛かりは0でした。

ヴェルトが言っていた「大ピノコニー博物館」「覚醒図書館」「折り紙大学」はVer2.1実装範囲にも含まれていなかったため、次回以降へお預けです。

ただしこの3人のうちラグウォークに関しては、元々「開拓進行計」というアイテムの説明文に名前が登場していました。

ピノコニーのテーマが「時計」であることを考えると、物語のキーパーソンである「時計屋」や星穹列車の証を持っていたミーシャの祖父と関係が深そうです。

あるナナシビトの夢

ストーリー中、開拓者は夢境ショップのDr.エドワードから「開拓者の潜在意識に相応しい夢」として「世界最悪のナナシビトの憶泡」を薦められます。

夢の中身は、「アキヴィリ?」が列車内でめちゃくちゃなことをしてパムに怒られるという内容です。

怒られた「アキヴィリ?」が「僕は世界最悪のナナシビトだね」と反省すると、パムはもっと「ヤバイ」やつに「列車を真っ二つにしたあいつがおる」と憤慨して終わりますが、エドワードからはこの夢が真実か否かは保証しませんと念を押されます。

しかし、これを入手した後にパムのところに行くと、明らかに動揺するパムが見られます

また、「列車を真っ二つにしたヤバいナナシビト」とは「愉悦」の星神アッハのことであり、これはアキヴィリが存命だったころの出来事のため、この夢が本物のアキヴィリである可能性は高そうです。

「存護」スターピースカンパニー陣営

スターピースカンパニー組の参加者は戦略投資部のアベンチュリンとDr.レイシオです。

レイシオは名目上は「知恵」の博識学会所属ですが、博識学会は実質的にカンパニーの支配下にあり、そのため協力することになったのでしょう。

なお、開拓幕間「フューチャーズ・マーケット」でアベンチュリンはトパーズに協力を依頼しましたが、Ver2.0の時点では未登場です。

アベンチュリンの目的

アベンチュリンの「表向きの」目的は、ピノコニーをカンパニーの支配下に取り戻すことです。

ピノコニーは元々監獄星だと説明しましたが、この監獄を支配していたのがカンパニーであり、当時は囚人を奴隷のように使役し、憶質の回収を行わせていました。

しかし、この世界に突如として「星核」が出現しました。

星核が堕ちた星は、その強力な侵蝕能力により生態系の激変と裂界による汚染が発生し、普通の星であれば絶望に等しいものです。

このためカンパニーは一度ピノコニーを放棄しましたが、荒れ果てたこの星に調和の「ファミリー」が降臨し夢境を管理するようになると、ピノコニーは飛躍的な発展を遂げ銀河の有名な観光地となりました。

つまり、カンパニーからすれば一度手放したとはいえ、元々は自分の所有物だったのだから返せと言いたいのでしょう。

「開拓者のためのドリームガイド」より

これまで何度かカンパニーはピノコニーに干渉してきましたが、そのようなことファミリーが応じるはずはありません。

今回の調和セレモニーが銀河中に開かれたことから、これをきっかけにカンパニーはこの星を取り戻す足がかりを得たと言えます。
不良資産の清算を担当しているアベンチュリンが派遣されたのは間違いなくこの狙いがあるからです。

伏線と考察

アベンチュリンは特殊な目を持つ種族ツガンニヤ人です

花火曰く「生まれつきの詐欺師で泥棒で八方美人で腹黒」と言われるように、話術をベースにのし上がってきたタイプのようで、星穹列車以外にもガーデンのブラックスワンと協力関係を築いています。

彼の所属するカンパニーの戦略投資部は「ダイヤモンド」をトップに宝石の名前を冠した10人の幹部「十の石心」が控えています。

アベンチュリンは「砂金石」というコードネームですが、これは単に名前だけでなく、それぞれに与えられる「基石」自体に特別な力が秘められています

しかし、この「基石」は入国時にファミリーに没収されレイシオに呆れられました。


首に商品コードが刻まれており、元々は奴隷だったがその手腕を見込まれて、ダイヤモンドより抜擢されたようです。

彼がダイヤモンドを「恩人」と称しているのはそのためでしょう(本当に恩を感じているとは思えませんが・・・)

また、アベンチュリンはピノコニーの責任者であるサンデーと面会の約束をしていました。

花火曰く「手羽男(サンデーのこと)を自分の側に引き入れた」らしいのでこの会談により何か密約を結んだ可能性がありますが、ピノコニーの支配を維持したいファミリーピノコニーの支配を取り返したいカンパニーの要求が相容れるはずがありません。

可能性として考えられるのは、アベンチュリンはカンパニーとしての表向きの目的以外に、彼独自の目的があるのではないかということです。

花火によると、彼は過去に仮面の愚者の勧誘を受けているため、単にカンパニーの命令だけを粛々と聞くというのはやはり考えにくいかなと。

黄泉に関しては警戒しており、開拓者には信用しないように吹き込みます(正直全員が信用できないんだが・・・)。

Ver2.1予告放送の回想では、ファミリーに没収されたはずの「基石」を所持しており、これはカンパニーの「使令」であるダイヤモンドから預けられたものです。

この石の力でアベンチュリンは一時的に「使令化」して開拓者たちと対峙することになります。

この予告放送では、一瞬だけ幼いころのショタンチュリンらしき少年の姿も映っており、

また気になるのがストーリーの最後に明らかになった「ロビンの死」です。

このロビンの死は謎だらけで、なぜ彼女はここで死んだのか、一瞬で泡となったホタルと違いどうしてしばらくは原形を保っていたのか、そもそも誰が彼女を殺したのか全く不明のままです。

ただ言えることは、調和の賛歌を唄う予定だった彼女が死んでしまえば、1琥珀紀に1回という特大イベントである調和セレモニーが開催できないということです。

サンデーはロビンを溺愛している様子でしたから、彼との密談にこの「ロビンの死」というカードをうまく使ったのかもしれません。

「愉悦」仮面の愚者陣営

「仮面の愚者」陣営の参加者は花火とサンポです。

花火はイベント「エーテル戦線」の最後にサンポから「二度と関わりたくない女」と言われており、どれほどヤバい女かと蓋を開けてみたら、とにかく煽って煽って煽りまくるガチでヤバい女でした。

愉悦の信者の目的は「楽しむ」ことです。

仮面の愚者は「愉悦」の星神アッハに追従する派閥で、その名の通り「笑って楽しむ」を目指すシンプルな教えですが、この「楽しむ」というのは敵にも味方にもなり得る厄介な立ち位置です。
ヤリーロ編のサンポは何だかんだで味方側でしたが、花火に関してはまだ不明瞭な点が多いです。

ブラックスワンによると花火には雇い主がいるため、基本的には雇い主の意向に沿う行動をしているはずですが、サンデーやブラックスワンにも仲良くしようと持ちかけているため、場をかき回すためならなんでもするスタンス。

アベンチュリンにも「私は賢いのでギャンブルはしない」と表明しており、あくまでもトリックスターという立ち位置で、「ピノコニー」という演目を楽しむつもりなのでしょう。

花火の雇い主は誰か?

彼女がピノコニーにきたのは楽しむため・・・ですが、それとは別に彼女には雇い主がいるということです。

まず、彼女を雇った人物は「時計屋」本人かその関連人物でしょう。

ストーリー終盤で花火はロビンに化けてサンデーと会話しますが、その時に「時計屋から招待されたゲスト」の話をします。

少なくとも表向きに彼らを招待したのはファミリーなのに、何故花火はこのことを知っていたんでしょうか?

また、今回のストーリーの発端は何者かが銀河中の各派閥にピノコニーへの招待状を送ったことですが、この招待状そのものを送ったのは恐らく花火です。

宴には、「壊滅」のアナイアレイトギャングまで招待するなど、招待者のオツムが心配されていましたが、黒幕が彼女に「ピノコニーを引っ掻き回すこと」を指示して、花火が招待客を選択したとすれば腑に落ちます。

なお、黒幕が何者なのか?というのはまた後述します。

サンポとの関係

最初に開拓者とホタルがデートした時に登場したサンポは花火が化けた偽者でした。
彼女は三月なのかの姿を見たことがなかったので、開拓者と一緒にいる女性=なのかという誤解をしており、ホタルを対して「三月さん」と呼びかけてるなど、よく観察すれば偽物だと分かるようになっています。

開拓任務では偽サンポしか登場しませんが、同行任務では真サンポも登場し、花火の依頼によりブラックスワンを罠に嵌る「遊び」に協力。

その報酬として「パブ」にあるサンポの「仮面」が隠された場所の鍵を渡します。

そういえば花火もジョヴァンニも仮面を身に付けていますが、サンポは持っていません。

サンポが仮面を取り戻したいのは、近いうちにヤリーロ-VIに災いが訪れるからではないかと花火は予想してます。
(また苦悩するブローニャちゃんの姿が・・・)

ということは、「仮面」自体に何か特別な力が込められているのでしょう。星5サンポの伏線でしょうか?

「巡狩」巡海レンジャー陣営

「巡狩」陣営の参加者は黄泉一人です。

開拓者と彼女が初めての出会うのは、「原始の夢境」と呼ばれる夢の世界です。

星穹列車がピノコニーへ「跳躍」をする瞬間に開拓者は何故か突然夢境で目覚めることになるのですが、その時目の前にいた人物が黄泉となります。

黄泉はこの不思議な夢境空間を完全に把握しており、重力の反転や憶質などに驚くこともなく開拓者を的確に出口まで案内します。

そして、迷宮を抜けた先で黄泉は開拓者に問いかけを行ってきますが、彼女は答えに対して「赤文字」の返答で返してくるという不穏な印象を与えてきます。

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彼女がピノコニーを訪れた理由も目的も今のところ全くの謎です。

黄金の刻内で、彼女はミーシャと一緒にチンピラ軍団に囲まれ、開拓者のクロックトリックにより助けられますが、この少し前に彼女はブラックスワンと接触しています。

その後、開拓者とブラックスワンが夢境を探索中、本来であれば入れないはずのこの場所におり、同行することになりますが、この同行を拒否しても不思議な力が作用して強制的に承諾させられることになります。

探索の最後では待ち受けていたサムと激戦を繰り広げますが、その最中に開拓者はブラックスワンから強制的に離脱させられます。

着いた先にいたアベンチュリン曰く、彼女が巡海レンジャーだというのは嘘であり、実際は「死と終焉を司る星神の使令」でブラックスワンは危険人物である黄泉から君を守っただけだと告げられます。

伏線と考察

黄泉自身に関してですが、彼女は「虚無」の使令だと推測されています。

遺物-死水に潜る先駆者では、黄泉と思わしき「長い刀を身に着けた女性」がフリバスというナナシビトと共に「虚無」の深部に関わるストーリーが語られます。

そして、この「死水の花」が黄泉のキャラカード内に描かれているため、彼女が「虚無」の星神「IX」に関わったことは間違いないでしょう。

PV「White Night」では涙を流す黄泉の背後にブラックホールらしき光が映っていますが、ブラックホールは「虚無」の象徴です。

また、彼女はよく物事を忘れてしまうと言っていますが、これは「虚無」に触れた「自滅者」と呼ばれる人々の特徴です。

宇宙の蝗害でも「虚無の影」に触れ自滅者となり「記憶が3日しか持たない人物」という黄泉に似た境遇の人物が登場しています。

このことから、彼女は深淵(虚無)を見てしまい、深淵(虚無)に見つめられ強制的に虚無の使令にさせられた存在である可能性が高そうです。

しかし、虚無に魅入られた「自滅者」はやがてその存在ごと消えてしまう「運命」にありますが、中にはその無に対する誘惑を退けて虚無に立ち向かう者もおり、彼らは「混沌医師」と呼ばれます。

サンデーはピノコニーにいつからか「精神的な死」が舞い降りたと説明しますが、この「死へ向かうのは何物(something unto death)」とは「死に至る病(Sickness unto Deathのオマージュ・・・すなわち「死に至る病とは絶望である」の具現化であり、「虚無」の生んだ怪物でしょう。 

つまり、黄泉の目的はピノコニーに蔓延している「虚無」の影響を消すことだと考えられます。

さて、黄金の刻内で開拓者が黄泉と再会した時、彼女はブラックスワンと接触したと説明します。

ゲーム内では割愛されましたが、その内容は、ショートアニメ「永劫の輪舞」内で公開されました。

これによると彼女は元々は「出雲」という星の出身者だったようです。

出雲星は、その頭上に天上の世界「高天原」を見上げる惑星でしたが、ある日突然その高天原から「八百万の神々」という破壊の凶獣が出雲に降ってきました。

神の名を持つ凶獣は空を傾け、海川を燃やし、大地を崩壊させ、出雲は世界滅亡の危機に瀕してします。

そこで「神狩」の道を歩むことにした出雲の人々は厄災の一柱「都牟刈神」を討伐し、その死体を素材として神を斬れる「詔刀」という武器を作り、それによって高天原の凶神に対抗する力を得ました。

これ以降「出雲」は長征をはじめ、無数の犠牲と引き換えに神々を倒し、詔刀の力を借りて国を発展させ、かつては手の届かなかった高天神国も目の前に届くほどになりました。

しかし、そこでまた突如としてこの二つの惑星は一夜にして灰となり跡形もなく消えてしまったのです。

この「消滅」がなぜ起きたのか真相は誰も知りませんが、説の一つの中に漆黒の太陽——虚無の星神「IX」が関わっているというものがあります。

気になるのは「神狩」という名の道ですね。
現在の黄泉は「虚無」に属するが、その記憶の中に潜む「本当の黄泉」は「巡狩」の派閥に属していた可能性が高そうです。

さて、彼女の「記憶」に触れたブラックスワンは彼女が冥火大公たちを始末したことを知ります。

この時、ブラックスワンは黄泉の「記憶」についてさらに深入りしようとしたところ、黄泉の中にある「虚無」を見つめてしまいました。

「記憶」は世界に価値があると認め、それを保存することを目的としていますが、「虚無」はその逆で世界には価値がないとする相反した概念です。

「あなたが深淵を見つめた時、深淵もまたあなたを見つめているのだ」——彼女が「獲物」として捕食者に追われ続けたのは、彼女は「記憶」だけのミームな存在である彼女にとって、その「記憶」を消滅させる「虚無」は天敵だからです。

ちなみにアベンチュリンがアナイアレイトギャングを始末した犯人を知っていたのは、協力関係にあったブラックスワンから教えられたからだったようです。

PV「旧夢の追憶」では、ピノコニー内で爆発が起き、その後やじ馬が殺到する中に一人だけ反対方向に立ち去る黄泉の姿があるため、恐らくこの時に瞬殺されてしまった。

豪華なPVで4人の部下をお披露目していましたが、残念ながら彼らもまとめて処分されてしまったものと思われます。

疑問点

PVではこれは「黄金の刻」内で起きているため、既にチェックイン後の出来事になる。つまりタイミング的に「奪ってからチェックイン」が成り立たない。
また丹恒の名前で予約をしていたのを後から部屋をそのままで開拓者に変更するというのもできなかったのに、単に招待状を奪えただけで入れるのかという疑問点が残るが・・・?

なお、ブラックスワンとのダンス中、漏れ出る黄泉の記憶が床に軌跡を描いていましたが、この中に黄泉と並び歩く、三度傘を被った人物の姿があるのが気になります。

「雷電顔」と関りが深い三度傘を被ったやつ・・・一体何者なんだ・・・

まあでも履いている靴が死水の遺物に似ているので、普通にフリバスちゃんかも。

あと「白髪鬼」もありそう。

「記憶」ガーデン・オブ・リコレクション陣営

「記憶」陣営の参加者はブラックスワンです。彼女曰く、他にも多くのメモキーパーが参加しているそうですが、どのような活動をしているかは不明。

ブラックスワンの目的は「貴重な記憶を集めること」であり、またその記憶に「一番最初に触れること」を至上の喜びとしているため、ピノコニー参加者でもっとも重要と目されている開拓者及び星穹列車に肩入れをしています。

ゲーム内初登場では、夢境に彷徨いこんだ開拓者とホタルを助け、その見返りとして星穹列車に再び夢境へと同行することを要求します。

実はアベンチュリンと手を組んでおり、夢境へ誘ったのは彼と開拓者を引き合わせるためでした。

彼女曰く、「アベンチュリンは商売人だから嘘はつかない」と言っていますが果たして・・・。

また黄泉については「彼女は全てを隠している」と言って警戒するように申し向けます。

「???」星核ハンター陣営

星核ハンター陣営はサムと銀狼ですが、同時にホタルもこの項目で扱います。

最初の夢境内では、銀狼とサムが星穹列車を計画に巻き込む算段を話し合っています。

ストーリーを進めていくと、ヴェルトがピノコニーには密航者が潜んでおり、それが星核ハンターのサムだということを突き止めます。

サムは滅亡した星であるグラモス鉄騎兵団の出身遺伝子改造戦士であり、行動は果断で妥協の余地がない危険人物として知られています。

その後、銀狼から「ファミリーの秘密」が隠された場所へ行くためのコードが提供され、開拓者はその誘いに乗りブラックスワンと共に夢境に訪れることになりました。

その後は・・・。

考察と伏線

サムとホタルの関係性については別記事で解説しています。

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星核ハンターが、星穹列車に干渉してきたのはこれで3度目です。

一つ目は、宇宙ステーションヘルタで奪った星核を開拓者に埋め込んで星穹列車に拾わせたこと。

もう一つは、本来行く予定のなかった仙舟「羅浮」に行くように誘導しましたが、それは「星穹列車に仙舟へ恩を売らせて未来で戦う「壊滅」のナヌーク戦に協力させるため」でした。

そのため、今回も星穹列車のメンバーにピノコニーの問題を解決させることが目的なのでしょう。

しかし、同時にメンバーは独自の目的があり、その契約としてエリオに従っています。

サム≒ホタルが正しければ、彼≒彼女の目的は生き続けることでしょう。

夢の世界のホタルは散りましたが、その死に際には疑問点が多いため、最終的に「全てエリオの予見通り」とか言われてしまいそうです。

またパム新聞で虚無の「自滅者」の情報が公開されました。

「自滅者」は偶然にも虚無に触れてしまったために、自身の存在が徐々に消滅していく状態に陥ります。

この症状はどことなくホタルのロストエントロピー症候群に似ています。

先ほど黄泉は虚無の消滅を誓う「混沌医師」の派閥ではないかと考察しましたが、ホタルの「病」を癒すために黄泉が大きなキーパーソンになる気がします。

時計屋陣営??

ファミリーの内部員ですが、独特の雰囲気を持っているのがミーシャです。

彼は祖父が元ナナシビトで、祖父が再び旅立つことが決まった際に星穹列車の証を渡されましたが、約束の時期が過ぎても戻らないことに気を揉んでいます。

ホテル・レバリーの清掃と接客を担当しており、開拓者にピノコニーについてのガイドをしてくれます。

また、彼は純真な子どもにしか見えないというクロックボーイを見ることができ、クロックボーイもミーシャを大切にしています。

伏線と考察

ミーシャは既に死んでいる星核の力により意識だけが彷徨っている状態ではないか?

少なくとも、ミーシャは開拓者以外の人々に認知されていません。

ホテル・レバリーにチェックイン時、ミーシャは開拓者を出迎えますが、話の途中で三月なのかがミーシャのことに一切気にかけることなく遮ってきます。

また、ホタルとデート中、クロックボーイが助けを求めてきますが、開拓者は黄泉とミーシャの二人を知っていたため「どうして知り合いだらけ」なんだ?と呟きますが、ホタルは「だらけ」という複数形の表現に違和感を覚えます。
彼女には黄泉の姿しか見えていないからでしょう。

問題が解決した後に、クロックボーイという見えない存在の話になりますが、黄泉は感覚で「何か」がいることを察知して「あなたの傍に何か実体のないものがいることが分かる」とミーシャの方を向いてクロックボーイを察知しているように会話しますが、これはミスリードであり、「あなた(開拓者)の傍に何か実体のないもの(ミーシャ)がいることが分かる」という意味でしょう。

しかし、ミーシャが誰にも見えていないのにクロックボーイが「ミーシャが危険」と言っているのは不思議です。
実際、チンピラが向き合っているのは黄泉の方だけなので。

恐らく、クロックボーイにとって本当の危険人物は黄泉の方であり、彼女とチンピラが戦えばその影響の余波でミーシャが巻き込まれる可能性を懸念したのではないでしょうか?

なぜ、開拓者だけにミーシャが見えるのか?

開拓者が他の人より特別である理由は「星核」の存在です。

そして、星核同士はお互いに共鳴する力を持っています。

過去に星穹列車からナナシビトがピノコニーに降りたのは数千年前の話です。

当然、そのナナシビトの孫であるミーシャもまた相当昔の時代の人間のはずであり、本来は生きているはずがありません。

ミーシャがどのようにして星核を手に入れたかは不明ですが、彼は「稚児の夢」の主であり「時計屋」の後継者ではないかと疑いがあります。

時計屋の後継者とはすなわちピノコニーの真の主であり、「本当の夢境」の奥にある「稚児の夢」がミーシャに見ている夢(彼の声が響いてくる)だったり、彼の瞳孔が鍵穴でありピノコニー内の扉の形と同じなのも頷けます。

「時計屋の遺産」が星核であるならば、彼がそれを手にしていてもおかしくはなく、その力の影響により誰にも見えずにピノコニー内を夢見て彷徨っているのではないでしょうか。

「調和」ファミリー陣営

ピノコニーはファミリー5大クランによって統治されており、特に指導者として運営を行っているのがオーク家であり、サンデーがその実質的支配人となっています。

また、その妹であるロビンは銀河の歌姫として、銀河中を撒け巡っていますが、今回の調和セレモニーに合わせて帰ってきました。

ピノコニー代表としてにこやかに来賓を案内してもてなしますが、実は現在のピノコニーは内部で「夢」が崩壊しかけており、内心では焦っている節があります。

実はピノコニーの「本当の夢境」は夢らしく混沌とした場所で、外来者に公開している場所は「作られた偽りの夢の街」です。

しかし、ここ最近「本当の夢境」に異変が起き、夢境ホテルは閉鎖されてしまいました。

誰がこの異変を引き起こしたのかは不明ですが、ヴェルトはこの異変と各派閥に送られたファミリーの招待状は無関係ではないと推測しています。

元々調和セレモニーは内部で行う限定的な催しであり、非公開の祭りが外部に公開されることが異常だと。

つまり、招待状は異変を起こしたものがより異変を促進させるためか、あるいはファミリーが密かに外部に助けを求めるかの二つの可能性があるが、ファミリーの態度や現状を見る限り、「黒幕」が送った可能性が高そうです。

どこまで本当のことを言っているかは分かりませんが、花火を雇ったのは「時計屋」の可能性が高く、サンデーも裏で暗躍しているのは「時計屋」と考えています。

ロビンの正体について

ロビンは銀河の歌姫と称される人気歌手ですが、ヴェルトは最初に出会ったとき声に違和感を感じています。

実際にロビンの声を聞いてみると、何やらブレを感じますね。
星空の寓話集でブラックスワンがシペについて語るときだけ、まるで神と調和したかのように和声を奏でています。

恐らく、この時のロビンは調和の使令が降臨した調和衆合状態であるため、このような声になっているのでしょう。

実際、ストーリーの最後でロビンに化けた花火の声ブレのない普通の声です。

バッドエンドについて

開拓クエストの終盤では、アベンチュリンと手を組むかどうかの選択を迫られます。

一見すると、ほとんど強制進行であり選択の余地がないように思えますが、反対側の出口に向かうと外に出る選択肢が登場し、実際に誘いを断ることが可能です。

しかし、そうすると自動で話が展開してなんとスタッフロール行き・・・バッドエンドが確定してしまいます。

さて、このスタッフロールをよく見ると登場人物のほとんどが「???」になっていることが分かります。

スターレイルバッドエンドはこれで2回目の演出であり、一つ目は宇宙ステーションヘルタで星穹列車に乗らない選択肢を選ぶと、バッドエンドを迎えてしまいます。

この時、登場人物の名前のところが

○○役 △△

となっているのが分かりますね。

バッドエンドでは「役者が劇を演じている」という設定で、「役名 本名」という順番で記載されています。

例えば、「丹恒」は丹恒が本名なので

「丹恒役 丹恒」

となりますが、ヴェルトの場合は

「ヴェルト・ヨウ役 ヨアヒム・ノキアンビルタネン」

となっています。

これは、「ヴェルト」という名前は本名ではなく初代からから受け継いだ称号名で「ヨアヒム〜」が彼の本名だからです。

そして本名が不明のなのかは

「三月なのか役 ???」

となっています。

同じようにピノコニー編バッドエンドでは

ミーシャ役 ???
ギャラガー役 ???

となっており(ゲーム内では「???役 ミーシャ」などとなっていますが、これは誤訳です)、コードネームであるアベンチュリンやブラックスワンが本名ではないのは当たり前の話ですが、一見してピノコニーの住民であるミーシャやギャラガーも本名ではないのが気にかかります。

クロックボーイ陣営

ピノコニーで大人気アニメとなっているクロックボーイは公式Youtubeでも何度か実際にアニメが放送されています。

基本的な内容は、架空の町「ドリームタウン」を舞台にクロックボーイとその仲間たちが日常を送るコメディ作品です。

悪役として貪欲なワニのボス・ストーンが登場しますが、このワニは設定からしてスターピースカンパニーがモチーフでしょう。

伏線と考察

朗らかな雰囲気のアニメですが、この作品はピノコニー現体制の反逆者が関わっている可能性が高そうです。

この作品のアニメ監督は3人おり、それぞれ「ミハイル」「ハヌヌ」「ルーシー」という名前が登場します。

ミハイルとは、開拓者が「稚児の夢」に落とされたときに見かける不気味な壁文字に登場する名前です。

ミハイルという人物はゲーム中に登場しないため謎のままですが、今のところ可能性が高そうなのはミーシャの祖父であるナナシビトではないかというもの。

稚児の夢内ではミーシャの声とともに壁文字が浮かぶため、この場所は本物のミーシャが見ている夢だと推測されますが、実はここで「ミハイル」と呼ばれている部分ははロシア語版と韓国語版で一部が「おじいちゃん」になっています。

ハヌヌとは、ミニゲーム「ブラザーハヌ」で開拓者が変身する小人のモデルとなった人物でしょう。

このブラザーハヌは書籍「ちびっ子ハヌの大冒険」の主人公ですが、この書物には当局の監視リストに入っていて、書物の中に暗号(斜体)が仕込まれています

ファミリー五大クランの闇

これは本編に絡むかは不明ですが、ファミリーを統治している五大クランは、元々は七大クランでした。

星核の発生によりピノコニーはカンパニーの支配を外れましたが、それは星核に影響された世界はまともに人が住むことなどできないからです。

取り残された人々は身を寄せ合い、七大クランが結成されました。

それぞれ、オーク家(樹)、ルーサン家(草)、カタリス家(鳥)、ハウンド家(犬)、アイリス家(花)、そして今はもう消えてしまった「果実の家」と「蝶の家」です。

しかし、限られた資源と虚数エネルギーの乱れにより外に逃げることもない現状で人々は追い詰められていきます。

そのうち限界がきたオーク家とルーサン家は、「果実の家」を陥れてその財産を奪います。
こうして6大クランが残りました。

それも所詮は一時しのぎ。ますます厳しくなる環境に、人々はボロボロになっていき、最早まともに動くこともできない有様です。

一か八か「蝶の家」が外に活路を求めようとピノコニーを飛び出しますが、「大きな虫(スウォーム?)」に出くわし、食べられてしまいます。
こうして残りは5大クランになりました。

最早限界に達し、死を待つばかりの人々に突然空から天使=調和のファミリーが降臨しました。
5大クランはファミリーの救済により救われ、これまでとは比べ物にならない生活を送るようになりました。
むしろ、これまでのことは夢に過ぎなかったのだと全てを忘れることにしたのです。

考察と伏線

無くなってしまった二つの家のうち「蝶の家」は恐らくミーシャの祖父ミハイルではないか?

ミハイルは閉鎖されたピノコニーから外部へ助けを求めるために、決死の覚悟を決め、孫に星穹列車の証を渡すと「必ず帰るから」と約束して脱出した・・・が「繁殖」のスウォームの群れと激突し敗北。

約束を守られないまま、ずっとミーシャが帰りを待っている・・・のではないかなと思っています。

結局黒幕って誰なの?

花火とのやり取りからして、サンデー・アベンチュリン・ブラックスワンの可能性は低く、今のところ個人的にありそうだと思っているのはレイシオかギャラガーです。

ギャラガーの光円錐では、「約束」や「もし死者が生きて戻ったら」という話が出てきます。

ちびっ子ハヌの書籍には「本来ないはずの文章」が仕込まれており、それは斜体で書かれていますが、それを抜粋すると「『□□□』はピノコニーを守るために生きて帰れることが望み薄の賭けにでた」ということが分かります。

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これがギャラガーではないか?

本当の「時計屋」とは、ピノコニーを混乱から救った「ミハイル」「ハヌヌ」「ルーシー」の総称で、これはアキヴィリ(推測)からミハイルに送られた時計が由来になっているのではないか?

あとギャラガー光円錐の背後にも「時計」が置かれています。

現在のピノコニーは本来の夢境は隠蔽されファミリーが作った偽りの夢が幅を聞かせています。

長い年月を経てピノコニーに戻った□□□は自分たち(時計屋)が守った夢は隠され、「時計屋は今のピノコニーを作った」と歴史を捏造されました。

これが「名を奪われた」の意味。

ギャラガーの登場するシーンはとても少なく、ホタルが密航者と「間違われ」て揉めたところを見逃して終わったが、実際に密航者なのでものすごく間抜けに見えます。

しかし、この後すぐに「何者かに雇われた」花火が追跡して開拓者たちを夢境に落としたので、この見逃しは彼が今後の計画のために意図的に行ったのではないか?

警護の責任者という割にギャラガーのことを知っている人がとても少ないのも気にかかるところです。

目的はファミリーの隠蔽を明らかにして、「あの頃のピノコニー」を取り戻すこと

ちなみにバッドエンドによるとギャラガーは本名ではありません。

次にレイシオについて

ストーリーの最後では、サンデーは黒幕に対して目処をつけていますが、それによると黒幕は「神を敬わない」「異邦人」であり「凡人」です。

特に凡人という単語が気にかかります。(凡人のから騒ぎ)

レイシオには動機がある。

彼は「真理の医者」として凡人の「目を覚まさせる」ことを目標としています。

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今のピノコニーで人々は終わらない時の中で享楽に耽り続けており、これはまさにレイシオからすれば「治療」の対象でしょう。

また、アベンチュリンと花火のやり取りで気に掛かったのが、ストーリー中でアベンチュリンは花火を仲間に入れようとしますが、花火は「カンパニーのわんこと友達になる気はない」と言った断りました。
それに対して、アベンチュリンは「へえ、 本当かな?君はカンパニーの人間とお友達になったことがないのかい?」と返しています。

現時点で登場しているカンパニーの人間は他にレイシオしかいないので、アベンチュリンはレイシオと花火がこっそり手を組んでいたのを知っていたからこのような回答になったのではないか?

花火からすれば、レイシオのやっていることはピノコニーに大混乱を巻き起こすことなので協力する価値がある。 開拓幕間で分かる通り、レイシオはすげーやばいことでも「治療」のためなら平然と行う

或いは二人がお互いの目的のために協力している可能性もある(英語版でサンデーは「黒幕」のことをはthey(彼ら)と複数形で呼んでいる

ギャラガー(ハヌヌ)が黒幕であれば、時計屋の遺産=星核のことを知っており、それを利用して今の異変を起こすことはできるが、レイシオが黒幕の場合彼単体で現在の騒ぎを起こすのは流石に厳しいかもしれない。

そもそも「時計屋」とは?

時計屋とは「ピノコニーの父」と呼ばれる伝説的な人物で、ピノコニードリームの象徴として誰もが知っています。

しかし、誰もが知っているにも関わらず、時計屋の正体については一切知られていません。

招待客は招待状に隠された「時計屋の遺産」を目当てに訪れていますが、そもそもその「時計屋の遺産」が何なのかすら分かっていないため、それに対する態度もまちまちです。

さて、招待客へはヒントとして時計屋に謁見するには「夢では不可能な事」を見届ける必要があるとされています。

そして、花火の同行任務内では「夢の世界では『調和』の加護により人は死なない」というルールが存在すると説明されます。

つまり時計屋に会う方法とは「夢の中での死ぬ」ことを見届けることではないか?

最初に夢の世界に入った時、開拓者が高いところからヤムチャしたのはネタ的に見せかけた伏線で、通常の手段では夢で死ぬことが不可能であることを示しているのではないか?

しかし、現在のピノコニーは夢が崩壊して「悪夢」が顔を出し、その中で「死へ向かうのは何物」が出現しました。

この怪物に殺された人間は「精神的な死」を迎えてしまいますが、逆説的に言うと、これによって「不可能を可能にする」ことができ遊王になったとも言えます。

まとめ

改めて見ると、凄まじいボリュームになってしまいました・・・。

2.1更新まで残り1週間もないということでもう少し早く投稿したかったのですが、全然無理でしたヽ(^o^)丿

当初は動画化も考えていたんですが、時間的に無理ですねこれは・・・。
その辺は2.1更新以降頑張りますということで。

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